このウィキの読者になる
更新情報がメールで届きます。
このウィキの読者になる
カテゴリー
最近更新したページ
最新コメント
Menu
自転車の写真です。去年の写真なんですが、夏らしく海をバックに。
でもやはりまだ使いこなせないな。。

サイクルモード'07(その5)

CYCLE MODE international 2007 その5

(アメリカンバイク編 2/2)



■ GARY FISHER




29インチに渾身の力を込めているゲイリーフィッシャーですが、今年も前面に押し出してきました。このスーパーフライ29はフルカーボンフレームにスラムのX.Oを中心としたコンポーネンツ、ブレーキセットはアヴィド、ヘッドセットはケーンクリーク、サスペンションフォークはFOXです。で、それ以外はトレックグループの宿命ということでボントレガーになっていますが、オールアメリカンブランドというのもなかなかですね。(ま、台湾でのOEMも多々あるのでしょうけど。)

走破性に優れるといわれる29インチですが、タイヤやホイール、Fサスなどは未だ選択肢が限られており、ショップに行っても29インチタイヤなど置いていないといったケースも珍しくありません。こうした日本の現状にあっては、まだまだ食指が動きませんね。アメリカでの29インチMTBはシェア10%くらいに伸びてきているそうですが。

また、29インチで小柄な日本人の体格に合ったフレームサイズが無理のないジオメトリでいけるのか疑問がないわけでもありません。例えば、ロードバイクでも女性など身長が150cm程度の小柄な人は700Cより650Cのほうが適切なポジションを得やすいようですので、ホイールサイズもフレームサイズとのバランスを無視するわけにはいきません。

見たところ私の体格(日本人成人男性の平均身長とほぼ同じです)でもハンドル高、BB高、スタンドオーバーハイト(トップチューブセンターの地上高)等々、26インチとあまり変わらないディメンションになっているようですが、ホイールベースは明らかに長いですから、ホイールサイズの大きさと相まって、26インチほど取り回しは良くないように思います。ま、想像で語っても仕方ない部分ではありますので、いずれ試乗してから結論を出すべきですね。



■ KLEIN




いつ見ても美しいQ-エリートXXです。今年もマジョーラでペイントされたものが出品されていました。昨年の写真では解りにくかったと思いますが、カラーシフトさせるために光源を動かしてもらうことなど絶対に無理ですから、視点のほうを動かして、もう1カット撮ってみました。



ご覧の通り、同じフレームとは思えないほどガッツリ色相が変わります。私なんぞが持っていても乗っているより磨いている時間のほうが長くなりそうです。



■ DAHON


「ダホン、ダホン、ダホン…」と続けて言うと「ホンダ」になるというバカ話もあり、ホンダのバッタモンみたいなネーミングという人もいますが、ダホンは創業者が中国系アメリカ人のデイビッド・ホン(David Hon)という人物で、その氏名にちなんだブランドです。



ダホンはこれまでサイクルモードより東京サイクルショーの方に力が入っているような印象でしたが、今年から東京サイクルショーは「東京バイクビズ」と改称し、一般客入場不可の完全業者向け見本市に変わってしまいました。そのせいか、今年のサイクルモードはメチャメチャ気合が入っている感じです。ま、創業25周年というのもあるのだと思いますが。





で、25周年記念のスペシャルモデルはこの真っ白なミューXXVです(XXVというのは要するにローマ数字で25ということですね)。白いサドルこそ珍しくはありませんが、FSAのK-フォースカーボンクランクも白で、シュワルベの20インチタイヤ、コジャックもスペシャルな白帯になっています。

さらに、この白く輝くフレームがマグネシウムで作られているというのですから、驚きです。完成車重量で7.5kgというのはこの手合いのフォールディングバイクとしてはかなりのスペックといえるでしょう。というのも、折りたたみ機構で剛性が低下するのはもちろん、フレームから遠く離れたハンドル、サドルなどを支えるコラムやピラーなども剛性を確保するにはそれなりの径や肉厚が必要になってきます。フォールディングバイクはその見た目の小ささとは裏腹に、軽く作るのは結構難しいものなんですね。

純白のフェイクファーが敷き詰められたステージという趣味にはあまり感心しませんが、アニバーサリーモデルでここまで入れ込んだものを作っただけでも天晴れです。何よりも驚愕すべきはコンセプトモデルの参考出品ではないことです。彼らは本気で売るつもりらしく、399,000円(税込)という価格も表示されていました。日本で何台売れるのかは解りませんけどね。



■ FUJI


富士自転車といえば、かつて小中学生男子の間で大流行したリトラクタブル・ヘッドライトや油圧ディスクブレーキなどギミックを競ったあのセミドロップハンドルの自転車(これについては疋田氏のサイトにある「懐かしくもジャンクなバイシクルデイズ」に詳しいので、是非ご参照下さい)では逸早くフラッシャーを導入し、速度計や風速計などというギミックも盛り込むなど、黎明期の牽引役でもありました。

その富士自転車は1971年にアメリカ法人のフジ・アメリカを設立し、全米展開していました。しかし、本体は1996年に東食という食品卸業に吸収され、翌年にはその東食が事実上の倒産、アメリカの穀物メジャーであるカーギル社の傘下に収まりました。自転車部門はペンシルバニア州に本社を置くアドバンス・スポーツ社に譲渡され、フジはアメリカンブランドとなって現在に至っています。(生産しているのはやはりファイリーやアイデアルなど台湾メーカーですが。)





参考出品の街乗り用ピストです。この解像度ではフロントハブがゴツく、ハブダイナモっぽく見えますが、実は普通のトラックハブに昔懐かしいハブ毛付きです。トップチューブにはほぼ全面にプロテクターが巻かれており、駐輪時に立てかけてもフレームに傷が付かないというわけですね。



昨今のピストブームでブレーキレスを街中で乗っている莫迦も沢山いますが、このピストにはキャリパーブレーキが前後に備わっており、ご覧の小さなBMX用ブレーキレバー(ダイアコンペのTECH99DSゴールドフィンガー)でこれを引きます。ステムのクランプは恐らく1インチだと思いますが、ブレーキレバーのそれは1.5インチくらいありそうで、この差を埋めるためにブレーキレバーのクランプに分厚いシムを噛ませているあたり、苦労の跡が伺えます。

それにしてもなかなかのセンスですねぇ。アヘッドに押されてスレッドステムは廃れてきましたが、デダのこれはなかなかモダンな造形でカッコイイです。また、ブレーキレバーとロックオングリップのクランプリングをカラーコーディネイトしているあたりも憎いですねぇ。

ノーブレーキピストを街中で乗っている莫迦をカッコイイと持て囃す大莫迦なメディアや、「ブレーキなし。問題なし。」というコピーで広告を展開した無頓着な企業など、情けない連中には辟易しますが、このフジの街乗り用ピストのようにシンプルな外観を維持したまま格好良くブレーキ付で魅せるバイクを作れるということを提案してきたのは非常に有意義なことだと思います。

参考出品で名称も価格も示されていませんでしたが、是非とも発売して街乗り用ピストの手本となって欲しいものです。個人的にはこの社会的な意義を大いに評価して、今年のサイクルモードに出品された全てのバイクの中からこの1台をベストバイクに選びたいと思います。



■ cervelo


ま、アメリカンではなくてカナディアンですけど、A&Fが出展していなかったのでロッキーマウンテンもなく、あとはルイガノくらいしかカナディアンはなかったようですので、とりあえず同じ北米ということでこちらに混ぜさせて頂きます。





このRSは特徴的な極細シートステーで話題になったR3の廉価版という位置付けになると思いましたが、よく見るとヘッドチューブが長く、ハンドル位置がやや高めのポジションになってます。また、極細シートステーも弓なりに浅くベントしており、グランフォンドなどのロングライドを意識したアレンジになっています。

他社では同じ金型でカーボンのグレードを変えて乗り心地をチューニングし、ハンドル高はコラムスペーサーを厚めに噛ますなど、小手先でロングライド用モデルを作ったりしますが、サーヴェロはそういう妥協を許さないわけですね。ま、フレームセットで299,250円(税込)ですから、こうした贅沢な成り立ちも可能なのでしょうけど。

このRSで特筆すべきはXSサイズ(48cm)のホイールサイズが650Cになっていることです。女性など小柄な人には700Cより適切なポジションを得やすいとの旨はゲイリーフィッシャーの29インチMTBのところでも述べたとおりですが、サーヴェロはその点を良く理解しているようです。

650Cはホイールもタイヤなども選択肢が非常に限られてしまうという難点がありますから、メーカーとしてはマーケティングが難しいでしょう。が、トライアスロン用バイクは空力を考えたDHポジションのいわゆる「前乗り」に適切という理由で650Cが流行したこともありました。元々トライアスロン用バイクメーカーだったサーヴェロですから、もしかすると、この辺はあまり抵抗がなかったのかも知れません。



昨年ご紹介したR3SLの写真ではシートステーしか写っていなかったのでチェーンステーのゴツさは伝わらなかったと思います。そこで、今回はRSのそれらを1フレームに納めてみました。チェーンステーの縦方向にはかなりの厚さがあり、剛性の高さが想像されますね。

サーヴェロはあまり積極的に示しませんが、プロ供給モデルのR3SLは実測で800gそこそこ、フレームサイズが51cm以下になると個体によっては800gを切るようで(ライトサイクルさんに入荷したものは51cmで実測789gだったそうです)、スコットのアディクトをも凌駕するほどの軽量フレームになっているようです。実際、今年のツールでカルロス・サストレが使ったR3SLのプロトタイプはBBに300gほどウェイトを仕込んでUCIのレギュレーションに合わせたといいます。

ま、今後はパワーメーターとか、データトランスミッターとか、電動シフトなどハイテク機材の導入で余裕重量を生かす方向に進んでいくのでしょう。軽量になると安全性に対する懸念も増してきますが、これに関して総重量での縛りはあまり意味がないと思います。F1のようにクラッシュテストを課さない限り、安全性を担保する規定としての実効性はないでしょう。



■ LOUIS GARNEAU


オシャレなミニベロやシティサイクル、上品でセンスの良いブランドロゴなど、若い女性にも人気のルイガノですが、ロードもMTBもなかなか硬派なモデルを作ってます。殊にコンポーネンツに関してはミックスで目立つ部分だけ上級グレードを使うとか、その手のコストダウンをあまりやらないブランドということで個人的にはかなり好感を持っています。





このLGS-RSSも抜きどころはありません。フロントフォークにはイーストンのEC90SLXを奢り、ホイールもマヴィックのR-SYSで、デュラエースのフルコンポです。いま挙げたパーツだけで定価なら40万円前後に達するでしょう。フレームサイズ490mmの完成車で6.8kgですから、フレームのほうもかなりの軽量でなければここまでは無理です。となれば、それなりのグレードのハイモジュラスカーボンが奢られているはずですし、相応のコストは割かれているに違いありません。588,000円(税込み)というプライスは全般的なグレードを考えればむしろお買い得といえるでしょう。

数世代前のトレック・マドンそっくりのシートチューブの形状で個人的には萎えてしまいますが、普段は同社のミニベロに乗っている女性なんかがこれを駆ってレースに出たりしたら、なかなか格好良いんじゃないかと思います。ま、そんな奇特な人は滅多にいないでしょうけど。



その6・タイワニーズバイク編へ続く)


(C)石墨
2007年12月17日(月) 00:32:44 Modified by ishi_zumi

添付ファイル一覧(全10件)
99dea997984b794d.jpg (122.34KB)
Uploaded by ishi_zumi 2007年12月16日(日) 17:34:42
1cdbe31958d82294.jpg (113.55KB)
Uploaded by ishi_zumi 2007年12月16日(日) 17:34:42
0397282d355906f5.jpg (109.35KB)
Uploaded by ishi_zumi 2007年12月16日(日) 17:34:42
57088bc4ba6d6bf9.jpg (94.94KB)
Uploaded by ishi_zumi 2007年12月16日(日) 17:34:41
1847d06510d5b34b.jpg (105.31KB)
Uploaded by ishi_zumi 2007年12月16日(日) 17:34:41
78b7180e47a9ed50.jpg (105.77KB)
Uploaded by ishi_zumi 2007年12月16日(日) 17:33:46
5265fb41d3a5c578.jpg (115.07KB)
Uploaded by ishi_zumi 2007年12月16日(日) 17:33:45
b0e46e7e069381d0.jpg (117.80KB)
Uploaded by ishi_zumi 2007年12月16日(日) 17:33:45
a8eda58404445c61.jpg (113.22KB)
Uploaded by ishi_zumi 2007年12月16日(日) 17:33:45
52c49b22d18baa62.jpg (102.54KB)
Uploaded by ishi_zumi 2007年12月16日(日) 17:33:44



スマートフォン版で見る

×

この広告は60日間更新がないwikiに表示されております。