午後の練習を終わらせ帰路につく。時期は冬、日が暮れるのも随分と早くなった。
「うぅ……寒い」
夕方にもなると昼間に比べて気温が急激に下がり、運動を終えたばかりの体から一気に体温を奪っていく。寒さに堪え、手に息を吹き掛けながら商店街の通りを歩いていく。
いつもならこの時間帯、買い物に来ているお客さんは少なく、店じまいの支度をする店が多くて少し寂しい感じだ。
しかし今日は違う。辺りは綺麗なイルミネーションで飾られ、人もいつもより多く、家族連れやカップルなどよく見かける。
そう、今日はクリスマス。家族や恋人といった大切な人と過ごす日。周りを行き交う人達は皆、幸せそうな表情をしている。


このクリスマスが関係しているのかは分からないが、今日のチームメンバー達はやたらと気合いが入ってた。練習が終わった後
「今日は皆で朝まで飲み明かすぞー!」
「おおー!」
なんて言っていた、勿論俺と城田さんはその集団から抜け出してきたが。
城田さんは「早く帰ってお嬢様達にご馳走を作らなければ!」
と言い残し帰って行った。本当あの人は何者なんだろうといつも思う。
まぁ毎年クリスマスなんて縁の無かった俺には、いつもと変わらない日だと思いながら、家へ帰宅する足を速める。



(こんな寒い日は風呂に入って早く寝よう)
そんな事を考えながらやっと自宅……武美宅に到着。鍵をあけドアを開けると、何故か武美が玄関で待っていた。
「あ、おかえりー!」
「ああ、ただい………」
言葉が詰まる。一瞬帰る家を間違えたかとさえ思った。
「えーと……何、その格好?」
「へ?見れば分かるじゃん」
どう見てもセーラー服にしか見えない。赤いリボンのついたセーラー服、結構際どい短さのミニスカート、白いハイソックス。どこからどう見ても女子高生にしか見えない。
「……セーラー服なのは分かるけど、なんでそんなの着てるんだ?」
「いやー今日なっちゃん家の大掃除の手伝いに行ったんだけどさ、偶然押し入れの中からなっちゃんが高校生の時に着てた制服が出てきてね。借りてきちゃった」


「借りてきちゃったって…」
「一度着てみたかったんだよねー、セーラー服とか。……私、ほら学校行ったこと無いからさ…少しだけ憧れてたんだよね。…こうゆう制服着るの。」
「……あぁ……そうか」
武美は、大神の研究所で生まれてずっとそこでサイボーグとしての実験体にされてきた。外見こそ20代の女性に見えるが、実際の年齢はまだ9歳でカンタ君とあまり変わらない。
普通の子供なら学校に通ってる歳だが、普通の生活を送らせてもらえる訳が無い。毎日実験体にされ何度も死にかけた、段々それが怖くなり研究所から逃げたと武美に聞かされたことがある。
「えへへ〜どう?似合ってる?」
ポーズをとったりクルクル回ったりしている。正直…似合いすぎる。というか可愛すぎる。街中をこんな格好で歩いていたら、男達が声をかけてきそうな位だ。「あれ〜…無反応?」
「…へ?あ、ああ!似合ってるぞ」
「本当!?そう言って貰えると嬉しいなぁ」
笑いながら腕を絡ませてくる。
「お、おい!」
「さぁさぁご飯食べよう!お腹空いちゃったよ!」
「わ、分かったから引っ張るなって!うわっ」
そのままリビングに連れていかれる。ちらっと見た武美の顔が、何故かちょっと照れてるようにも見えた。



その後一緒にご飯を食べ、クリスマスだからとワイワイ騒ぎ(殆ど武美が)、お風呂に入って出てくると時刻は11時を回っている。
しかし時間より気になることがある。
「なぁ…武美」
「へ?何?」
「…いつまでその格好でいるんだ?」
ご飯を食べてる時も、騒いでる時も、お風呂から出てきても、今だ武美は制服姿のままだ。
別にそのままでも全然構わないが何か気になる。
「えーと…それは……そ、そんなことよりさ!今日クリスマスだよね?」
適当に話を逸らされる。
「あぁ…だからさっきまで騒いでたんだろ」
「私たち…恋人だよね?」「あぁ、そうだな」
7月頃俺は武美に告白された。始めはどうすればいいか戸惑ったが、結果としては了承した。
「インターネットで調べたんだけどさ…クリスマスの日、カップルはデートしたりするんだって」
「そうだな、商店街にも少しカップルいたし」
「そ、それでさ、デートした後…殆どのカップルは、その…朝まで一緒に過ごすんだって…だから…その」顔を少し赤く染めもじもじとしている。武美のその反応を見て、そういう事か。と心の中で瞬時に理解した。


「…武美」
「へ?ふぁ!んっ……」
頬に手を当て優しく口づけをする。初めこそ驚いていた武美だが、すぐに受け入れる。背中に手を回し、キスを待っていたかのように舌を差し入れ小波の口内を貪るように味わう。
「んっ……んんっ…」
最初は武美にされるがままだった小波も、段々と攻めに出る。自分の口内を貪っている舌を押し返し、そのまま今度は武美の口内を侵す。
「あっ…ふぁ……んっ」
舌と舌を絡めあう卑猥な水音が聞こえる。
しばらくしてお互い唇を離す、銀色の透明な糸が掛かり、ほつりと解ける。
武美の顔は情けない表情をしているが、頬を朱く染めとても色っぽく見える。
この雰囲気を壊したくない。早く続きがしたい欲望を抑え武美を抱き抱える。
「わわっ!」
「武美の部屋でいいか?」すぐに理解したのか黙って頷く。


武美を部屋のベットに優しく下ろして直ぐに2回目の口づけを交わす。それと同時に右手で武美の着ている制服のリボンを解きボタンを外す。そんな時、やっと理解した。唇をゆっくり離し、名残惜しそうな顔の武美に聞いてみた。
「もしかして、こうなること予想してずっと制服きてたのか?」
「うっ…ぐ、偶然だよ偶然!」
「……まぁどっちでもいいけどさ」
そう言い、また制服を脱がしにかかる。内心こっちのほうが良いと思っているのは内緒だ。
下着をずらすと、可愛いらしい胸が姿を出す。
「あ、あまり見ないでほしいな…」
両手で、両方の胸を優しく撫で回す。
「あんっ…あっ…やあっ」甘い声が漏れる。そんな自分の声が恥ずかしかったのか、両手で口を抑える。そんな可愛らしい行動も、小波の興奮を煽るものにしかならない。


優しく撫で回す手に、少し力をいれ揉んでみる。
「んっ〜!んん〜!」
首をフルフルと横に振って我慢しているらしい。そんな姿も良いが、段々先程の甘い声が聞きたくなってくる。一旦攻める手を休め、武美の口を抑える手を退かす。
「あっ!…はぁ…はぁ」
「もっと声出して良いんだぞ」
「だ、だって恥ずかしいし…手が勝手に」
「そうか…じゃあこうしておこう」
武美の両手を交差させ、左手で頭の上に押さえ付けた。
「これなら勝手に塞がれないぞ」
「ちょ、ちょっと!こっちのほうが恥ずかしいよ!」
抵抗する武美だが、いくらサイボーグでも所詮は女の子、毎日野球で鍛えられた小波の力には敵わない。
ジタバタしている武美を無視し、既にツンとした桜色の突起を攻めることにした。左手を使えない為、舌で転がし右手を使って摘む。「あんっ!だ、だめだよ…そんな…に、強くしちゃ…ひゃん!!」
強く吸い上げ、右手で強く摘んだ瞬間武美の体が痙攣する、軽くイッたらしい。


「あぅ…はぁ…はぁ」
そのまま休まずスカートの中に手を入れ、ショーツの上から割れ目をなぞる。
「ひゃう!」
「…武美のここ、もうこんなに湿ってるよ」
「…そんな事言わないでいいよ」
中指には透明でネトネトとした液体が纏わり付いてくる。
そんなグショグショになっているショーツを丁寧に脱がし、武美の股に顔を埋める。
「えっ!う、嘘!何するの!?」
「何って…こうするんだよ」
武美の秘所を丁寧に舐めていく。
「あっ!こ、これはダメっ!だめだよ!ふぁ…あんっ、んっ」
秘所に舌を這わせる度に奥からどんどん愛液が溢れてくる。いやらしいピチャピチャと言う水音と武美の耐えるような喘ぎ声が部屋中に響く。
「俺に舐められて興奮してるの?こんなに濡らして…武美はエッチだな」
「わっ…だ、だって…こんな…あっ…き、気持ち良いなんて…思わなかったんだ、もん」


武美の顔は真っ赤に染まり瞳が潤んでいるように見える。制服は乱れ、綺麗な肌が露出されて、小波の欲望を更に向上させる。もはや我慢の限界だ。
「武美…もうそろそろいいか?」
「…う、うん。…お願い」ズボンとパンツを下ろすとそこには大きく聳える我が息子の姿。そのまま秘所にあてがい一気に膣内を貫く。
「ああああ!あ、あんっ!ダメッ!んっ」
「くっ……」
膣内は既にヌルヌルになっているが、かなり狭く、小波の精を欲しがるように蠢き締め付ける。あまりもちそうに無いことを直感し、下半身を連結したまま武美を抱き抱える。
「…ふぇ?ふぁ!こ、これ!う…んっ!奥まで…あっ…つ、突かれて!」
とにかく上に突き上げる。強く武美を抱きしめ、口づけをし、快楽に酔いしらせる。
「んっ、んん〜!!!」
武美も応えるように、脚を絡ませ必死にしがみついてくる。
「武美っ…もう、出すぞ!」
「な、中に…小波さん!小波さんっ!」
武美の腕が強く締め付けると同時に、ビクビクと大きく痙攣する。
「ああああああ!」
それに少し遅れて小波も精を吐き出す。膣内を大量の白濁液で汚していく。
「あぁ…小波さんのが、中で沢山…」
お互い力を使い果たしベットに倒れる。未だ下半身は繋がったままだ。
「はぁ…はぁ…大丈夫か、武美?」
「う、うん……凄かったよ」
お互い見つめ合い口づけを交え静かに眠りに落ちていった。



後日談

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