On30鉄道模型、アメリカンな森林鉄道OKリバー鉄道の活動を記録します。OKリバー鉄道はOKリバー沿岸に広がる森林地帯に延びる鉄道で、支流ごとの支線や伐採前線から下流の製材所まで縦横に路線が延びています。モデルは各支線、ジャンクションを数名のメンバーで楽しんでいます。2006.3開設

16.Fiat 1915オムニバスをレールカーに改造


1.構想5年^^;


On30を始めた頃、1/45のミニカーを色々買い込んでいつかはレールカーにと思いを馳せていました。
オープンカー改造のスタッフカーやミニバスなど、道路など整備されていない山奥でちょっとアンバランスで強引な改造で旅客運用を行っている森林鉄道の雰囲気を簡単に醸してくれそうです。

店ではワーゲンバスも目に着くのだけど、これは昭和の軽便にお任せして、シェイに引っ張られて1920年ぐらいがプロトタイプになっているので、車はTフォードの時代にしたいところです。
そして、ネットで見つけたのがこのフィアットでした。


1915 Fiat OMNIBus

いつかはこいつをレールバスに・・・、問題は動力。一からギアボックスを作る?・・・ちょっと面倒なんだけど^^;

すると、こんなキットが出てきました。 いつぞやの「気になるあいつ」から再掲



これはこれは、、バスを木製の台枠に乗せてしまうなんて、ロギングちっくでいいです。いい雰囲気!

結局ミニカーを手に入れて5年、本棚の上で埃を被って佇んでいたフィアットバスに命を吹き込むことにしました。


2.動力


この車も何かの種車にと思って手に入れていたものです。安かったし^^;

ストリートカー(Bachmann)


動力部分はダイキャストの台枠に両軸キャラメルモーター2段落としというもので、1軸だけ使うとするとダイキャストの台枠を使わないのが良さそうです。

他の工作で接着剤が固まるのを待つ間、こいつをあれこれいじっていると、木の台枠にバスを載せるのならこの動力だって使えるかも、と思ったのでした。
1軸を外してフィアットバスを載せて検討してみると、意外に面白い雰囲気になります。

ちょっと怪しい雰囲気なのは台枠に埋まるようなプレート車輪、台車を外すと車輪がむき出しになるのだけど、台枠に埋まって「らしく」ないんです。
1軸の車輪であってもトラックのタイヤのようにタイヤだけ目立ってくれればいいのだけど、台枠に埋まると産業用車両のようであまり似合わないのですね。

そこで、2軸の台車を切り継いで1軸で使っているような感じにしてしまうと、意外にこれがいい雰囲気に見えました。

切り継いだ台車


3.借り置きしてみる


最小限の加工で雰囲気を作ってみました。


前側の台車はバックマンの4-4-0のスペアパーツ、カウキャッチャーも使わないので拝借しました。

これ↓


まあまあですかね。

4.加工


台車は1軸にしたのでモーター部分までを使いますが、車体への取り付けも考えて使わない軸側は半分の高さまで切り取りました。
これで車体下の重たい雰囲気は多少改善されました。

動力台車は1軸そのままで、集電機構も種車のブラシを使えます。とはいえ、1軸集電ではやっぱり心もとないので、前側の台車からも集電したいところです。
また、車体下に動力を置いたので全体に腰高になっています。前側の台車と車体の間にかなりの隙間が必要となるので、このあたりのアレンジが必要です。

台車枠は取り付けてません


カウキャッチャーは木製台枠風の台枠にフロントビームをでっちあげてそこに取り付けることにしました。

前側台車と車体の間に3mmの角材を入れるとぴったりの隙間があります。
台車が首を触れる機構を組み込んでこの隙間を埋めないといけません。


2010.11.26

5.前部台車まわり


ボンネットの下には前輪の板バネが大きく張り出しています。クラシックカーの大きな特徴なだけにこの板バネは使いたいものです。
そこで、このバネの下に枕梁を張って前部の台車の上に載せるようにします。

台車と枕梁…センターの穴がずれてますネ^^;、ネジ止め用のドライバーを通す穴なのでいいんだけど精度低いデス^^;


車体に固定したところ


仮組するとこんな感じです。高さもほぼOKです。



こうしてみるとトロリーの台枠はそんなに目立ちませんね、あまり床下に機器がありそうではないのだけど、ま、それらしい感じに見えます。

6.台枠


動力車輪がとても愛想のない車輪なので2軸台車を切り継いだ台車枠を取り付けます。
ステップとタイヤカバーが一体に整形されたパーツの間にトロリーの台枠が入り、その台枠とステップの間に台車枠を取り付けました。
今後取り外すこともないので強度を考えてエポキシ接着剤でがっちり接着しました。



台枠はすべて黄色のボディーにネジ止め、塗装変更などありそうですからね。

7.ボディー組み上げ


配線や集電などの電気回りの前にボディーを組み上げてみました。
できればサウンドデコーダーを組み込みたいのだけど、スピーカーとか置き場所に困りますね。
一番後ろの座席を荷物室にしてしまえば組み込めそうです。




動力車輪の台枠、こうやってみると自然な感じに見えてきます…手前味噌?

斜めから。。屋根がしっかりハマってないですね^^;



続く
2010.11.27







◇軽工作INDEXに戻る

メニューバーA

伝言板

こだ運24
お疲れ様でした。
紹介記事追加しました。

シタデルカラーの紹介
byエドガーさん
が始まっています。

フリーエリア

メンバーのみ編集できます