目標のObjectを選択したいのに視点が上手く操作できない、周りのObjectが邪魔だ、というときは「最初から目標のObjectを狙うのではなく、付近の大きめのObjectを選択して「C」ボタンで視点変更。しかるのちに目標のObjectを選択する」という方法が有効です。ただし選択した際に移動させてしまうことが無いように気をつけましょう。
上の応用例で、RenderWindow上で移動を行いたいときは「行きたい方向にある大きめのObjectをクリック→「C」ボタン」を繰り返して移動できます。またドアをダブルクリック、Referenceウインドウを表示して「Teleport」タグ→「View Linked Door」ボタンを選択することでドアの向こう側のCellをRenderWindowに表示することができます。黄色い縦長直方体のマーカーObject(=ドアマーカー)をダブルクリックすることでも、転送先に移動することが可能(むしろこっちを推奨)。
インテリアなどを弄っていると、つい「内装全体」をターゲットして、移動させてしまう、といったことがありがちですが、あらかじめ内装全体のObjectをダブルクリックしてReferenceウインドウを表示してしまうと、RenderWindow上での操作(選択、移動)が不可能になるのでこれを利用しましょう。
Objectの量が膨大であるため、ゲーム内のMapのどこにあったかをまず把握し、そのMapのCellを探し、実際に表示させてみて「EditorID」を確認するのが初期は早いです。ObjectWindow上での分類の規則性が把握できるようになるまではこれで乗り越えましょう。また適当な参照用Cell(AAAmytestcellなど)を作って、片っ端から配置してみて外観を確認するのも便利です。ワールドスペース「Interior」内の「Test○○」にObject外観を確認するためのCellがいくつかあるのでそれを探すのも手。
公式拡張パックSIは導入するとOblivion.esmを更新するのでIS未インストールのユーザーへ配慮すると素材の判別が必要になります。Objectの場合、大抵は「SE」「mania」などのprefixがついているのですが、そうじゃないものも多数存在します。で見分ける方法としては、Object上で「右クリック」→「USEinfo」でどこに使われているかが確認できます。使用先がSIのCellのみならSEで追加されたと判断できます。ただし「SI未導入のOblivion.esp上にもともと存在はしたが使われてなく、SIで初めて使われた」というものもあるので絶対ではないです。あくまで参考程度で。
細かい位置調整をRenderWindow上で行うのは無理です。ObjectをダブルクリックしてReferenceウインドウを表示させ「3DData」上の座標、回転の項目の数字を弄る、あるいはマークしてマウスホイールを操作で細か位置調整が可能です。また大抵の床、壁などのブロック型Objectのサイズは2の乗数(256、512とか)なのでこれを把握していると数字の任意入力が手っ取り早くなります。
メインウインドウメニュー上の「編集」から「レンダウインドウから切り取り」「レンダウインドウからコピー」「レンダウインドウから貼り付け」「同じ場所に貼り付け」「複製(コピー&同じ場所に貼り付け)」を使うことでコピペができます。あらかじめ作りたいCell(例:AAAErohouse)と素材用のCell(使いたいObjectを大量に含む既存のCellをDuplicateCellで複製、名前をAAAErohauseSozai)として作っておくと便利です。ただしコピペはOwner設定(誰のものか)も引き継いでしまうので注意。
- 複数のObjectをまとめて移動させたい、コピーする
Ctrlを押しながらクリック、あるいは領域指定(ドラッグ)で複数のObjectを選択することができるので、これを利用しましょう。「モノがたくさんのったテーブル」「モノがたくさんつまった棚」などを動かすときに便利です。
レンダウインドウ上で右クリック「レンダウインドウの設定」で「Movement」タブ中の「移動速度」「回転角」「スナップ」。ここらへんを活用すると「複数のObjectを90度角に調整」などが可能です。