「こんな遅くまで何をやってるでやんす?」
「・・・人を待ってるんだ。もうすぐ来てくれそうな気がしてね」
「・・・今夜は冷えるでやんすよ」
「ありがとう。でも、もう少しだけ待ってみるよ」

ドン!
「キャ!」
「あ・・・・・」
「あ・・・・・」

「・・・よっ!元気?」
「友子・・・友子〜!!」
ギューッ!



 ・・・と、こう俺達が感動的に再会したのは知っていると思う。
あの後無事だったのかとか、どこ行ってたんだとか、何してたんだとか、いろいろと聞きたり、抱き合ったりしたたんだけど。まぁそれはまた別の話ということで。

しかし、いくら感動的に再会したからといって今の状況が変わったわけじゃない。
俺は黒幕だった灰原を倒したうえ、CCRの裏の顔まで知っている身。
友子だって大神グループに命を狙われるアンドロイド。なんで白瀬は助けてくれたのか分からないけど、2人とも何時殺されたっておかしくない。
なんせ俺達は大神グループという大規模な組織を相手にしているんだから。
だから、やっぱりあんまり目立った行動なんて出来るはずなんてない。
出来るだけ空気のように静かに、目立たずに生活をするように心掛けるしかなかった。



でも、やっぱりこんな生活に少し嫌気がさしたのか、1週間くらい前に友子が言った。「旅行に行きたい」
是非行きましょう。
題して「3泊4日・日本列島ダーツの旅」
ちなみに矢は京都周辺に刺さった。



みなさんこんにちは。どうも俺です。いきなりで悪いですが、俺はピンチな状況です。
左腕をガッチリと拘束された状態で、不気味な暗い屋敷へと引きずり込まれようとしています。
だけど命の心配はないでしょう。
だって腕を拘束しているのはCCRや白瀬でもなく、友子なのですから。

疲れるから話し方を普通にもどそう。
友子は自分の腕を絡ませて、俺の左腕をガッチリと捕まえている。
そして引きずり込もうとしている屋敷の入り口には、デカデカと「お化け屋敷」という文字が。
かなり怖いんだろうな。隣の出口から出てくる子供なんかビービーと大泣きしてる。
分かるぞ、その気持ち。俺なんかもう入る前から泣きそうだ。



「友子・・・別のところにいかないか?」
「え?どうして?」
どうして?って言われてもさぁ・・・
「別に理由はないけど」
「・・・もしかして怖いの?」
「そ、そんなことはないさ!お、俺は元CCRだぞ?」
「なら問題ないよね?」
「それはそうだけど・・・」
有無を言わさず友子は俺をズルズルと引きずって入り口へと進んでいく。
いや、ちょっとまって、ほんとまって、そんなに引っ張るな、まだ心の準備ってものが・・・
いやあああああああああああああああ!!!!


数十分後、お化け屋敷を脱出した俺は
「あー怖かったね」
「・・・・・・うん」
笑っている友子の隣で、初めて和式トイレを見た外国人みたいな顔をして、出口から出てくるはめになった。

「怖かったら抱きつくつもりだったんだけど、まさか逆の立場になるなんて思わなかったなぁ」
友子の声が少し大きかったせいだろう、周りにいた人達が一斉に俺の方を向いた。突き刺さる視線がものすっごく痛い。
「す、少しビックリしただけさ!」
べ、別に怖かったからじゃないんだからね!ただビックリしただけだから!足がふらついてるのも、少し視界が水で歪んでるのもビックリしただけなんだからね!!



「別に怖かったからじゃないんだ!本当だぞ!!」
「うんうん。そーだねぇ」
そう口では言っているけど、友子の目は本心を語っている。
全く信じていないと。
疑い100%の視線がさらに俺を体を貫く。体に走る痛みが2倍くらいになった。視線の強さが3倍くらいになった。
とにかく此処から逃げ出したくなった。




「へ〜。きれいなところだね」
時間と場所は変わりに変わって、夕日はもう少しで完全に沈もうとしている。つまりはもうすぐ夜だ。俺達はあと3日ほどお世話になる旅館に到着していた。
あれからまだいろいろな所を見て回ったけど、それもまた別の話。
「京都にきてホテルってのはやっぱり味気ないからね」
俺がチョイスしたのはホテルより日本的な旅館。やっぱり新婚旅・・・ゲフンゲフン!!
旅行というのものは敷き布団でそして温泉というのが醍醐味なんだと俺は思う。
「さぁ行こうか」
スッと友子の手をとって出入り口へと進んでいく。
手動の扉に手をかけ、その中へ。両脇に供えられた生け花や何やらが美しい。
「こんにちわ〜」
靴を脱いで少し前へと進んでいく。すると
「おいでやす〜」
と、流石京都。女将さんみたいな人が俺達を出迎えてくれた。



「あ、予約していた小波ですけど」
俺も丁寧に応対する。
予想していたのだろうか、女将さんは
「お待ちしておりました小波様。ようこそいらっしゃいました」
と最後ににっこりと営業スマイルをみせてた後
「お部屋の方にご案内します。少々お待ちください」
そう言って、人を呼びにいったのだろう、奥へと消えていった。
 ・・・やっぱり京都は着物だよな。日本人って感じだし、そこがまた美しいんだ。十分魅力的な女将さんだったけど、それをさらに数十倍に引き立てていくれている。
あの振る舞いといい、接客といい、言い寄られて恋に落ちない男なんかいないと断言できる。それにしてもあの笑顔はもはや凶器だよ・・・

と、多分俺は女将さんの笑顔にデレデレとしていたんだと思う。きっと顔もにやけてたんだろう。
だって・・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・!!!
隣からものすごい視線と凄まじいオーラを感るんだもん。
「…………ねえ」
視線の方向から、まるで地獄の底から湧き出たような声がする。
ギギギギギ・・・とロボットのように体を声の方向へと向けてみた。
案の定そこには


「何であの人をじーっと見てるのよ……!!」
鬼神と化した友子さんがおりました。

「私って人がいながら他の女の人に……!!」
静かな声の中に激しい怒りを感じる。
「いや!そんなに見てないぞ!?」
「見てたもん!ずーーっと見てたもん!!」
ギューッと俺のほっぺたを抓りながら下から睨みつけてくる。
「私よりあの人の方がいいの!?」
ほっぺたを抓る強さが更に増した。友子の目が涙目になる。
その涙目は反則だよね。でも今はそれより!
「友子やめて!イタいイタいイタい!!ほっぺたがねじ切れるって!!」「ダメ!我慢しなさい!」
相当怒っていらっしゃる。どうやったら許してくれるんだ?
「・・・約束しなさい!!」
「な、何を!?」
「私以外の女の人と仲良くしたらダメ!!わかった!?」
「・・・・・・・」
呆気にとられて言葉もでない。
すんごい嫉妬。すんごい独占欲。結構欲張りだったんだね友子・・・。俺はものすごい嬉しいけど。
「わかりました。約束します。ごめんなさい。許してください」
真剣な言葉とは逆に顔がにやけてくるのがわかる。
「・・・キスしてくれたら許してあげる」
俺に断るという選択肢はなかった。


「友子・・・」
友子の肩へ両手を乗せる。お互いの顔と顔の距離が徐々になくなっていく。そして、そして、そして――――――――――――
「あの〜その続きはお部屋の方でしていただけないでしょうか」
当たる寸前で別の女将さんが俺達を制止させた。少し呆れているようだった。
周りを見わたしてみると、みんなが俺達の方を見ていた。
恥ずかしくてこの空間から逃げ出したくなった。


「お二人のお部屋はここになります」
女将さんは襖を開けながら俺達を招き入れた。
うん、すっごくいい部屋だ。窓からは綺麗な川がみえるし、京都の街並みも見渡せる。
「わ〜綺麗だね〜」
友子も気に入ってくれたようだ。どうやら機嫌の方も直ったらしい。
「お食事は7時ごろとなっております。ではごゆっくり・・・」

ここは防音になっておりますから・・・。俺の耳元でそう呟いた後、女将さんは帰っていった。素晴らしい情報をありがとう女将さん。
「さて・・・と」
ご飯まで何をして過ごそうか。
「友子どうする?お風呂にでも行くのか?」
ちなみに、ここでの風呂というのは温泉のことだ。



やっぱり旅にこれは欠かせないだろう。
温泉がない旅行なんて、チョコがないコアラのマーチみたいなものだ。
「うん、そうしようか」
そう言って戸棚の中から2人分のタオルやら帯やら浴衣やらを友子は取り出した。
 ・・・そうか。温泉からでたら友子はあれを着るのか・・・。
スタイルのいい友子のことだ、前の開いた部分から見える胸の谷間、チラリと見える太もも、少し濡れた長い髪、赤く染まった顔・・・
完璧じゃないか!!想像しただけで襲いかかりたくなる。いや、むしろ今すぐにでもいい!!
「ど、どうしたの?そんな怖い顔して・・・」
俺は感情が顔に出るみたいだ。俺から離れていく友子。
いけないいけない、落ち着け落ち着け。はい深呼吸ー、ヒッヒッフー。
「いや、ちょっと考えごとをね」
「・・・何を?」
少し言葉が悪かった。
気付いた時には時すでに遅く、友子は何考えたらそんな顔になるの?みたいな顔をしている。
「・・・さぁ行こうか」
「ねぇ、何考えてたの?」
「ここの温泉って露天風呂らしいよ」
「何考えてたの?」
「肩こりとか腰痛にいいんだってさ」
俺は質問に答えることなく、友子を引きずるようにお風呂場へと移動した。



「あ〜いいお湯だった〜」
「そうだね〜」
2人そろって廊下をパタパタと歩いていく。
本当に最高だった。お湯はいい温度だし、景色はきれいだし。これぞ極楽、ビバノンノンというやつだ。
そして風呂上がりの友子の浴衣姿を見て俺が襲いかかりたくなったのは言うまでもない。

「でも意外だったな」
「何が?」
俺達の部屋にたどり着いついたあと、友子がさも不思議そうに俺の方を見ながら言った。
「私、小波君のことだから絶対混浴だと思ってたもん」
ガンっ!とハンマーで頭を殴られたような衝撃が襲う。
「友子・・・俺をどう思ってたんだ・・・」
友子の一言に軽いショックを受ける。俺はそんな風に思われてたのだろうか。
「そんなはずないだろう」
当たり前だ、と俺は奮然として言う。
「どうして?」
なぜかって?そんなの決まってる。


「混浴なら他の男がいるじゃないか!!!」

そう、これだよ。これがいけないんだよ。
誰が友子の生まれたままの姿を他の男に見せるもんか!見ていいのは俺だけなんだ!!
「そ、そう・・・」
ぼそぼそと友子が呟く。よっぽど恥ずかしかったんだろうか、頬を赤く染めて手をもじもじとさせている。



ダメだ。
もう耐えられない。
理性が限界だ。
友子が悪いんだ。刺激的すぎるんだ。浴衣姿とか俺の想像のはるか上をいってるんだもん。
そう!友子が悪い!!

「友子!!」
「きゃっ!!」
一気に距離をつめギュッと抱きしめる。髪から漂うシャンプーの香りが心地いい。
足をはらって優しく畳に押し倒す。ちょうど俺が友子に覆い被さる体制だ。
「ん―――」
友子の胸に顔をうずめる。シャンプーとは違った心から落ち着くいい匂いがする。
このままずっと和んでいたいけど、それはまた今度。

―――チュッ
「んっ・・・」
俺は遠慮することなく友子の胸に吸い付いた。友子がわずかに声を上げる。
―――チュッ、チュッ、チュッ
両手で胸を覆っている浴衣をはだかせながら、首筋へと吸い付いていく。次第に露わになるふくよかな白桃。さきっぽの赤いさくらんぼが顔を覗かせる。
ただし浴衣は完全には脱がさない。
何故かって?
そっちの方がそそるからだ。
「まだダメだってば・・・ばれちゃうよ・・・」
「大丈夫だって・・・・・・・多分」
女将さんはまだしばらく来ないはずだ・・・・多分。
「大丈夫じゃないじゃない!」
「でもさぁ」


友子の訴えを無視して胸の先端の突起をくりくりとこねると、友子が「んんっ」と色っぽい悲鳴を上げた。
「体の方は待ち望んでるみたいなんだけど?」
顔がにやけるのがわかる。
「そ、そんなことないもん」
俺の意地悪い問い掛けに、友子はぷいっと顔を背ける。俺は苦笑しながら胸の攻略へと移った。
乳首を指で軽くつまんで前へと引っ張る。
「あっ!やぁ」
続けて舌を這わせてこねくり回し、軽く湿ったところで甘噛みを開始。
「あぁあ!」
全く強く噛んでいないのに、歯に伝わるコリッという感触と耳に伝わる友子の喘ぎ声。
ちょっとしか触ってないのに、もう乳首なんて完全に立ってしまっている。
「んっ!あっ!いゃあぁ・・」
舌の速度を上げるにつれ、友子の声がだんだん激しくなる。
うん、やっぱりあれだね。
「なぁ友子。」
「何?」
「いつもより感じてないか?」
更に自分の顔がにやついてるのが分かる。俺はさらに言葉攻めを続ける。
「友子はこういう恥ずかしいのが好きなのかな?」
「ち、違うもん。そんなことないもん!」
友子は顔を真っ赤にして必死で否定する。でもね友子。
「こんなに乳首を立てらして説得力ないよ?それにさ」



ススス・・と友子に気づかれないように手を下半身へと移動させる。お腹を通り過ぎ、その下へ。
そして白いショーツが覆う秘部にたどり着いた瞬間、ショーツの上から指を這わした。
「ひゃあん!!」
電源が走ったようにビクリと飛び上がる友子。ショーツは股間から滴る液体で大きなシミができていた。
「こっちもこんなにぐしょぐしょだしね」
膨れ上がった中にある筋を何度も何度も擦ってみる。その度に液体の量は増し、「あっ!やん!あん!」と友子の喘ぎ声も大きくなる。
今度はショーツの上から、筋の内部へと指を入れてみた。
「んんっ!!」
ジュプっという音と共に俺の指は友子の液体で濡らされる。もう溢れて止まらない。
「こんなに濡らして・・・友子は本当にこういうのが好きなんだね」
友子の愛液で濡れた指を、友子の目の前で見せながら耳元で呟く。
そのたびに友子の体がピクンっと震えて
「違うもん。濡れてなんかないもん・・・」
赤かった顔を更に赤くして力なくぼそぼそと喋った。
あぁ、その愛らしい行動が俺がもっとイジメたくなる原因だという事が分からないんだろうか。



「そうか、そこまで否定するなら・・・よいしょ!」
「へ?きゃあ!!」
俺は友子の上半身を起きあがらせ、体を半回転させた。そして俺は素早く友子の後ろに回り込み、友子の体を拘束する。
「こ、これ恥ずかしいよ」
友子が悲鳴を上げる。
それはそうだろう。今友子の体は股を開いた状態で俺に拘束させられていて、体は入り口の襖の方に向いている。
浴衣もはだけているから、もし襖が開いたら全てが丸見えの状況なんだから。
「でもこっちの方が感じるんだろ?」
これ以上なくツンと立っている胸をもみながら、耳元で呟くことを止めない。
「んっ・・そっそんなことっ・・あんっないもん」
「ふーん」
認めない友子に、お仕置き!とばかりにギュッと乳首をつまむ。その瞬間
「んああぁぁぁああああ!!」
と友子が絶叫した。どうやら頂点に達したらしい。
だが俺の攻めは終わらない。
「そんなに声を出したら廊下に聴こえちゃうよ?」
「こ、小波君のイジワル」
涙目がもう止めてと訴えている。少し可哀想な気もしてきた。
まぁ、止める気はないけどね。
「さて、次はこっちだね」
そう言って手をショーツの中へと侵入させる。



「ま、まだダメ。いったばっかりなんだから!」
「ダーメ」
かまわず侵入を続ける俺の右手。
ふさふさとした感触の下に感じるフニフニと柔らかい手応え。
「やっ!ダメ!」
友子の言葉を無視して、濡れる花弁の隙間へと俺の指を押し込んだ。
「ああああああああああああ!!」
更にビクビクと震える友子の体。花弁に入った2本の指がギュッと締め付けられる。
それだけじゃない。俺の手はもうずぶ濡れで、まるでお漏らしのように愛液が滴っていた。
「もしかして入れただけでいっちゃった?」
「まってって・・・言ったのに・・・」
ハァハァと息を荒げる友子。だが休む間は与えない。今度は指を前後に動かし、抜き差しを開始する。
「ふぁっ!!あん!!あああ!!!」
ジュプジュプといやらしい音が部屋の中に響く。友子のショーツはぐしょぐしょで、もはや意味がなくなっていた。
ショーツを剥ぎ取って、指のペースを更に上げる。
ビクウッと一段と友子の体が震えた。
「んああああああああ!!」
3度目の絶頂。まだまだ俺の攻撃は終わらない。
抜き差しの手を休めることなく、同時に花弁の上のぷくっと膨れ上がった豆をクリクリといじる。



「ひゃあ!!ああ!!ああああああああ!!」
絶叫する友子。指がギューッとものすごい強さで締め付けられる。
「ああああ・・・あぁ・・・」
何度も絶頂に達したせいだろう。友子は俺の腕の中でグッタリとしてしまった。
ハァハァと荒い息を吐き、頭をコテンと俺の頭に預けてくる。お疲れ様友子。
だけどね、俺はまだ満足してないんだ。最後の攻撃がまだ残ってる。
俺の息子という最大の攻撃がな!
「へっ・・・ひゃぁあ!」
急にまた押し倒されて、素っ頓狂な声を上げる。抵抗しないのは何をされるか理解しているからだろう。
「はぁ・・・もう・・・無理だって・・・ばぁ」「ごめん友子。ガマンできない!」
友子がそう言っても、本当にどうしょうもない。俺のバットは爆発寸前なんだ。
俺は友子の中へと息子を挿入した。
「んふぅ!!」
「うわっ!すごい!」
驚いた。いつもより何倍もの強さで締め付けてくる。暴発寸前の息子にとっては決定的だ。
「友子!もうダメ!出る!!」
「ふぇ?ひょっ・・ちょっと待っへ・・・ふぁぁあああああああああ!!」
絶頂の波を止める事が出来るわけもなく、俺は白色液を友子の中に放出した。


友子はまた頂点に達したらしく、体をビクンビクンと震わしている。
俺は息子を友子から抜いたりはしなかった。
あれだけ見ていて、1回で終わってしまうはずないだろう。
「友子、動くよ?」
「へぇ?ら、らめぇ・・・」
もう上手く呂律も回っていない。
俺はかまわず前後にピストンを開始する。
「うっ!はぁっ!うわぁ!」
「ひゃあ!ふぁ・・ふぁああ!」
あまりの締め付けに俺も思わず声が出る。友子の花弁は俺の息子を決して離そうとせず抱きしめてくる。
その分、中で擦れる友子はどれだけ感じるのだろうか。
「ふっ!はぁ!ひゃあああ!」
限界を感じた俺らラストスパートを開始する。
腰のスピードを速め、よりダイナミックに動かした。
「ひぐぅ!!んはぁあ!!んあああ!!!」
友子の声が大きくなる。つられて限界もかなり近くなる。
俺は大きく開いた友子の唇にむさぼりついた。
「んふっ!ふっ!ふぅ!」
腰の動きを激しくしながらも、必死で舌と舌を絡めあう。お互いの唾液を吸い取るように中へと侵入させ、パンパンと言う音に混じってクチュクチュと卑猥な音が響く。
「ふぅ!んふぅ!はぅん!」
吸い取り切れない唾液が、友子の頬を垂れていく。


下半身の動きを休めることはない。腰を更に大きく動かし、豪快にドンと友子に押し込んだ。
「んふぅううう!?」
バットの先端にグリグリと何かが当たる。そして
「んはぁぁああああああああああ!!!」
俺と友子は再び絶頂に達した。
中にぶちまけられる白い液体。花弁からあふれた物が友子の下半身を汚していく。
「はぁ・・・はぁ・・・」
と友子は息絶えだえで、喋ることもつらそうだ。「友子・・・大丈夫か?」
「・・・無理」
そんな友子に優しく声をかける。
「・・・言ってなかったけど、この部屋って防音なん・・」
ベキッ!ドサッ!グシャ!!
俺の意識は暗転した。




「えーと、その――――ごめん」
「・・・・・・」
俺達はさっきの運動で流れた汗を流すため、温泉へと廊下をスタスタと歩いている。
だけど、さっきの事を怒ってるんだろう。友子は見るからにすっごい不機嫌だ。
「なぁ・・・友子ぉ」
「エッチ」
「うっ」
「意地悪」
「そ、それは」
「スケベ」
「いや、だから」
「変態」
「うぐっ」
流石に最後の一言はグサッときたぞ!そんなに言わなくたっていいじゃないか。
「なんで?私は無理って言ったのに、全然聞いてくれなかったくせに」
「・・・ごめんなさい」
とにかく平謝りをする。情けないことに俺にはこれしか出来ない。
あぁ、本当に情けない。
「ごめんなさいごめんなさい。反省します猛省します。許してください」
こう謝る事に必死だったせいだろうか

ドンッ
「「わっ!」」
正面から誰かとぶつかってしまった。
勢いを殺すこともできず、俺達はお互いに盛大に転んでしまう。すると前から
「アハハ、風来坊さん大丈夫?」
と友子ではない女の人の声がした。この人の彼女か何かだろうか。


「す、すみません」
腰を上げながら、とりあえず謝る。さっきから謝ってばかっかりだな、と思いつつ体を起こす為にスッと手を差し伸べた。
「いや、こちらこそ・・」
礼儀正しい人だ。俺の手を取って体を起こす。一応ケガがないか確認しようとした。が、

俺達は顔を見つめたまま動くことができなかった。
時間が止まった。止められた。友子が横で「・・・武美?」とか言ってるけど耳に入らない。



だってあれだぞ?
こんな状況だぞ?
目の前に俺とおんなじ顔が有るんだからな!

右手を上げてみる。
左手が上がる。
ビックリした顔をする。
にやけた顔になる。
青ざめる。
ビックリする・・・。

いや・・・あれだ・・・リンの・・・あれだ。
何故・・・なんで・・・あいつがここにいるだ・・・

「あれ?どうしたの小波君?」
「どうしたの?風来坊さん」
女性陣が心配そうに問いかけてくる。
「「・・・・・ド」」
「「ど?」」


「「ギャアアアア!!ドッペルゲンガー!!!」」
俺達はお互い、彼女に抱き付いた。周りの視線をヒシヒシと感じた。


その夜、第2回戦3回戦とあったけどそれもまた別の話。

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