有志の方が様々なMODで使用されているモーション番号/UMIDの使用状況リストを作成してくださいました。
システム上、モーション番号が被っていても対処は可能ですが、少なからずとも混乱と手間がかかってしまうので、該当ページのリストを参考にして被っていないモーション番号にて配布を行って頂けますと幸いです。
また UMIDの方は他とは絶対に被ってはいけない識別番号なので、該当ページを参考にユニークな番号を付けるようにしてください。
Loversのモーション番号とumidの使用状況
「モーション番号」は iniファイルや kfファイルの頭に付いている数字のことで、これはユーザーが自由に変更してインストールすることが可能です。
「UMID」(UniqueMotionID/ユニークモーションID)というのは iniファイルの中に直接記入されている「固有の識別ID」です。
ユーザーが自由にモーション番号を変更してインストールしていた場合でも、UMIDという固有の識別IDがあるおかげで探し出して使用することが可能になります。
例) 以下のモーションの「モーション番号」は 77 です
77_Motion.ini
77_DefMotionx0
77_DefMotionx1
77_DefMotionx2
77_DefMotionx3
77_OffMotionx0
77_OffMotionx1
77_OffMotionx2
77_OffMotionx3
<判定方法>
iniファイルと kfファイルの先頭の数字で判別できます。
ややこしくて申し訳ありませんが
【番号が一桁の場合には頭に0を付けて下さい】。
× 3_Motion.ini
○ 03_Motion.ini
例) 以下のモーションの「UMID」は 12345678 です
(モーション設定 iniファイルの中身を一部抜粋)
set xLoversPkrQuest.umid to 12345678
<判別方法>
そのモーション用の iniファイルの中で「umid変数」に対して設定している数値が UMIDです。
umid変数に対する設定がない場合、このモーションは UMIDを持たないモーションとなります。
番号の被りについて
前述の通り、「モーション番号」は番号がかぶっていて使えなかったとしても、自分でファイル名を変更するだけで対処が可能です。
一方
「UMID」に関しては「ユニーク」という言葉が表すように、
他とは被ってはいけない唯一無二の数値でなければなりません。
なぜこのような面倒な方式になっているのか
限りある「モーション番号」が全て使用された後でも、ユーザー各自で好きなモーションデータを好きなモーション番号に変更して自由にインストールして使える為にです。
そのような柔軟性を持たせつつ、特定のモーションが何番にあるのかを「UMID」というユニークなIDを使うことで探し出して特定することも可能になります。
例えば「Ero.esp」という名の対応MODがあり、このMODにはオリジナルのモーションが同梱されていたとします。
そのモーションファイル一式は標準では「モーション番号」が 50 のファイル名だったとします。
しかしユーザーによってはすでにモーション番号 50は使用済なので、51にする人がいたり、100にする人がいたりします。
そうすると「Ero.esp」側では「うちのMODのオリジナルモーションを再生するぞ」となった時に、何番のモーションを再生すべきなのかが判断できません。
配布時には「モーション番号 50番」でしたが、ユーザーが変更している可能性があるので「モーション番号は 50である」と決め打ちできないからです。
そこで「UMID」の出番となります。
モーション設定 iniファイルの中で「UMID」の値を、例えば「12345678」に設定しておきます。
そうすると Lovers共通関数の「xLoversCmnGetMotionNumberByUMID」を呼び出すことで、該当する UMIDを持つモーションの「モーション番号」を探し出すことが可能になります。
上記の例ですと「Call xLoversCmnGetMotionNumberByUMID 12345678」とすれば、その UMIDを持つ「モーション番号」が帰ってきます。
環境によっては 50だったり、51だったり、100だったり、いろいろな数値が返ってきます。
これを Loversシステムの受け渡し変数の体位番号(SPos)に代入すればOKです。