368からすの数霊 - ヘブライの奥義と蘇民将来
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ヘブライの奥義と“蘇民将来”
 日本にはいたるところに、カッバーラによる国仕掛けがしてあります。
その国仕掛けは、太古から大和朝廷に仕えた陰陽集団である鴨氏の子孫「八咫烏」が、天照大神のご神託により行ったものであり、当然この国の民に対しても千数百年をかけて同じ仕掛けが行なわれてきたのです。
 へブライの奥義であるカッバーラとは“授けられたもの”という意味で、絶対神より預言者に一方的に授けられたものです。その古代ヘブライの預言者が、口頭伝承で語りついだヘブライ奥義の秘中の秘こそ『生命の樹』なのです!
 カッバーラは本来は預言者しか理解できないようになっており、もしそうでない者がカッバーラの奥義に触れた場合…それをまったく理解できないか、打たれて落ちる(精神のバランスを失いケリポト「闇」に落ちる)かのどちらかになるといわれているのです!だからこそ、むやみにカッバーラにふれることは非常に恐ろしいことなのです!

陰陽道による「国仕掛け」の仕組みとは、大は小の中に小は大の中に隠し両者は表裏一体一対となり霞の中に消え去ること!とされており、その意味は、誰も気にしない些細な事に大きな奥義を隠し大きな仕掛けに些細な事を隠すというこ
とで表裏一体一対となっており、ややこしいところが正に霞の中にあるということなのでしょう。
 人間は前世で霊の天使だった頃、大天使ミカエルとともに悪魔の軍と戦ったので、地上では肉体を得て『生命の樹』を上昇し神に近づく道程を歩むことになりました。それが宇宙の真理であり悟りを示すカッバーラの真髄なのです!
 「生命の樹」の基本構造は、真中が高い3本柱がありそして10個のセフィラ(球体)と22本のパス(小径)からなっていることです。3柱とは左右3区分を示し3段階とは上部・中部・下部にできる三角形のことで、この両方で3×3の宇宙観を示しています。
 左右3柱の3区分は中央に「均衡の柱」、右に「慈悲の柱」、左に「峻厳の柱」とあり、これは絶対3神を現しており、御父「エロヒム」、御子「イエス・キリスト=ヤハウエ」、聖霊「ルーハ」に対応しています。3段階は最上部の三角形から順に「至高世界」「中高世界」「下層世界」と呼ばれ、新約聖書では「太陽の輝き」「月の輝き」「星の輝き」として記されています。(『新約聖書』「コリントの信徒への手紙」第15章41章)
 
 この3×3のカッバーラ構造は、有名なところでは国会議事堂で、「正門玄関棟」「参議院棟」「衆議院棟」の真中の高い三柱構造と各階三階の三段階構造であり、最頂部はキャップ・ストーンで「至高の三角形」の象徴となっています。また東京駅も「中央口棟」「南口棟」「北口棟」の三柱構造と各階三階の三段階構造となっており、正面の門は天皇陛下だけの専用口なので普段は締め切られていて、一般人は出入りすることは出来ません。
 これは未確認ですが、東京タワーもそうではないかと思われるのです。「電波塔から続く中央エレベーターのライン」と「右の枠梁」と「左の枠梁」の三柱と、「最高部展望台」「中央展望台」「エレベータホール」からの三段階ではないでしょうか…。東京タワーは昭和33年に建造され、その高さが333メートルに造られたのも、 3×3のカッバーラ構造であるといえるでしょう。
 
これらの日本を代表する建造物に、これらの仕掛けがしてあるということは、陰陽集団である鴨氏の子孫「八咫烏」の力が相当に強大であることが伺われます。

つぎに、10個のセフィラ(球体)は、モーセの十戒にも対応しています。各層(世界)のレベルの違いがおわかりでしょう。

至高世界
1 ケテル(王冠)  わたしをおいてほかに神があってはならない
2 コクマー(知恵)あなたはいかなる像も造ってはならない
3 ビナー(理解)あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
 ダアト(知識)  (隠されたセフィラ)

中高世界
4   ケセド(慈悲)  安息日を心に留めこれを聖別せよ
5   ゲブラー(峻厳)  あなたの父母を敬え
6   ティファレト(美)  殺してはならない

下層世界
7   ネツァク(永遠)  姦淫してはならない
8   ホド(威厳)  盗んではならない
9   イエソド(基礎)  隣人に対して偽証してはならない

滅びの世界
10   マルクト(王国)  隣人の家を欲してはならない

絶対神は、「生命の樹」の最上位の住人「エリュオニム」で、神の意志(霊性)を電撃のように下降させる。その電撃を「雷の閃光(カヴ)」といいます。
ジグザグのパスは「カヴ」の通り道で、これが10のマルクトに至ったとき、人は「生命の樹」上昇の道を歩むことになります。つまり、生まれたままの人間はマルクトの状態にあるので、人間的に成長するということは、「生命の樹」のパスを上昇し、セフィロトを一つ一つ経ていくということなのです。

ここでは、「生命の樹」については、その基本部分だけにしておきましょう。

 さて、皆さんは熨斗袋というものをご存知かと思います。熨斗袋の右上にある熨斗は伊勢神宮の護符でもあり、古くから魔除けとして使われてきましたが、その中には蘇民将来が必ず記されています。これには伝説があり、“神に宿を貸した貧しい兄は栄えたが貸さなかった金持ちの男は没落した”という話です。しかし、蘇民将来の漢字の意味を解くと「未来においてこの民は再び目覚め蘇る…となるのです。(全く同感です。)
 私は死ぬ前に一度伊勢神宮を見ておきたいと思い、2000年の夏に船で伊良湖から登志島に渡り、一泊して伊勢湾の鳥羽から伊勢神宮へと旅の行程を進めたときのことです。宿泊した登志島の道をホテルに向かい歩いていると、道の傍らに墓地があり中に1つ他とは様子の異なる墓石があったのです。それはタントラの原理からなるもので、形としては下から四角形(直方形)・円形(球)・三角形(四角錘)・半円形(半球)・宝珠形(宝珠球)よりなり、地・水・火・風・空の5大元素から積み上げられた世界観に基ずくものなのです。また、タントラとは天地の真理を人体の神秘性から知ろうとする密教思想のことです。写真で見ると、奈良県の飛鳥寺の裏にある蘇我入鹿の首塚(伝)も、これと同じものだと思われます.さらに、ホテルに着いてから周辺を散歩していると、住宅の玄関の上に正月のしめ縄飾りに蘇民将来の木の札がかかり、よく見ると「蘇民将来子孫家」と書かれています。この護符が殆んどの家の玄関に貼ってあるのです。後で知ったのですが伊勢地方では、このような風習が残っているとのことです。偶像崇拝を禁じるユダヤ教でも護符は認められており、「メズーサ」と呼ばれる「トーラー」を書いた紙を入れ、柱などに貼り付け魔除けにするのですが、これとまったく同じものであると思われるのです。熨斗袋に書かれた六角形の護符は、後ろ姿のアダム・カドモンを表しており、実は生命の樹そのものであり、先ほどのタントラの地・水・火・風・空の5元素も、アダム・カドモン(後ろ姿の人形)の五体を暗示しているのです。

蘇民将来の、「未来においてこの民は再び目覚め蘇る」というこの民とは日本人のことであり、自分たちの国にヘブライの奥義が無数に隠されていることに気づくということなのです!先に、むやみにカッバーラにふれることは、非常に恐ろしいことだと言って置いて、何故に今情報を出すのか?と、疑問に思われることでしょう。それは、現在最高レベルのカッバーリストである飛鳥昭雄氏が、数年前から様々な秘密の情報を公開しており、それは「終末の時期(末日)が、いよいよ近づいて来た!」と、いうメッセージと考えられるのです。

アダム・カドモン(第五章参照)はセフィロトに基づいて構成されている。生命の樹は1・ケテル「王冠」から下に向かって成長するが、アダム・カドモンは足を下にして立っている。彼の頭は1・ケテル「王冠」であり、2・コクマー「知恵」と3・ビナー「理解」は彼の頭の二つの半球、右脳と左脳に関する。「知識」すなわちダートの非セフィロトは顔と喉に位置し、ここで彼は物を見、音を聴き、臭いを嗅ぎ、言葉を話す。心臓のセフィロトは4・ケセド「慈悲」と5・ゲブラー「神の力」であり、彼の胸の左右に置かれている。一方、中央のセフィロトである6・ティファレト「美」は太陽神経の上にある。二つの低次の外的機能をあらわすセフィロトである7・ネツァク「勝利」と8・ホド「栄光」は両足と結び付き、9・イェソド「基盤」は性器と関係している。10・マルクト「王国」は彼の足のところにある。
古代の神秘家は人間の姿を「神の栄光」をあらわすのに使っていた。この原初的な「アツィルト」(第五章参照)的人間の図は「神のかたち」であってセフィロトを体現している。これは「神性」の最も完全な「かたち」ではあるが神ではなく神の反映だと見られている。だからこそ、それを表現することは十戒の第二「偶像禁止」を犯すことにはならないのである。「アツィルト」すなわち「神的流出世界」は神ではなく、神の「光」の衣なのである。


「位階」
先に説明した「セフィロトの樹」。神は、この樹を四本作り宇宙を四つの階層に分けたという。

第一の世界はケテル、コクマー、ビナーで作る三角形で、これは「至高の三角」であり、「アツィルト(元型)」と呼ばれる。
「アツィルト(元型)」は最上界であり「神性界」と呼ばれる。ここは神の属性であり完全な世界である。この世界に神は、自らの姿に似せて天上の人間を造った。この天上の人間はアダム・カドモンと呼ばれ、知性、情緒、意思、活動力はすべて完璧であり、その意識は至福に満たされている。この存在こそ、全人類の精神集合体ともいうべきものなのである。
第二の世界はコクマー、ビナー、ケセド、ゲブラー、ティファレトの作る五角型の世界で「ベリアー(創造)」と呼ばれる。
「ベリアー(創造)」は第二界層で「創造界」と呼ばれる。この階層に降りると完全に一つであったアダム・カドモンは、無数の個性を持った魂に分裂してしまう。この階層において初めて素晴しい個性が生じるのだが、それと同時に悲しいことに他人という存在も生じてしまうのである。ここには、大天使が存在しているといわれる。

第三の世界はケセド、ゲブラー、ネツァク、ホド、イェソドで作られた五角型で「イェツィラー(形成)」と呼ばれている。
「イェツィラー(形成)」は第三界層で「形成界」とよばれ、ここに降りた時、魂は個性のほかに男女の区別を持つ。聖書などでエデンの園と呼んでいる場所とも言われ、天使が存在しているといわれる。

第四の世界はネツァク、ホド、マルクトに囲まれた三角型が「アッシャー(活動)」と呼ばれる。各階層の意味は次のとうりである。
「アッシャー(活動)」は第四界層で「物質界」と呼ばれる。ここにおいて、魂は肉体という不自由な衣をまとって、喜怒哀楽を繰り返して生きるようになる。ここは現実の世界であり、人々が住み、同時に悪魔も共存しているという。

また、この四つに分けられた世界は、それぞれ「火」「風」「水」「地」によって象徴される。ギリシャ哲学による万物構成の四大元素(図3参照)と同様である。四つの世界は、存在全体を通して互いに浸透している。そして人間もまたその中に、この四つの世界に呼応する四つの位階を持っている。すなわち、「神性」「霊」「魂」「体」である。

1・ケテル「王冠」は海王星が守護星。または第一運動者である。
2・コクマー「知恵」は天王星が守護星。または獣帯界すなわち黄道一二宮と呼ばれる地球の円周を一二等分した室である。白羊宮、金牛宮、双子宮、巨蟹宮、獅子宮、処女宮、天秤宮、天蠍宮、人馬宮、磨羯宮、宝瓶宮、双魚宮のことである。
3・ビナー「理解」は土星が守護星である。
非セフィロトのダート「知識」は冥王星が守護星である。
4・ケセド「慈悲」は木星が守護星である。
5・ゲブラー「神の力」は火星が守護星である。
6・ティファレト「美」は太陽が守護星である。
7・ネツァク「勝利」は金星が守護星である。
8・ホド「栄光」は水星が守護星である。
9・イェソド「基盤」は月が守護星である。
10・マルクト「王国」は地球が守護星となっている。
神(宇宙)の意志はさまざまな宇宙的条件を創造し、それがある個人の受肉する場所ないし環境を決定する。どんな人間、どんな場所、そしてどんな瞬間もアツィルト(第五章参照)の永遠の分から流出しベリアーという霊的宇宙に顕現しているのである。これがついに必理的世界イエツィラーの中で人間の心の元型的諸原理に対応する惑星に伝わり、その結果が実践の世界アッシャーに見られるのである。

一白水星=118、二黒土星=233、三碧木星=344、四緑木星474、五黄土星=563、
六白金星=617、七赤金星=757、八白土星=813、九紫火星=995。