最終更新:ID:kZ1FEzOpYQ 2007年12月25日(火) 00:43:35履歴
「た、助けてくれえ!!」
今大声で助けを呼んでいるのは宇宙をまたに駆け、故郷のルナリングを救うため宇宙ワクチンを買い集めている新人キャプテンコナミ。
しいて言うなら今現在なんの因果かいすに縛り付けられているんだ。
そして俺の目の前でクルーのリコとブラックが壮絶な戦いを繰り広げているんだからめちゃくちゃ怖い。
だって二人とも目がマジなんだもの!
緑と黒の争奪戦〜赤もいるよ♪〜
「おおっと!リコのセイバーがブラックに迫るでやんす!しかしブラックは難なく捌いたでやんす」
「そんな、大声で言わなくても見ているからわかるよ!」
俺の隣で解説をしているのはこの船の維持費、宿泊費、港の使用料金などを一手に引き受けているオチタ君だ。
つうか、解説をしていないで俺を縛っている縄を解いて欲しい……
「あのー、オチタ君?御願いが「縄を解いたら後ろのオニザメがどんな行動を取るか保障できないでやんすよ?」え?」
後ろって…誰かいるのかと首を動かしたら……いるよ!目を血走らせてこっちを見ているオニザメが!
しかも息遣いもかなり荒い……危険だ…俺の、俺の下半身が危険だ!
「じゃあ、まずオニザメをどっかほかのところに「おおっと!?次はブラックのヒーローキックが炸裂するでやんす」そうか…俺の意見は無視なのか…」
俺は、ハァッとため息をつく…つうかオニザメ!人が吐いたため息を吸うな!気色悪い!
なんで俺はこんな目に遭っているんだ!?すこし記憶を反芻してみよう……
数時間前
「ブラック、外壁の修理だけど「もう、やった…」ん?そうか?
なら倉庫の整理「それもやった…」……働き者だな、ブラックは」
「……撫でて」
「へ?」
「頭を撫でて欲しい…駄目?」
背の関係上ブラックは上目遣いで俺に頼んできた……やばい、結構かわいいぞ!?まあ、断る理由もないし、
「あ、ああ、いいぞ。こうか?」
俺はそう言って、ブラックの頭を撫でる。顔を見るのが少し気恥ずかしいので目線を少し上にして、ちょっと乱暴目に頭を撫でる…
チラッとブラックを見ると表情筋がないとは言うもののブラックの顔は幸せそうな顔をしているように見えるな。
しかも猫のようにゴロゴロと喉を鳴らしそうだし……と、呆けていると突然後ろからとんでもない殺気を感じた。
後ろを振り返ると…
「ん?リコか?」
後ろにいたのはリコだった…うん!すごい笑顔だけど、どう見ても怒っているNE♪だって後ろに不動明王が見えているし!
リコ、お前はどこのかわうそだ!
「コナミ…」
「な、なんだ?」
「私の頭も撫でて♪」
いきなり、撫でてって…拍子抜けしてこけそうになったぞ!?
「なんでだよ?」
「この間、いっぱいサソリ倒してあげたじゃん♪」
「ああ、あれか…って、あれはリコが勝手に突撃かましてサソリの群れに囲まれたからだろ!あの時は本当に死ぬかと思ったぞ!?」
うん!あのときのリコの判断に本当に驚かせられた。
いくらオチタ君がサソリに囲まれていたからってあの行動は、普通は取らんぞ!?
「撫・で・て!」
リコは思いっきり俺につめよってくる。そのせいでリコの胸がちょっぴり密着…
そして色仕掛け?に負けた俺は、
「わかったよ…」
リコの頭も撫でる。リコのほうも幸せそうな顔するなあ…こうしてみるとブラックもリコも猫っぽいのだけど、
ブラックは隅っこに隠れているのにわざと尻尾を出して存在アピールする感じで、
リコは目の前ですごい悪戯をして存在をアピールする感じだな。
「ええと、二人とももういいかな?」
とりあえず、二人とも幸せそうな顔をしているもののなんか牽制しあっているというか、
間合いを詰めようとしているというか、同じ蜂の巣の中に女王蜂が二匹いる感じでとてもデンジャラス!!
この場からすぐにでも去りたいよ……
「ん〜、わかった、ありがとうコナミ♪」
そうやって、素直かつ笑顔でいてくれればいつも被害が少なくてすむのになあ…
しかしいつも素直なリコというのも少し気味が悪い。
「では、次の命令があるまで待機…」
うん、ブラックはいつも素直だから別に問題はないな。とりあえず足早に俺はこの場を退散しよう。
そしてコナミがこの場を離れ二人だけになったところに不運にもオチタが出くわす。
「ん?あれはリコとブラックでやんす!なんか話しているでやんす!もう少し近づいて聞いてみるでやんす……」
オイラは抜き足差し足で二人に近付こうとしたでやんす。でも急に悪寒がして立ち止まっちゃったでやんす!
「…なにか…用事?」
あれ?おかしいでやんすね?いつも無表情なブラックなのに今日はいつもより無表情というか能面っぽいでやんす。
「ん〜、別に…ただコナミと仲がいいんだね♪」
リコはいつもどおりのように見えるでやんす。でも見えるだけで近付きたくないでやんす!
これだったらピカグッピー×10のほうがましな気がするでやんす!!
「キャプテンには世話になっているから…この前もコテツで他のロボットに絡まれているところを……助けてもらった……
それによく体の調整も手伝ってもらっている」
ん?急にブラックの表情が嬉しそうな顔になった気がするでやんす?
そういえばブラックの体の調整は絶対にコナミ君とテラーさん以外はやらないでやんすね?
オイラは絶対に入らせてくれないでやんす……寂しいでやんす!
「へえ、本当に仲がいいね…でもあたしはこの間『絶対服従』誓わせられたしなあ〜……」
絶対服従!?……ああ!この間のウインドダストでリキ君とリコが戦った話でやんすね!
…でもあれはたしかに『コナミ君の言うことをリコが聞く』だから間違っていないでやんすが、
どう見てもコナミ君がリコの言うことを聞かされているように見えるでやんす……
「………」
「………」
なんで急に二人とも黙るでやんすか!?
怖いでやんすおしっこちびっちゃいそうでやんす!
「勝負よ!」
「…勝負の方法は?」
「もちろん真剣勝負!」
「わかった…」
わかったじゃないでやんす!これは本当にやばいでやんす!とにかくオイラはここから逃げるでやんす!
コナミ君強く生きて欲しいでやんす!サラバでやんs
「オチタ!そこにいるよね?ちょっと手伝ってくれるかな?」
リコが目を「ピキーンッ」と光らせながらこっちに来るでやんす!でもオイラビビッテ動けないでやんす!
「これをコナミに飲ませてイスに縛っておいて欲しいんだ♪」
とても爽やかな顔で恐ろしいことをサラリといいのけて欲しくないでやんす!
と反論したいでやんすがオイラは黙って頷くことしか出来なかったでやんす…だってオイラは非戦闘員でやんすから……
で、現在
「ということは、俺はオチタ君に売られたようなものだったのかー!!」
「ごめんでやんす!でもオイラも命が欲しいでやんす!」
俺だって欲しいさ!チクショウ、あとでオチタ君の部屋にスペースコックローチ三兄弟を召喚してやる!
「ん?ちょっと待て。じゃあなんでオニザメ居るんだよ?」
「ああ、それはどこからかわいたでやんす」
へえ、オニザメって沸いて出る物なんだな。勉強になるなぁ……って、なるかー!!
つうかオニザメ!俺の髪のにおいをかぐな!非常に気色悪い!つうか二人も戦っていないでこいつをどうにかしてくれ!
「あなたが…倒れるまで…ヒーローキックを…止めない!!!」
すげえ!ブラックの足が伸びているように見える!つうかどうやってんだ!?
「あれは、足の関節を外してリーチを伸ばしているでやんす!しかも外す時の痛みは波○の呼吸法で和らげているでやんす!」
へえ、○紋ねえ……ちょっと待て!
「ブラックはロボットだから呼吸法なんて関係無いだろ!」
「しかも吸血鬼やゾンビに特攻でやんす!」
「やっぱり無視!?」
俺本当に主人公なのかな?さっきからいいところないし…だからオニザメ!
俺の脚のにおいをかぐな!ウザイ!気持ち悪い!
「こうなったら…攻撃をかわすために…アキカンフィールド!そしていけ!アキカンファンネル!」
「「どべさんに謝れー(でやんす)!!!!!」」
なんでそんな確実にアウトな技を使うリコ!?
「見える…私にも敵が見える!…そこぉ!!」
ブラック!キャラが変わってきているぞ!?いいのか?お前はそれでいいのかブラック!?
「アキカンファンネルは時間稼ぎよ!本当の狙いは!」
待て!これ以上ギリギリな技を使う気か!?いや、言っても止まらないことは知っているけどね……
「グリーングリーン四天王の力を今ここに!アキカン八卦陣!」
なんだ?グリーングリーン四天王って…な、なんだ!?どこからかウエイトレスさん、巫女さん、
ダンボールハウスに住んでいそうな女の子、ダメダメモード全開そうな女の子たちが半透明でリコの周りに集まってきたぞ!?
…もう好きにしてくれ……
「面倒くさいから呪文は無視して…真・火炎カンファンネル!」
リコがそう叫ぶと、リコの背後から大量、かつでかい火炎カンがブラックめがけて…て、そんな技、船内でやるなー!
ドゴゴゴゴゴーーーーーンッ!!!!!
「……オチタ君生きているかい?」
「マニア道とは死ぬことなり…で…やん…す……」
お〜い?ギャグを言う暇あるなら俺をイスから解放してくれ〜。
つうかこの状況でも壊れないなんてなんて丈夫なイスなんだ。
「よしっ!私の勝ち!」
「『よしっ!』じゃねえ!船のシールドがもう2ポイントぐらいしか残ってないぞ!
どうするんだ!この状態で宇宙船等に持ち込まれたら!?」
「ん〜…大丈夫じゃない?それにそっちのほうがおもしろそうだし♪」
「おもしろそうだしって、俺の船が被害をこうむるんだが」
「さてと、じゃあ次はどの星に行くの?私、ディープグリーンに行きたいな」
「やっぱり俺の意見は無視か!それと他の惑星に行くよりも先にブラックを見つけないといけないから片付けるのを手伝え!」
とりあえず先にやるのはそれが一番だからな。うん!…て、あれ?なんかあっちの瓦礫が動いたような……
ガシャーンッ!
うお!瓦礫の中からブラックが飛んで出てきた!
「……恐れも迷いも捨て、今、神の雷に…なる!暗黒イヅナ流星落とし!」
ドカッーーーーーン!!!!
「またかー!って、二人とも生きているか!」
「……大丈夫…体、丈夫だから」
バタンッ
「満身創痍だったみたいだな……」
ふぅ、リコは今ので気絶したみたいだし、オチタ君は疲れて寝てるし、
俺はイスに縛られたままだし……とりあえず誰かが起きるまで待つしか…なんか忘れているような?
「むふぅ!もう、辛抱溜まらん!リキ!俺はもっと若さゆえの劣情に身を任せるべきだと思うんだ!そうだろう!?」
しまったー!!!こいつがいたんだ!!!!!
「やめろ、オニザメ!近付くな!御願いだから!やめ、ちょま!」
「さあ、逝こうじゃないか!」
「『行くの』字が違う!』
ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、
ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、
ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤァ!
「アッー!」
み〜みみ〜
大変お見苦しいので脳内で補完してください。
今大声で助けを呼んでいるのは宇宙をまたに駆け、故郷のルナリングを救うため宇宙ワクチンを買い集めている新人キャプテンコナミ。
しいて言うなら今現在なんの因果かいすに縛り付けられているんだ。
そして俺の目の前でクルーのリコとブラックが壮絶な戦いを繰り広げているんだからめちゃくちゃ怖い。
だって二人とも目がマジなんだもの!
緑と黒の争奪戦〜赤もいるよ♪〜
「おおっと!リコのセイバーがブラックに迫るでやんす!しかしブラックは難なく捌いたでやんす」
「そんな、大声で言わなくても見ているからわかるよ!」
俺の隣で解説をしているのはこの船の維持費、宿泊費、港の使用料金などを一手に引き受けているオチタ君だ。
つうか、解説をしていないで俺を縛っている縄を解いて欲しい……
「あのー、オチタ君?御願いが「縄を解いたら後ろのオニザメがどんな行動を取るか保障できないでやんすよ?」え?」
後ろって…誰かいるのかと首を動かしたら……いるよ!目を血走らせてこっちを見ているオニザメが!
しかも息遣いもかなり荒い……危険だ…俺の、俺の下半身が危険だ!
「じゃあ、まずオニザメをどっかほかのところに「おおっと!?次はブラックのヒーローキックが炸裂するでやんす」そうか…俺の意見は無視なのか…」
俺は、ハァッとため息をつく…つうかオニザメ!人が吐いたため息を吸うな!気色悪い!
なんで俺はこんな目に遭っているんだ!?すこし記憶を反芻してみよう……
数時間前
「ブラック、外壁の修理だけど「もう、やった…」ん?そうか?
なら倉庫の整理「それもやった…」……働き者だな、ブラックは」
「……撫でて」
「へ?」
「頭を撫でて欲しい…駄目?」
背の関係上ブラックは上目遣いで俺に頼んできた……やばい、結構かわいいぞ!?まあ、断る理由もないし、
「あ、ああ、いいぞ。こうか?」
俺はそう言って、ブラックの頭を撫でる。顔を見るのが少し気恥ずかしいので目線を少し上にして、ちょっと乱暴目に頭を撫でる…
チラッとブラックを見ると表情筋がないとは言うもののブラックの顔は幸せそうな顔をしているように見えるな。
しかも猫のようにゴロゴロと喉を鳴らしそうだし……と、呆けていると突然後ろからとんでもない殺気を感じた。
後ろを振り返ると…
「ん?リコか?」
後ろにいたのはリコだった…うん!すごい笑顔だけど、どう見ても怒っているNE♪だって後ろに不動明王が見えているし!
リコ、お前はどこのかわうそだ!
「コナミ…」
「な、なんだ?」
「私の頭も撫でて♪」
いきなり、撫でてって…拍子抜けしてこけそうになったぞ!?
「なんでだよ?」
「この間、いっぱいサソリ倒してあげたじゃん♪」
「ああ、あれか…って、あれはリコが勝手に突撃かましてサソリの群れに囲まれたからだろ!あの時は本当に死ぬかと思ったぞ!?」
うん!あのときのリコの判断に本当に驚かせられた。
いくらオチタ君がサソリに囲まれていたからってあの行動は、普通は取らんぞ!?
「撫・で・て!」
リコは思いっきり俺につめよってくる。そのせいでリコの胸がちょっぴり密着…
そして色仕掛け?に負けた俺は、
「わかったよ…」
リコの頭も撫でる。リコのほうも幸せそうな顔するなあ…こうしてみるとブラックもリコも猫っぽいのだけど、
ブラックは隅っこに隠れているのにわざと尻尾を出して存在アピールする感じで、
リコは目の前ですごい悪戯をして存在をアピールする感じだな。
「ええと、二人とももういいかな?」
とりあえず、二人とも幸せそうな顔をしているもののなんか牽制しあっているというか、
間合いを詰めようとしているというか、同じ蜂の巣の中に女王蜂が二匹いる感じでとてもデンジャラス!!
この場からすぐにでも去りたいよ……
「ん〜、わかった、ありがとうコナミ♪」
そうやって、素直かつ笑顔でいてくれればいつも被害が少なくてすむのになあ…
しかしいつも素直なリコというのも少し気味が悪い。
「では、次の命令があるまで待機…」
うん、ブラックはいつも素直だから別に問題はないな。とりあえず足早に俺はこの場を退散しよう。
そしてコナミがこの場を離れ二人だけになったところに不運にもオチタが出くわす。
「ん?あれはリコとブラックでやんす!なんか話しているでやんす!もう少し近づいて聞いてみるでやんす……」
オイラは抜き足差し足で二人に近付こうとしたでやんす。でも急に悪寒がして立ち止まっちゃったでやんす!
「…なにか…用事?」
あれ?おかしいでやんすね?いつも無表情なブラックなのに今日はいつもより無表情というか能面っぽいでやんす。
「ん〜、別に…ただコナミと仲がいいんだね♪」
リコはいつもどおりのように見えるでやんす。でも見えるだけで近付きたくないでやんす!
これだったらピカグッピー×10のほうがましな気がするでやんす!!
「キャプテンには世話になっているから…この前もコテツで他のロボットに絡まれているところを……助けてもらった……
それによく体の調整も手伝ってもらっている」
ん?急にブラックの表情が嬉しそうな顔になった気がするでやんす?
そういえばブラックの体の調整は絶対にコナミ君とテラーさん以外はやらないでやんすね?
オイラは絶対に入らせてくれないでやんす……寂しいでやんす!
「へえ、本当に仲がいいね…でもあたしはこの間『絶対服従』誓わせられたしなあ〜……」
絶対服従!?……ああ!この間のウインドダストでリキ君とリコが戦った話でやんすね!
…でもあれはたしかに『コナミ君の言うことをリコが聞く』だから間違っていないでやんすが、
どう見てもコナミ君がリコの言うことを聞かされているように見えるでやんす……
「………」
「………」
なんで急に二人とも黙るでやんすか!?
怖いでやんすおしっこちびっちゃいそうでやんす!
「勝負よ!」
「…勝負の方法は?」
「もちろん真剣勝負!」
「わかった…」
わかったじゃないでやんす!これは本当にやばいでやんす!とにかくオイラはここから逃げるでやんす!
コナミ君強く生きて欲しいでやんす!サラバでやんs
「オチタ!そこにいるよね?ちょっと手伝ってくれるかな?」
リコが目を「ピキーンッ」と光らせながらこっちに来るでやんす!でもオイラビビッテ動けないでやんす!
「これをコナミに飲ませてイスに縛っておいて欲しいんだ♪」
とても爽やかな顔で恐ろしいことをサラリといいのけて欲しくないでやんす!
と反論したいでやんすがオイラは黙って頷くことしか出来なかったでやんす…だってオイラは非戦闘員でやんすから……
で、現在
「ということは、俺はオチタ君に売られたようなものだったのかー!!」
「ごめんでやんす!でもオイラも命が欲しいでやんす!」
俺だって欲しいさ!チクショウ、あとでオチタ君の部屋にスペースコックローチ三兄弟を召喚してやる!
「ん?ちょっと待て。じゃあなんでオニザメ居るんだよ?」
「ああ、それはどこからかわいたでやんす」
へえ、オニザメって沸いて出る物なんだな。勉強になるなぁ……って、なるかー!!
つうかオニザメ!俺の髪のにおいをかぐな!非常に気色悪い!つうか二人も戦っていないでこいつをどうにかしてくれ!
「あなたが…倒れるまで…ヒーローキックを…止めない!!!」
すげえ!ブラックの足が伸びているように見える!つうかどうやってんだ!?
「あれは、足の関節を外してリーチを伸ばしているでやんす!しかも外す時の痛みは波○の呼吸法で和らげているでやんす!」
へえ、○紋ねえ……ちょっと待て!
「ブラックはロボットだから呼吸法なんて関係無いだろ!」
「しかも吸血鬼やゾンビに特攻でやんす!」
「やっぱり無視!?」
俺本当に主人公なのかな?さっきからいいところないし…だからオニザメ!
俺の脚のにおいをかぐな!ウザイ!気持ち悪い!
「こうなったら…攻撃をかわすために…アキカンフィールド!そしていけ!アキカンファンネル!」
「「どべさんに謝れー(でやんす)!!!!!」」
なんでそんな確実にアウトな技を使うリコ!?
「見える…私にも敵が見える!…そこぉ!!」
ブラック!キャラが変わってきているぞ!?いいのか?お前はそれでいいのかブラック!?
「アキカンファンネルは時間稼ぎよ!本当の狙いは!」
待て!これ以上ギリギリな技を使う気か!?いや、言っても止まらないことは知っているけどね……
「グリーングリーン四天王の力を今ここに!アキカン八卦陣!」
なんだ?グリーングリーン四天王って…な、なんだ!?どこからかウエイトレスさん、巫女さん、
ダンボールハウスに住んでいそうな女の子、ダメダメモード全開そうな女の子たちが半透明でリコの周りに集まってきたぞ!?
…もう好きにしてくれ……
「面倒くさいから呪文は無視して…真・火炎カンファンネル!」
リコがそう叫ぶと、リコの背後から大量、かつでかい火炎カンがブラックめがけて…て、そんな技、船内でやるなー!
ドゴゴゴゴゴーーーーーンッ!!!!!
「……オチタ君生きているかい?」
「マニア道とは死ぬことなり…で…やん…す……」
お〜い?ギャグを言う暇あるなら俺をイスから解放してくれ〜。
つうかこの状況でも壊れないなんてなんて丈夫なイスなんだ。
「よしっ!私の勝ち!」
「『よしっ!』じゃねえ!船のシールドがもう2ポイントぐらいしか残ってないぞ!
どうするんだ!この状態で宇宙船等に持ち込まれたら!?」
「ん〜…大丈夫じゃない?それにそっちのほうがおもしろそうだし♪」
「おもしろそうだしって、俺の船が被害をこうむるんだが」
「さてと、じゃあ次はどの星に行くの?私、ディープグリーンに行きたいな」
「やっぱり俺の意見は無視か!それと他の惑星に行くよりも先にブラックを見つけないといけないから片付けるのを手伝え!」
とりあえず先にやるのはそれが一番だからな。うん!…て、あれ?なんかあっちの瓦礫が動いたような……
ガシャーンッ!
うお!瓦礫の中からブラックが飛んで出てきた!
「……恐れも迷いも捨て、今、神の雷に…なる!暗黒イヅナ流星落とし!」
ドカッーーーーーン!!!!
「またかー!って、二人とも生きているか!」
「……大丈夫…体、丈夫だから」
バタンッ
「満身創痍だったみたいだな……」
ふぅ、リコは今ので気絶したみたいだし、オチタ君は疲れて寝てるし、
俺はイスに縛られたままだし……とりあえず誰かが起きるまで待つしか…なんか忘れているような?
「むふぅ!もう、辛抱溜まらん!リキ!俺はもっと若さゆえの劣情に身を任せるべきだと思うんだ!そうだろう!?」
しまったー!!!こいつがいたんだ!!!!!
「やめろ、オニザメ!近付くな!御願いだから!やめ、ちょま!」
「さあ、逝こうじゃないか!」
「『行くの』字が違う!』
ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、
ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、
ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤァ!
「アッー!」
み〜みみ〜
大変お見苦しいので脳内で補完してください。
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