最終更新:ID:r+s1lcFiaQ 2010年05月14日(金) 18:32:40履歴
- 114 あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/07/29 00:51
- ありがちな話かもしれませんが…。
むかし、入院していたとき、隣のベットの、足の不自由なおじいさんと
別の病室のおじいさん○○さんは、大変仲が良く、○○さんは、
よくこちらの病室に遊びに来て、ふたりで野球の話などで盛り上がっていました。
そんな○○さんの姿をしばらく見かけなくなったある夜中、
隣のおじいさん愛用のラジオが、いきなり鳴り始めました。
そのおじいさんは目を覚まさず、まあ、そのときは、ちょっと迷惑だな、と思いましたが、
すぐ看護婦さんが来て消してくれたので、その晩はそれですみました。
あくる日、看護婦さんからは、○○さんが昨日遅く亡くなり 、同室の私たちからは、
夜中にラジオが鳴り始めたと聞くや、
おじいさんは、「○○が、挨拶に来てくれたんや。何でよう目を覚まさんかってんや」
とオイオイ泣き始めました。
こう書くとなんでもないようですが、居合わせたわたしたちも、
ついもらい泣きしてしてしまいそうな雰囲気になりました。
わたしは、すべてを心霊に帰着する主義ではありませんが、いまも心に残っています。
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