「思想としてのパレスチナ」ゼミとは
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p_semi2009 2009年01月16日(金) 18:18:12履歴
「思想としてのパレスチナ」ゼミについて、以下の観点から紹介していきたいと思います。
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比較動態文化論演習
この「思想としてのパレスチナ」というゼミは、正式には「比較動態文化論演習A、B」という総合人間学部（総人）提供の科目です。A、Bとついているのは学部の授業形態が前期と後期に分かれているからで、前期の授業は総人の大学院に当たる人間環境学研究科との合同科目になっています。つまり前期には院生と学部生が同じ地平で作業することになります。
院生にとってはどうかはわからないけど、学部生にとってはとても刺激ある機会です。レジュメの作り方一つをとっても、学ぶ所は多いです。
パレスチナ問題に関するレクチャー
例年前期の演習では、最初の講義の数回がパレスチナ問題を知らない学生に向けたレクチャーに当てられています。前年度は岡先生が講義をされましたが、今年度は岡研に所属する院生さん二名による数回の入門講義が行われました。
けれどこれは演習の授業であるわけで、パレスチナ問題の講義がその主眼となっているわけではない（と思います、ぼくは）。数回のレクチャーが終わった後、ゼミでは思想としてのパレスチナ問題に取り組むことになります。
具体的な内容は下で廣本さんが書いてくれているので、次の段落では「思想としての」という言葉が持つ意味を考えてみたいと思います。
�◆峪彖曚箸靴討痢廛僖譽好船覆箸呂匹鵑憤嫐�なのだろう
はじめに
見出しを作るだけ作って、僕自身「思想としての」という言葉の意味を数日考えていました。自分にとってこの言葉はどんな意味を持つのだろうかと。
けれどそれを考えていて思ったのは、この言葉にはひとりひとり様々な思いがあるのではないか、という事。それぞれにとってとても大事な言葉なんじゃないか、という事。正直僕が代表して書けるものではないと気付きました。
例えゼミに参加していても、しっかりと話し込まなければその人が何を考えていて、どんな思いで、このゼミに参加しているか、もっといえば生きているか、そういう事はわかりません。ゼミ生の自己紹介を読んで、そんな事考えているんだ、と単純に驚き、面白かった。みんなの思いがあるテーマ、そこに多様な想いや、動機や、関心があるテーマには、多くの人に参加して欲しい。その方がきっと面白くなる。単純にゼミに参加する人みんなそれぞれにとって、「思想としてのパレスチナ」という言葉がどんなことを意味しているのか、読んでみたいと思いました。
とっても内輪向けへのメッセージになってしまいましたが、みんなが書いてくれたらこのはじめには消しましょう。
(goto)
ゼミ生にとっての「思想としてのパレスチナ」
��今年度のゼミで取り組んだこと
前期
論文の精読
扱った論文
リレーショナルアプローチ
５分間レポート
後期
�．璽澆粒詰� 
比較動態文化論演習
この「思想としてのパレスチナ」というゼミは、正式には「比較動態文化論演習A、B」という総合人間学部（総人）提供の科目です。A、Bとついているのは学部の授業形態が前期と後期に分かれているからで、前期の授業は総人の大学院に当たる人間環境学研究科との合同科目になっています。つまり前期には院生と学部生が同じ地平で作業することになります。
院生にとってはどうかはわからないけど、学部生にとってはとても刺激ある機会です。レジュメの作り方一つをとっても、学ぶ所は多いです。
パレスチナ問題に関するレクチャー
例年前期の演習では、最初の講義の数回がパレスチナ問題を知らない学生に向けたレクチャーに当てられています。前年度は岡先生が講義をされましたが、今年度は岡研に所属する院生さん二名による数回の入門講義が行われました。
けれどこれは演習の授業であるわけで、パレスチナ問題の講義がその主眼となっているわけではない（と思います、ぼくは）。数回のレクチャーが終わった後、ゼミでは思想としてのパレスチナ問題に取り組むことになります。
具体的な内容は下で廣本さんが書いてくれているので、次の段落では「思想としての」という言葉が持つ意味を考えてみたいと思います。
�◆峪彖曚箸靴討痢廛僖譽好船覆箸呂匹鵑憤嫐�なのだろう
はじめに
見出しを作るだけ作って、僕自身「思想としての」という言葉の意味を数日考えていました。自分にとってこの言葉はどんな意味を持つのだろうかと。
けれどそれを考えていて思ったのは、この言葉にはひとりひとり様々な思いがあるのではないか、という事。それぞれにとってとても大事な言葉なんじゃないか、という事。正直僕が代表して書けるものではないと気付きました。
例えゼミに参加していても、しっかりと話し込まなければその人が何を考えていて、どんな思いで、このゼミに参加しているか、もっといえば生きているか、そういう事はわかりません。ゼミ生の自己紹介を読んで、そんな事考えているんだ、と単純に驚き、面白かった。みんなの思いがあるテーマ、そこに多様な想いや、動機や、関心があるテーマには、多くの人に参加して欲しい。その方がきっと面白くなる。単純にゼミに参加する人みんなそれぞれにとって、「思想としてのパレスチナ」という言葉がどんなことを意味しているのか、読んでみたいと思いました。
とっても内輪向けへのメッセージになってしまいましたが、みんなが書いてくれたらこのはじめには消しましょう。
(goto)
ゼミ生にとっての「思想としてのパレスチナ」
��今年度のゼミで取り組んだこと
前期
論文の精読
パレスチナ問題に関する英語の論文の精読を行い、そこからパレスチナ問題が現代世界に提起する思想的な諸問題について考察しました。具体的には、４つのグループに分かれて、それぞれ論文の担当部分を深く読み込んでグループ内で議論したことをゼミで発表し、それを踏まえて今度は、論文について全体で議論を行うというものでした。
扱った論文
題材となったのは、Ella Shohatの論文"Taboo Memories, Diasporic Visions"の"Taboo Memories, Diasporic Visions"という章です。この論文で作者は、コロニアリズムやナショナリズムの到来によってアラブ=ユダヤ文化に付与された「矛盾」を明らかにしようとしています。また、「西洋対東洋」などの二項対立とともに、ヨーロッパ中心的なシオニズムの歴史の語りの中で設定された「境界」を取り除くことで、Arab Jewの複雑なアイデンティティを解きほぐすことを試みています。
リレーショナルアプローチ
上記の試みを実践するに当たって、作者は「リレーショナルアプローチ」というものを用いています。これは、例えば時間的・空間的・学問的な境界によって分断されてきたけれども、実は構造の類似が見られる、というある二つの出来事（あるいは存在）を結びつけることで新たな問題提起の可能性が生まれる、というものです。このリレーショナルアプローチをという手法は、現代世界の様々な問題を考える上で、大いに思想的な示唆を与えてくれるものです。前期最後の授業と課題レポートでは、ゼミ受講者たちが、それぞれリレーショナルアプローチを用いた問題提起に取り組みました。
５分間レポート
前期のゼミでは、毎回授業の最初に「５分間レポート」が行われていました。これは、先生の指名を受けた学生がパレスチナ問題に関連する書物や映画などについて、５分間で紹介するというものです。５分という短い時間の中で、書物や映画のいわんとするところを伝えることはなかなか難しいですが、卒論報告に向けたいい練習になると思います。
後期
「思想としてのパレスチナ」を全体のテーマに、ゼミ生それぞれが研究課題を設定し、研究に取り組んでいます。
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