2ちゃんねるオカルト板「心霊ちょっといい話」のまとめwiki

533 あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/02/22 12:22
こんないいスレに書き込んでいいものか迷ったが、不思議だったので。

数年前、(父方の)祖母が亡くなった。急いで帰郷し、伯父(長男)の家に。
両親が共働きだった私は、3歳まで伯父の家でその殆どの日を過ごした。
その頃は、まだ祖父も祖母も健在で、その家の孫(従兄弟達)よりも
可愛がられたし、また迷惑もかけた。
寝る時は祖母と一緒で、寒がりの私の体をさすってくれ暖めてくれたものだ。

通夜の前の晩、かけつけた親戚は皆、結構歳もいっているし、
伯父や伯母も、これからの通夜や葬儀の事を考えると体力的にもきついので、
他に従兄弟達もいたのだが、私が祖母の線香の番をすることになった。

真夜中、各部屋に分かれて皆が雑魚寝する中、私は一人祖母の遺体の側で
祖母との思い出を振り返りながら、線香の火を絶やさないように努めた。
夏前だというのに、私は時折悪寒を感じ、「風邪でもひいたかな?」と、
思っていた。

そして数本目の新しい線香に火をつけた時、
私の背後の台所で、ポットから「ジャー、ジャー」とお湯がでる音と、
「ゴクッゴクッゴクッ」とそれを飲む音が聞こえた。
私が「親戚の誰かが起きてきて、飲んでるんだろう」と思い、
気にも止めずに、そのまま火をつけた新しい線香を立てようとしたら、
さっきまでの悪寒がスゥーッと、上手く言えないが、
日陰から日向に移動した時のように暖かくなった。
私は直感的に「あっ、おばあさんだ」と感じた。

朝になり、皆が起きてきたので、私は「夜中に誰か、台所に飲みに起きたか?」と
聞いてみたが、やはり誰も起きてないと言う。
私は「おばあさんに、ちゃんと死に水やったか?」と伯父と伯母に尋ねた。
父を早くに亡くしている私は、父の遺体の枕元で母に言われるまま、
父に死に水(濡らした脱脂綿等を箸に挟んで、死者の唇をしめらせてやる)を
やった記憶があったので、その事を言ってみた。
伯父夫婦は葬儀の手配等で忙しすぎて、それを忘れていたらしい。

伯父夫婦が親戚の長老達から責められるのを横目に、
私は祖母に死に水をやった。

「おばあさん、喉乾いてたんやな。」

私はすっかり風邪の症状(悪寒)も消えていた。

実はその後も、祖母にまつわる不思議な話があるのだが、
それは単にちょっと怖い話なので、ここまででご勘弁を。
いい話でもないのに長文乱筆スマソ。

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