ここは、とある学校の教室。鍵がかかり封鎖されたこの空間に二人の男女がいる。
「分かってるよ、麻美。おいで」
「う、う」
私、七島麻美は飛び着くように彼に近寄り、首に腕を絡めた。そして、ほうばるようにキスをする。
このような男女の営みをする空間を作り上げたのは私。
すぐにでも彼に対する思いを発散してしまいたかったから、こうなるように仕向けたのだ。
キスをしながら、彼は手で胸をまさぐり、もう片方の手をスカートの中に入れた。
「んん。はうぅ…」
堪らない快感が私を襲う。
彼は特別だった。
私はかつて名門のバスケ部エースだったが、負傷しその道を閉ざしてしまった。
未来に光が見えず絶望していたところ、彼は私の近くにいて、生きる道を探すのに力になってくれた。
いつしか彼に異性を感じるようになった。
しかし彼は私と同じ苦しみを味わいながらそれをたやすく乗り越え、自分の遥か先に行ってしまった。
不公平感から彼に嫉妬した
自分の最も近い人物が遠い存在になり、最も好意のある男の子に対して嫉妬し、もどかしさを感じた
だけど、そんな彼だからこそオナニーにはよかった。
バスケができないストレスを発散するために何度もオナニーした。

毎日会って話してくれる彼は最高のオカズだった。
彼に無理矢理犯されるのを想像したこともある。
だからこそ罪悪感が生まれた。
私は彼に対し、どうしようもなくわがままなことに。
「いくよ、麻美…」
「あっ…」
私は机に寝かされ、スカートを、そして下着を脱がされ恥ずかしい所が丸出しになる。
そして彼も性器を出し先端が私のなかに触れる。
「ふあぁ…」
彼と私が繋がった。とても痛かったけど、遠くに行ってしまいそうな彼と繋がっているという事実が私に幸福感を与え、悲痛感は全くない。
彼は私を気遣かって優しく動作していたが徐々に激しくなっていった。
「あああぁ……」
幸せを感じながら私はイった。



「ねぇ…。私ってずっと君とこんなことするのを想像してオナニーしてたの」
彼と繋がった安心感からか、私は白状した。
「そんな私が彼女ってどうなの?」
彼は笑顔で答えた。
「言ったじゃないか。その人が迷惑じゃないなら、どんなわがままでも許されるって」
私を優しく抱きしめて。
「そんなわがままな麻美が好きだよ」
「う、うん」
自分は彼に対しいろんな思いがあるけど、
ひとつだけ言えるのはますます好きになるってことかな。

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