最終更新: occult_iihanashi 2009年08月29日(土) 00:06:40履歴
- 638 あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/04/06(金) 20:21
- 祖母は犬を飼っていた。
遊びに行くとその犬は孫の私をいつも大歓迎
してくれた。両前足をあげて私の上半身にかけて
一生懸命顔をなめようとした。私は顔をなめられるのがいやで,
逃げていたが,後から後から犬は私の顔を目がけて飛びついてくる。
こうやって犬と一緒によくばたばたしてたものです。
この犬は家の勝手口にいたが,犬がいた頃は,その家には
玄関からでなく,勝手口から入る習慣だった。
小さな頃で良く覚えていないが,私もその犬を愛していたのだと思う。
ある日とうとう祖母が亡くなった。
すると同じ日に,その犬も死んでしまった。
直前までそんな兆候はまったくなかったのに。
祖母の家にはその後も祖父らが住みつつたが,
文字通り火が消えたように寂しくなってしまった。
合掌
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