今日、6月23日は
沖縄慰霊の日ですね。
中東のパレスチナの出来事とアジアの東の端にある日本の出来事。
日本人としてつい無関係な第三者を装ってパレスチナ問題にかかわりがちになってしまいますがそれでは意味がない。
パレスチナ問題を考える時、同時にパレスチナ問題と相似形を為す日本の問題について考えなくてはならない、というのが我らが岡先生が口癖のように仰る事です。
例えば、北海道や沖縄が日本の植民地政策の犠牲となったことは周知の事実ですが、今や日本の一部としてその事実は忘れ去られ、語られません。パレスチナがイスラエルの植民地主義の犠牲になったにもかかわらず、その出来事である《ナクバ》が語られないように。
沖縄ではガザや西岸のように《占領》の問題も続いています。
パレスチナ問題を考える時、わたしたちはこれらの問題に無関心でいてはならないのだと思います。
さて、長らくお待たせしてしまいましたが、
土井敏邦さんの講演会の報告を更新していこうと思います。まずはその第一弾として少し詳細を説明します。
土井敏邦さんは1935年生れ。フリーのジャーナリストで1985年以来パレスチナ・イスラエルの取材を続けておられます。著書に占領地で兵役についていた元イスラエル兵士達にインタビューした『沈黙を破る 元イスラエル軍将兵が語る”占領”』(岩波書店)など。また同名映画『沈黙を破る』も2009年5月以降全国8ヶ所で順次公開しています(東京、京都、大阪は終了)。
- また6月1日にはこの映画に登場する元イスラエル軍将校ノアム・ハユットさんが来日し、私たちゼミ生も京都シネマに来場してくださった際に、少しですがお話を聞く事ができました。
- 講演会は今年4月5日京都大学で行われたものです。これは昨年末からのガザ攻撃、また攻撃前後で依然続くイスラエルによる封鎖の状況を受けて、岡先生が企画したものです。
- 土井さんは停戦後ただちに現地に入って取材をなさっていました。これはその現地報告会です。(twin)