カリムーの宝を見つけたあと、仲間達はそれぞれの生活へと戻っていた。
そして俺達は、航海士として船に残ったレン、モッチー、その他最低限の船員で世界中の宝を求めて航海を続けていた。
俺とレンの関係はというと・・・カリムーの宝を求めて冒険していた頃とほとんど変わっていなかった。


ある冷える日の夜、俺は何だか眠れずに時間をもてあましていた。
「・・・レンのところにでも行ってみるか」
レンは針路を確認するために夜通しで番をしているはずだ。
給湯室で熱いコーヒーを煎れ、レンの元へと向かった。
「よぉレン、今夜は冷えるな」
「あ、コナミさん!」
レンが笑顔をこちらに向ける。
「お疲れさまレン、コーヒー煎れたけど飲むか?」
「ありがとうございます。コナミさん」
レンはコーヒーを受け取るとふーふー吹きながら飲み始めた。そんな様子がとても可愛らしい。
「コナミさん、どうかしましたか?」
どうやらレンを見つめすぎてしまっていたようだ。怪しまれてしまった。
「い、いやなんでもないよ」
「そうですか?」
再びレンは進路の確認に戻った。
そんなレンの様子を今度は怪しまれないように見つめながら、俺は熱いコーヒーをちびちびと飲んでいた。

「今夜は本当に冷えますね」
二人のコーヒーが空になった頃、レンがこちらを見ずに言う。
「ん、そうだな」
レンを見ながら答える。
「・・・」
二人の間を沈黙が流れた。
「コナミさん!」
と思ったらレンがこちらを急に振り返った。
「な、なんだレン!」
思わず返事も大声になる。
「こんなに寒いとですね、風邪を引いてしまうかもしれないですね」
「そ、そうだな?」
「なので、何か暖を取るものがほしいわけです」
レンがこちらへとにじり寄ってくる。
「・・・というわけでちょっと背中を貸してください」
そう言うとレンは突然背中に抱きついてきた。
「レ、レン?」
レンの柔らかい体が背中に押し付けられ、服越しに二つの膨らみを感じた。俺はその感触に頭が真っ白になってしまった。
「コナミさん、あったかいです」
そう言いながらレンは体を密着させてくる。レンの鼓動や呼吸を背中で感じ、レンの肉体を強く意識させられる。
レンへの欲望が首をもたげた。
(駄目だ!落ち着け!俺!船にはモッチーたちも居るし!ここは船の上で外だ!)
頭の中で落ち着け落ち着けと繰り返す。しかし、レンは体をぐいぐいと押し付けてくる。
(こ、これはもしや誘ってるんじゃないか?・・・いや駄目だ!衝動に駆られてレンを傷つけるようなことがあっちゃいけない!そうだ素数だ!素数を数えるんだ!)
1からひたすら素数を数え上げて、落ち着こうとする。しかしレンは中々体を離してくれなかった。

「・・・・・・何もしないんですね」
571まで数え、そろそろ次の数字が怪しくなって来た頃レンがぽつりと言った。
振り向こうとしたが背中に抱きついているレンの表情は見えない。
「・・・やっぱり、私じゃ駄目ですか・・・?
・・・そうですよね、コナミさんの周りには王女さんとかシズヤさんとか素敵な人たちがたくさん居ますもんね・・・」
「・・・・・・」
レンの声色は明らかに暗いものだった。
「・・・なぁ、レン・・・」
「・・・あ、すいません!なんだか嫌なこと言っちゃいました。
・・・今のはなんでもないんで忘れちゃってください!」
体を離し、無理に明るくレンが言う。レンは感情がとてもはっきりした女の子だ。
喜んでいるときも、今みたいに落ち込んでいるときもすぐに態度に出てしまう。
「レン」
そっとレンを抱き寄せる。
「え・・・」
レンがきょとんとした表情を浮かべる。
「まったく、レンは変な奴だなぁ。大胆に抱きついてきたと思ったら、すぐそんな風に落ち込んじゃって」
レンは俺の腕の中で俯いてしまった。
「レンはすごく魅力的だよ」
レンがびくっと体を震わす。
なので俺はレンをさらに強く抱きしめる。そして、もう一度言う。
「レンはすごく魅力的な女の子だ」
うつむいているせいで表情は分からないがレンの耳が真っ赤になっている。
「レン、顔を上げて」
おそるおそるといった感じでゆっくりと顔を上げる。その顔はびっくりするぐらい赤くなっていた。
「コナミさん・・・」
潤んだ瞳でこちらを見てくる。あぁ、その表情は反則だ・・・。
吸い込まれるように顔を近づける。
「ん」
触れるか触れないか程度の口付けを交わした。

唇が離れてすぐにレンの表情が崩れた。
「・・・えへへ、キス、しちゃいましたね」
「・・・そうだな」
ううむ、レンの顔を直視できないぞ。
なんてうれしそうな顔をしているんだ、こちらが恥ずかしくなってしまう。
「・・・コナミさん」
「ん、なんだ?」
「私のこと・・・好きですか?」
レンの顔は相変わらず真っ赤だ。
「・・・言わないと駄目か?」
「言って欲しいです」
「・・・あぁ好きだよ。俺はレンが好きだ」
するとレンは真っ赤な顔のまま満面の笑みを浮かべた。
「私もコナミさんのことが大好きです!」
再びレンが顔を近づけてくる。
俺達は一回目より長い口付けを交わした。

「コナミさん、今夜は本当に冷えますね」
レンが上目遣いで再び尋ねてくる。
「うん、今夜は冷えるな」
「なら、ですね。二人ともがあったまるいい方法があると思うんです」
レンが何をいいたいかは当然、分かる。が、本当にやってしまっていいのか・・・?
「・・・でも、ほら針路を見てないと」
「ちょっとくらい大丈夫です!」
レンが体を押し付けてくる。さっき背中で感じた膨らみを今度は胸で感じる。俺がその柔らかい感触に逆らえるわけがなかった。
レンを抱き返し、尋ねる。
「・・・レン、本当にいいんだな」
「いいに決まってるじゃないですか。
・・・私の最初の人はコナミさんだって前から決めてましたから」
レンのそんな言葉に下半身が反応する。あぁなんて低俗な男なんだ俺は。
「じゃ、じゃあするぞ!」
「・・・はい。私の始めてを貰ってください。コナミさん」
献身的な言葉に興奮がさらに高まる。すでに俺の息子はギチギチに膨張していた。
小刻みに震える手でレンのセーラー服のボタンを外していく。
「・・・えへへ、男の人に服を脱がされるのってなんだか恥ずかしいですね」
レンが本当に恥ずかしそうに言う。そんなレンの言動や反応ひとつひとつが俺の興奮をどんどん高めていく。
苦労してボタンを全部外すと可愛らしい下着に包まれた、小振りながら形の良い乳房が露わになる。
「うう、寒いですね」
レンは声が少し震えている。
「やっぱり一回船内に戻ってから・・・」
「部屋の中だとモッチーさんたちに聞こえちゃうかもしれませんよ」
「・・・それになるべく早くコナミさんと結ばれたいんです。・・・ずっと待ってたんですから、これ以上お預けは、嫌です・・・」

その言葉で俺のぎりぎりで保っていた理性のタガが外れた。無造作にレンの下着を剥ぎ取るとやや乱暴に乳房をつかむ。
「あっ!」
レンが声をあげる。
そんな可愛い声をもっと聞きたくて乳房を執拗に揉む
レンの乳房は手のひらにちょうど収まるぐらいで、とても柔らかい。
気を抜いたら何時までも揉んでいてしまいそうだ。
「あっ・・・あっ!、コ、コナミさん」
乳房への愛撫にレンが声を上げる。
レンに名前を呼ばれるたびに脳の奥に痺れるような感覚が走った。
たまらなくなった俺は片方の手で乳房を弄びながらもう一方の手を腰を伝って太ももへと滑らせる。
「んっ・・・く、くすぐったいです」
すべすべとした感触の太ももを撫でる。
レンの体はどこを触っても俺を楽しませてくれる。
太ももの感触をたっぷり楽しんだあと、今度はその手をそのまま下着へと忍び込ませた。
「ああっ!」
レンが体を一瞬硬直させ、一層大きな声をあげる。
指で味合うそこの感触はすこし湿っていた。
「レン、・・・濡れてる」
その言葉を聴いたレンが顔を真っ赤にする。
「ううっ、は、恥ずかしいんで、言わないでっ・・・くださいっ・・・」
レンが自分の愛撫に感じてくれた事実に興奮しながら尋ねる。
「胸だけでこんなに?」
「・・・んっ、コナミさんの手が、あっ、き、気持ちよすぎてぇ・・・あっ!」
「いいよ、レン、もっと感じて」
乳房と秘所への愛撫を激しくする。
レンの秘所からは水音が聞こえ始めていた。
わざとぐちゅぐちゅという音を立てるように愛撫を強める。
指を動かすたびにレンへの愛情がどんどん溢れ出して来るようだった。

「あ、あんっ!・・・コ、コナミさぁんっ・・・!私・・・もうっ・・・!」
レンが切羽詰ったような声を上げる。
既に俺も限界に達していた。
「レン・・・そろそろいいか?」
「・・・はいっ・・・コナミさん・・・来てくださいっ・・・」
ズボンを脱ぎ、これでもかというほど膨張した息子を露わにする。
レンがそれを見て、息を呑んだような気がした。
「レン・・・行くよ」
「は、はい、来て下さい・・・っ!」
レンのそこに自分のものをあてがえ、押し進める。
俺のものがレンの中へと一気に入っていく。
その途中で進入を拒む壁と、それを突き破る感触を感じた。
「ううううううああっ!!!!」
レンが痛みに顔を強く歪めた。
慌てて一旦挿入を止める。
「レンっ!大丈夫か!」
「うっ、は、はい、大丈夫です・・・っ!」
痛みを押し殺した声でレンが答える。
「ごめんな・・・!痛むよな・・・」
そう言いながら少しでも痛みを和らげられればと、レンの頭をやさしく撫でる。
「ほ、本当に大丈夫なんです・・・。痛いことは痛いですけど・・・
・・・痛み以上に、コナミさんに初めてを貰ってもらえたことがうれしくて・・・」
レンは目に涙を溜めながら微笑んだ。そんなレンの態度に俺の息子が跳ねた。
「あ・・・今、中で動きましたね・・・」
くすくす笑いながらレンが言った。
「ご、ごめん、レン。レンは痛い思いしてるって言うのに・・・」
「・・・いいですよ、コナミさん。動いてください」
「え、で、でも・・・」
「コナミさんに、私で気持ちよくなって欲しいんです・・・」
レンがそんないじらしいことを言う。・・・そんなことを言われたら我慢なんてできやしない。
「・・・わかった。じゃあ動くよ。だけど耐えられなかったら絶対に言うんだぞ」
「はい・・・、あ!その前に・・・」
「ん?なんだ?」
「も、もう一回、キスしてくださいっ・・・。そしたらきっと最後まで頑張れますっ・・・」

レンの体を抱き寄せ唇を合わせる。
「んっ」
今までのキスとは比べ物にならないほど深いキスをする。
お互いを貪るようにに求め合った。
舌と舌が絡み合い、くちゅくちゅといやらしい音を立てる。
唇を離すと涎が白い糸を引いた。
「・・・なんだか凄くエッチでしたね」
「うん、・・・じゃあ動くよっ」
「はいっ・・・来て下さいコナミさんっ」
ゆっくりと腰を動かし始める。レンの中は非常にきつく、気を抜くとすぐにでも射精しそうになる。
「あっ、あっ、あんっ!」
レンがピストンのリズムに声を上げる。
「レンっ!レンっ!」
「あっ、コナミさんっ!コナミさんっ!」
お互いの名前を呼び合う。お互いの体を強く抱きしめ合う。お互いを強く求め合う。
何時までも繋がっていたい、そう感じた。
しかし、俺の限界はあっさりと訪れてしまった。
「ご、ごめんレンっ!もうっ俺、イクっ!」
「あぁっ!コナミさんっ!な、中に、お、お願いしますっ!」
レンが叫ぶ。俺も外で出すような余裕はなかった。
「ああ!レン!中に出すぞっ!」
射精の瞬間に強く腰を突き出した。
「んっ、ああああああああああああああああっ!!!」
レンの一番奥で果てる。自分でも驚くぐらいの量の精をレンの中で吐き出した。
永遠に続くんじゃないかと思うほどの長い射精が終わり、性器を引き抜くとレンの秘所から収まりきらない精が溢れ出てきた。

「はぁ・・・はぁ・・・レン、・・・よく頑張ったな」
レンの頭を撫でながら言った。
「・・・えへへ、コナミさん、私の中、気持ちよかったですか?」
俺の胸板に顔を押し付けるようにしてレンが尋ねる。
「・・・ああ、最高だった。」
「そうですか・・・。うれしい・・・」
レンは目にうっすらと涙を浮かべている。
そんなレンを俺は抱き寄せる。
「レン」
「なんですか、コナミさん」
「・・・これからも、ずっと一緒にいような」
「・・・はい、これからもずっと一緒ですよ!」

俺はレンを強く抱きしめた。
これからも俺達は一生、一緒に冒険を続けるだろう。
この可愛らしい恋人と一緒なら俺はどこまでだって行ける気がした。

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