最終更新: ocarina_mu 2005年11月15日(火) 16:44:09履歴
オカリーナ(Ocarina)という楽器は、世界にそのルーツがあります。オカリーナと同じ原理を持つ楽器は、古くは南米に見られるものですが、今のような形を作ったのは、イタリアの職人さんで、オカリーナもイタリア語で「ガチョウの子ども」というような意味の言葉です。
「シルクロード」というのは、みなさんご存じのNHKのテレビ番組のテーマ曲です。作曲者の喜多郎(きたろう)は、もちろん、「新日本紀行」「惑星」の富田勲と並ぶ、シンセサイザーの演奏家でもあるのですが、どうやらオカリーナ奏者の宗次郎と間違えられることが多く、この曲もオカリーナの曲だと思いこんでいる方もあるようです。
ここで、ピアノ伴奏の谷口尚美さんには、マイクを手に取っていただくことにします。彼女はもちろん、この曲を歌った渡辺はま子という人を知りません。李香蘭が歌い、さまざまな人によって歌い継がれた名曲です。最近では、平原綾香という方が歌いました。
この曲は第二次大戦の開戦中に作られた古い曲です。最初は、昭和16年に「星月夜」として発表された当時は戦地に赴く軍人を鼓舞する内容の歌詞がつけられていましたが、昭和20年のNHKラジオ「外地引揚同胞の午後」では「里の秋」としてタイトル、詩ともに改められ、故郷を思う郷愁の歌として知られるようになりました。
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