「はぁ…」
今日はバレンタイン。女の子が男の子にチョコをあげる日。
最近は友チョコというのもあるらしい。
「結局、1個も貰えなかったな…」
俺が務めている会社にも、女性はいる。…1人だけ。
その女性が休みだったのだ。もちろん電車の中でも貰えるわけはない。
「いいや、もう寝よう。どうせ起きててもチョコが140km/hくらいで来るわけじゃないし…」
もちろん、そんなチョコが飛んできても受け取れないが。
そして、そろそろ眠りに落ちようとした、その時だった。
誰かが、家のドアをノックした。…このくらいの力ってことは、典子ちゃんか。
「小波さーん、起きてますか?」
「ああ、起きてるよ。どうぞ。」
ガチャッとドアを開けて、可愛らしい女の子が入ってくる。
この子は田村典子ちゃん。いろいろあって、この子は今俺の一番仲のいい女の子である。
そして…俺はこの子を、好きになってしまっている。
いや、自分もロリコンの変態だなあとは思うのだが、好きなんだから仕方ない。うん。仕方ない。

「どうしたんだい?こんな夜中に。」
「あの、すっかり忘れてたんですけど、今日はバレンタインデーなんですよね?」
「…そうだね…」
やめてくれ。チョコが貰えなかった光景が浮かんでくる。
「…?どうして泣いてるんですか?」
「いや、何でもない、何でもないよ…」
「?まあいいです。そんなことより、これどうぞ!」
そう言う彼女の手に握られているのは、可愛らしくラッピングされたハート型のチョコだった。
「あ…ありがとう…」
俺は泣き出しそうになるのを必死でこらえながら、ラッピングを優しく丁寧に外していく。
「ど…どうですか?」
「おお…」
中身もこれまたきれいで、きっちりとしたハート型に、粉のように砕いたチョコをまぶしてある。
「ありがとう!早速いただくよ!」
そして俺がかぶりつこうとすると。
「あの…あと1つ、プレゼントがあるんです。」
「えっ?」
ああ、この子は本当にいい子だ。
チョコだけではなく、まだプレゼントをくれるとは。
「それで、そのプレゼントって言うのは、どこにあるの?」
見たところ、彼女はもう何も持っていない。まさか4次元ポケットでもあるのか?
「プレゼントはですね…その…」
「うん。」
「…私です。」
「…ふぇ?」

ついおかしな声を出してしまった。ふぇってなんだよ。
そんなことを考えていると、彼女はおもむろに服を脱ぎ始めた。
そして、体にリボンを巻きつけた状態で、
「今夜は…私を好きにして下さい…」
と、言った。
え。どどど、ドウイウコト?
つい、カタカナになってしまうくらいに俺は慌ててしまった。
だってさ、目の前に全裸にリボンで仰向けでいる女の子が、「好きにしてくれ」って言ってるんだよ?
うう…やけくそだ!むしろそれしかない!
「…いいのかい?」
「はい、どうぞ…」
こうなったら俺も男だ。頑張るしかない…!

まずは彼女の体を眺める。
きれいに手入れされた体。つるつるのすべすべだ。
そして、未発達の胸。少し膨らんでいて愛らしい。
「あの…早くしてください…恥ずかしいです。」
「え?ああ、ごめん。」
そんなに長い間見つめていたのだろうか。本当に俺は変態だ。
「じゃあ…行くよ?」
「はい…」
まずは手始めに、彼女の胸を揉んでみる。優しく、痛くないように…
「ひゃっ!」
「わっ!?ごめん!痛かった!?」
「い、いえ…少し驚いただけです。続けてください…」
「う、うん。」
しばらくすると、乳首が立ってくる。
「典子ちゃん、感じてるの?」
「んっ、そんなこと、あっ、ないです…」
口ではこんなことを言っているが、感じていることは一目瞭然だった。
顔は真っ赤で、息も荒い。秘所のあたりのリボンも濡れてきている。
「そろそろいいかい?」
「はい…っ、お願いします…」
そして俺は、彼女の秘所にモノをあてがった。


痛みは一瞬の方がいいだろう。
「一気にいくよ?」
「はっ、はいっ…!」
そして、俺のモノがずぶり、と音を立て、彼女の中に入った。
「ううっ!んっ…ふうっ!」
彼女はとてもつらそうだ。かなり痛いらしいから仕方のないことかもしれない。
「大丈夫?少し休んだ方が…」
「いえ、大丈夫です…っ!そのまま…続けてください。」
「う、うん。」
そして俺は腰を動かし始める。
最初はゆっくりと、少しずつ早めていく。
彼女の顔も快楽を感じている顔になり、少し安心する。
…まずい。そろそろ限界だ。
「ごめん典子ちゃん、俺、もう限界だから…」
「中に出して下さい…!はじめては、中って、決めてたから…!」
「わっ、分かった…っ!くうっ!」
「ふぁぁぁぁっ!」
俺たちは二人同時に果てた。
彼女の秘所からは、ホワイトチョコのように真っ白な液体があふれ出していた。

ことが終わって。
気付いた時には、もう朝だった。
「ほら、典子ちゃん、おきて。」
俺は幸せそうに寝ている典子ちゃんを起こす。
「んん…ふぁぁ…」
まだ寝ぼけ気味の典子ちゃんは、突然クスッとほほ笑んだ。
「どうしたの?」
「いえ、一緒のベッドで起きるのって、恋人どうしみたいで…」
ああ、確かに。わからなくもない。
「あの…もしよかったら、私と結婚してくれませんか?」
きっと冗談だろう。そう思って、
「ああ、いいよ。大きくなったらね。」
そう言った。すると、
「やったあ!約束ですよ!
 じゃあ、16の誕生日が来たら結婚しましょうね!」
と、言った。
「約束ですからね!」
そう言われる俺は、顔を真っ赤にしてうなずくことしかできなかった。

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