皇居で「ご神体」移動 宮中三殿の耐震工事で
皇室祭祀(さいし)の舞台となる皇居の宮中三殿を、宮内庁が耐震改修することになり、三殿のご神体を皇居内の仮殿に移す「奉遷(ほうせん)の儀」が29日午前、行われた。工事が終了する来年3月以降、できるだけ早い時期にご神体を戻す同様の儀式をする。
ご神体の移動は「御動座(ごどうざ)」と呼ばれ、耐震劣化調査が実施された2004年以来。三殿での日常の祭祀は仮殿で行う。
儀式では、三殿にまつられる計5つのご神体が、みこしに似た「御羽車(おはぐるま)」2台と、かごに似た「御辛櫃(おからひつ)」3台に乗せられ、1列になって出発。神楽歌が奏でられる中、白装束に身を包んだ祭祀を行う掌典(しょうてん)職の人に先導され、仮殿まで十分余りでゆっくりと移動し、宮内庁長官や侍従長らも続いた。
天皇、皇后両陛下は参列せず、御所の庭でご神体の方角に向かって拝礼されたという。
(共同通信) - 5月29日11時17分更新
皇室祭祀(さいし)の舞台となる皇居の宮中三殿を、宮内庁が耐震改修することになり、三殿のご神体を皇居内の仮殿に移す「奉遷(ほうせん)の儀」が29日午前、行われた。工事が終了する来年3月以降、できるだけ早い時期にご神体を戻す同様の儀式をする。
ご神体の移動は「御動座(ごどうざ)」と呼ばれ、耐震劣化調査が実施された2004年以来。三殿での日常の祭祀は仮殿で行う。
儀式では、三殿にまつられる計5つのご神体が、みこしに似た「御羽車(おはぐるま)」2台と、かごに似た「御辛櫃(おからひつ)」3台に乗せられ、1列になって出発。神楽歌が奏でられる中、白装束に身を包んだ祭祀を行う掌典(しょうてん)職の人に先導され、仮殿まで十分余りでゆっくりと移動し、宮内庁長官や侍従長らも続いた。
天皇、皇后両陛下は参列せず、御所の庭でご神体の方角に向かって拝礼されたという。
(共同通信) - 5月29日11時17分更新