オリンピックの結果や記録を保存しておくところです。基本は英語ですので、あしからず

1934年に9連盟により国際バドミントン連盟(IBF)として設立された。
バドミントンのオリンピック種目への採用への努力は1960年代から行われていたが、1972年ミュンヘンオリンピックで、デモンストレーション競技として男女シングルス、男子ダブルス、混合ダブルスの4種目が行われた。
日本の中山紀子が女子シングルスで優勝した。

IBFが中国の代表権を中華民国に与えていたことから、中華人民共和国協会は、同じく連盟に加盟を拒否されていた南アフリカ協会とともに1978年2月にWorld Badminton Federation(WBF)を設立した。
WBFにはヨーロッパ中心の連盟組織に反発したアジア、アフリカの22か国が参加した。
WBFは1978年にバンコク(タイ)、1979年に杭州(中国)で世界選手権を実施している。

台湾協会が中華台北協会に名称を変更し、南アフリカ協会はIBFに参加するものの、トマスカップ、ユーバーカップ、IBF世界選手権に参加しないことを約束したことから、1981年5月にWBFがIBFに合流した。
これによりバドミントンのオリンピックへの採用の活動は再開され、1985年6月5日に1988年ソウルオリンピックでは公開競技で実施し、1992年バルセロナオリンピックで正式種目に採用されることが決定された。

2006年9月24日に国際連盟の名称をBadminton World Federation(BWF、世界バドミントン連盟)に変更した。
本部は設立以来イギリスのチェルトナムに置かれていたが、2005年10月にマレーシアのクアラルンプールに移された。

2007年 BWFは自身が主催する各種大会を4つのレベルに分類し、広く世界に認知させることとした。
レベル1: 世界選手権、トマスカップ、ユーバーカップなどの国別対抗戦
レベル2: BWFスーパーシリーズ(スーパーシリーズ、スーパーシリーズマスターズファイナル)
レベル3: BWFグランプリ(グランプリ、グランプリゴールド)
レベル4: BWF大陸別大会(インターナショナルシリーズ、インターナショナルチャレンジ、フューチャーシリーズ)

2010年 BWFスーパーシリーズはその大会の賞金額によりスーパーシリーズ、スーパーシリーズプレミアム、スーパーシリーズファイナルに分類し直した。
2018年 BWFは各種大会のレベルを3段階に変更し、さらにその中で細分化した。
  1. グレード1: 主要大会(世界選手権、その他国別対抗戦)
  2. グレード2: BWFワールドツアー
レベル1: BWFワールドツアーファイナル
レベル2: BWFワールドツアースーパー1000
レベル3: BWFワールドツアースーパー750
レベル4: BWFワールドツアースーパー500
レベル5: BWFワールドツアースーパー300
レベル6: BWFツアースーパー100
3.グレード3:大陸別サーキット(インターナショナルシリーズ、インターナショナルチャレンジ、フューチャーシリーズ)

BWF World Championships


世界選手権は1977年に第1回が行われ、1983年までは3年に1回行われていた。
IBFとWBFの合併により1985年からは1年おきに実施されるように変更された。
2006年からはオリンピック開催年以外の毎年実施されるようになった。
YearHost CityCountry
1977Malmö
1980Jakarta
1983Copenhagen
1985Calgary
1987Beijing
1989Jakarta
1991Copenhagen
1993Birmingham
1995Lausanne
1997Glasgow
1999Copenhagen
2001Seville
2003Birmingham
2005Anaheim
2006Madrid
2007Kuala Lumpur
2009Hyderabad
2010Paris
2011London
2013Guangzhou
2014Copenhagen
2015Jakarta
2017Glasgow
2018Nanjing
2019Basel
2021Huelva
2022Tokyo
2023Copenhagen
2025Paris

Thomas Cup & Uber Cup


1900年代前半に活躍したイングランドのバドミントン選手であるジョージ アラン・トマス卿がテニスの国別対抗戦であるデビスカップやサッカーのワールドカップに触発されて1939年にIBFの会議で国別対抗戦のアイディアを提案した。
第1回は1941-42年に計画されたが、第二次世界大戦の戦火が拡大したことにより延期され、1948−49年に行われた。

試合のフォーマット
各試合は9試合(シングルス5試合、ダブルス4試合)を行われ、5勝で勝利とする。
9試合のうち4試合はシングルスで各チーム上位2名ずつが相手を入れ替えて2試合ずつ行い、第5試合は各チームの第3シングルス同士で対戦する。
残りのダブルスは各チーム上位ダブルス2ペア同士でそれぞれ対決して4試合を実施する。
試合は2日間で行われ、1日目に4試合、2日目に5試合が行われる。

第2回大会から、トーナメントの優勝国が前回大会の優勝国に挑戦するシステム(チャレンジラウンドシステム)となった。
優勝国が次回大会の開催国となり、そのホームコートアドバンテージが大きいことから、1964年の第6回大会から前回優勝国が2回連続して開催国となることを禁止したため、東京で大会が開催された。
1967年の第7回大会からチャレンジラウンドシステムは廃止され、前回優勝チームは準決勝から大会に参加するシステムに変更となった。
一方、男子のトマスカップと同様の大会としてイギリスの女子バドミントン選手であるベティ・ユーバーの名を冠した大会が1956-57年に新設された。

1980年代前半にIBFはトマスカップとユーバーカップのフォーマットを変更し、男女同時開催で2年に1度の開催となった。
さらにシングルス5試合、ダブルス4試合のシステムからシングルス3試合、ダブルス2試合の合計5試合へと変更となった。
YearThomas CupUber Cup
Host CityCountryHost CityCountry
1949Preston
1952Singapore
1955Singapore
1957Lancashire
1958Singapore
1960Philadelphia
1961Jakarta
1963Wilmington
1964Tokyo
1966Wellington
1967Jakarta
1969Tokyo
1970Kuala Lumpur
1972Tokyo
1973Jakarta
1975Jakarta
1976Bankok
1978Auckland
1979Jakarta
1981Tokyo
1982London
1984年から同時開催に変更
YearHost CityCountry
1984Kuala Lumpur
1986Jakarta
1988Kuala Lumpur
1990Tokyo
1992Kuala Lumpur
1994Jakarta
1996Hong Kong
1998Hong Kong
2000Kuala Lumpur
2002Guangzhou
2004Jakarta
2006Sendai, Tokyo
2008Jakarta
2010Kuala Lumpur
2012Wuhan
2014New Delhi
2016Kunshan
2018Bangkok
2021Aarhus
2022Bangkok
2024Chengdu

2020年4月29日 COVID-19の世界的流行により開催時期を8月から10月に延期
2020年9月15日 開催時期を再び延期し、2021年10月に変更

Sudirman Cup


1989年にインドネシアバドミントン協会の創設者であるディック・スディルマンの名を冠した男女混合国別対抗戦が創設された。
試合は男女シングルス、ダブルス、混合ダブルスの合計5試合が行われる。
2001年まではIBF世界選手権と同時に行われていた。
2003年大会からは世界選手権と別に行われるようになった。

トマスカップ、ユーバーカップとは異なり、予選は行われず、各国のレベルに合わせて7つのグループにクラス分けがあらかじめ行われる。
2009年大会までは大会結果に基づいてクラスの入れ替えが行われていたが、2011年大会からはチームの世界ランキングに合わせてクラス分けが行われるようになった。

YearHost CityCountry
1989Jakarta
1991Copenhagen
1993Birmingham
1995Lausanne
1997Glasgow
1999Copenhagen
2001Seville
2003Eindhoven
2005Beijing
2007Glasgow
2009Guangzhou
2011Qingdao
2013Kuala Lumpur
2015Dongguan
2017Gold Coast
2019Nanjing
2021Suzhou
2023Suzhou
2025

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