各勢力に対する態度や関心は、主に人間たちだけの問題です。それらは「イスリナ教徒」か「砂民」かによって、対応が異なっています。
- 青の勢力に関して:イスリナ教徒たちは友好状態。砂漠を通じ、白の勢力が優位を占める交易を行っている。砂民は中立状態。各地に点在する都市までの移動拠点としてオアシスの利用を許可はしているが、そこでの商売については無関心である。なお、青の勢力自体は異文化を歓迎(交歓を持つクリーチャーが多い)しているが、緑の勢力とは異なり交戦状態ではない。それは青の勢力のとっている、交易に対する低姿勢かつ流動的な態度が評価されていることと(青の勢力からすれば、砂漠での様々な調度品やイスリナ教徒の上層部である富裕層は大切なお客様である)、白の勢力との文化の交流を表面的には行おうとしないためである。白の勢力が自分たちの内情や文化を外部に対して遮断しているためでもあり、それを無理強いしないためでもあるといえる。
- 黒の勢力に関して:相互に交戦状態であるが、黒の勢力から攻め込んでくる時に応戦することが多い。白の勢力の北方に黒の勢力との境界線があり、イスリナ教徒たちが防衛している。北方には砂民たちは生息していないので、これらについては無関心。
- 赤の勢力に関して:イスリナ教徒たちは交戦状態。赤の勢力は白の勢力の南方にある。そこをほぼ中央部で分断されているベルナ砂漠の覇権を争っている。砂民たちは中立、あるいは友好状態。もともとは同じ遊牧民族(ノーマッド)であるため、オアシスなどの砂民の生息場所を侵略しない限りは交戦しない。また、砂民の方より赤の遊牧民たちの生息場所を侵略することはない。
- 緑の勢力に関して:白からの一方的な交戦状態。黒の勢力と同じく白の勢力の北方にあって、交歓による異文化や文化交流を歓迎している緑の勢力は、唯一神を信仰し、選民的な思想を持つイスリナ教徒たちからすると、排除目的に他ならない。緑の勢力はそれに応戦しているものの、黒の勢力とは異なり、白の勢力に攻め込むことはない。北方には砂民たちは生息していないので、これらについては無関心。