大和の三輪山の大神(おおみわ)神社にも三ッ鳥居がある。
天照御霊神社はだいたい地祇系で、実は祭神ニギハヤヒノミコトが同じと考えられる。司祭氏族は出雲の鴨氏であった。また、物部、尾張、海部、度会、三輪、多治比氏はすべて、ニギハヤヒから出ている氏族である。賀茂氏(かもうじ)は大神(おおみわ)神社の司祭一族の末裔にあたる。いずれも出雲系の古社と擬せられる。三角の鳥居が秦氏の一族が造ったのであれば、(西暦606年)この神社は秦氏が物部氏(リンク:神奈備へようこそ>物部氏)への鎮魂神社として造営したと考えられる。しかし、もっと古くからなんらかの古社の継承であるとすれば、物部氏、もしくは賀茂氏(かもうじ)が勧請した小祠がこの地に移されたと推察される。これら物部氏(もののべ)の祖は水蛇神を奉ずる王朝であった。