On30を始めた頃、1/45のミニカーを色々買い込んでいつかはレールカーにと思いを馳せていました。
オープンカー改造のスタッフカーやミニバスなど、道路など整備されていない山奥でちょっとアンバランスで強引な改造で旅客運用を行っている森林鉄道の雰囲気を簡単に醸してくれそうです。
店ではワーゲンバスも目に着くのだけど、これは昭和の軽便にお任せして、シェイに引っ張られて1920年ぐらいがプロトタイプになっているので、車はTフォードの時代にしたいところです。
そして、ネットで見つけたのがこのフィアットでした。
1915 Fiat OMNIBus
いつかはこいつをレールバスに・・・、問題は動力。一からギアボックスを作る?・・・ちょっと面倒なんだけど^^;
すると、こんなキットが出てきました。 いつぞやの「気になるあいつ」から再掲
これはこれは、、バスを木製の台枠に乗せてしまうなんて、ロギングちっくでいいです。いい雰囲気!
結局ミニカーを手に入れて5年、本棚の上で埃を被って佇んでいたフィアットバスに命を吹き込むことにしました。
この車も何かの種車にと思って手に入れていたものです。安かったし^^;
ストリートカー(Bachmann)
動力部分はダイキャストの台枠に両軸キャラメルモーター2段落としというもので、1軸だけ使うとするとダイキャストの台枠を使わないのが良さそうです。
他の工作で接着剤が固まるのを待つ間、こいつをあれこれいじっていると、木の台枠にバスを載せるのならこの動力だって使えるかも、と思ったのでした。
1軸を外してフィアットバスを載せて検討してみると、意外に面白い雰囲気になります。
ちょっと怪しい雰囲気なのは台枠に埋まるようなプレート車輪、台車を外すと車輪がむき出しになるのだけど、台枠に埋まって「らしく」ないんです。
1軸の車輪であってもトラックのタイヤのようにタイヤだけ目立ってくれればいいのだけど、台枠に埋まると産業用車両のようであまり似合わないのですね。
そこで、2軸の台車を切り継いで1軸で使っているような感じにしてしまうと、意外にこれがいい雰囲気に見えました。
切り継いだ台車
台車は1軸にしたのでモーター部分までを使いますが、車体への取り付けも考えて使わない軸側は半分の高さまで切り取りました。
これで車体下の重たい雰囲気は多少改善されました。
動力台車は1軸そのままで、集電機構も種車のブラシを使えます。とはいえ、1軸集電ではやっぱり心もとないので、前側の台車からも集電したいところです。
また、車体下に動力を置いたので全体に腰高になっています。前側の台車と車体の間にかなりの隙間が必要となるので、このあたりのアレンジが必要です。
台車枠は取り付けてません
カウキャッチャーは木製台枠風の台枠にフロントビームをでっちあげてそこに取り付けることにしました。
前側台車と車体の間に3mmの角材を入れるとぴったりの隙間があります。
台車が首を触れる機構を組み込んでこの隙間を埋めないといけません。
2010.11.26
配線や集電などの電気回りの前にボディーを組み上げてみました。
できればサウンドデコーダーを組み込みたいのだけど、スピーカーとか置き場所に困りますね。
一番後ろの座席を荷物室にしてしまえば組み込めそうです。
動力車輪の台枠、こうやってみると自然な感じに見えてきます…手前味噌?
斜めから。。屋根がしっかりハマってないですね^^;
続く
2010.11.27
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