Wiki KiKi KIRINJI

1. 「夏の光」キリンジ
2. 「I Am a Rock」Paul Simon
3. 「Don't Curse At the Night」Tea Leaf Green
4. 「空飛ぶ深海魚」キリンジ

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• オープニング：2学期制
• パスタを取られた話
• たんこぶに砂糖水
• しゃっくりの止め方
• 眉間の傷
• ヨーデル

♪夏の光
泰行「プールでかかってっかなー」
高樹「どうでしょう」
泰行「市民プールで」


投書：同僚が知らない女の人にパスタをねだられました。ナンパの一種でしょうか
高樹「ナンパの一種ですよ」
泰行「なかなか言わないよね」
高樹「だって純粋に食べたいから声かけるってありえないでしょ」
泰行「ちょっと食いしん坊すぎるもんね」
高樹「でもお皿を出したっていうのは正しいんじゃないの？　だっていきなり自分のフォークでクルクルってやって“はい、アーン”はないでしょ」
泰行「そうね」
高樹「お皿渡して“ご自身のフォークでどうぞ”っていうことでしょ」
泰行「まあ“あ、ああ…”みたいなね」
高樹「クルクルアーンはないでしょ、まず」
泰行「まあ、割となれなれしい人はいるよね。飲み屋とかでも」
高樹「ああいるねえ」
泰行「カウンター飲み屋の隣の女の人が、飲み屋の傾向によってはだけど、“それ何ですかー？”つって“私も頼んじゃおー”みたいな」

高樹「要するにその女の人がタイプじゃなかったってことなんだよね。グッとくる感じだったら、もう“これはナンパだ”って、良い方に捉えるでしょ」
泰行「ああ、人間とは」
高樹「こう、まーるい感じの人が隣にいてさ、“ああ、食いしん坊な人だな”って思ったかもしれないよ、この男性は」
泰行「あー、単純に食べたいのかなって」
高樹「自分のタイプの感じだったらナンパだって思うし、そうじゃなかったら食いしん坊だなっていう風に」
泰行「あー、なるほどね」
高樹「けどなんでもそうな気がしない？　よくラジオとかでさ、女性のする仕草で好きな感じはとかさ、どういう服装が好きですかとかって聞かれるけど、結局自分のタイプの人がそれをやると良いなと思うけど、そうじゃなかったら何とも思わないっていう話じゃない？」
泰行「まあまあね」
高樹「だからあれ、すごい困るんだよね」
泰行「そんな考えて答えてたんだ」
高樹「そうそうそう」
泰行「はー。まあセクハラとかもね」
高樹「そうそう。そうでしょ？」
泰行「セクハラになるかならないかっていうのが相手によるみたいなこと言うもんね」
高樹「うん」
泰行「この男の人にはナンパとは思えなかったと」
高樹「でも夜の飲み屋とかじゃなくて昼飯でそういうことあるってやっぱり珍しいね」
泰行「珍しいね」
高樹「でもなんとなく、俺、前会社員だったじゃない？　で、ビルがあってさ、カフェテリアみたいなのがあるわけよ。下に降りていくと」
泰行「うんうん」
高樹「で、いろんな会社の社員がそこで一緒になるでしょ？　そうすると何となく顔見知りになって世間話するみたくになるよ」
泰行「ふーん、そういうもんなんだ」
高樹「っていう感じでもないかもしれないけど」
泰行「うん」
高樹「まま、いいですね、勤めててそういうことがあるって言うのは。楽しそうだな」


投書：たんこぶには砂糖水が効くという説があるみたいです（めめくらげ）
泰行「なんだろうね、虫に刺さしてごまかす的な」
高樹「え、何？」
泰行「いや、たんこぶを砂糖水塗って…」
高樹「あー、蜂かなんか捕まえてきて？」
泰行「虫に刺さして」
高樹「“たんこぶじゃないよ、虫刺されだよ”って言うの？」
泰行「そうそうそうそう」
高樹「すごいバカなカモフラージュじゃないですか」
泰行「違うか。まあ、でもたんこぶで良かったね」
高樹「切れて傷跡になったら」
泰行「そう、俺なんかもう」
高樹「あ、それ気にしてるよね」
泰行「PVとか撮るとすぐ」
高樹「わかる？」
泰行「うん。監督さんがまず気にするね」
高樹「“難しい顔してますね、泰行さん”みたいなことを？」
泰行「や、“ここの傷が…”つって。確かに、難しい顔してる風に見えちゃうときがある。ジョージ・ハリスンみたく」
高樹「ジョージ・ハリスン…」
泰行「ジョージ・ハリスンっつうのもなんだけど」
高樹「なんにもしなくてもここにシワ寄ってる人いるからね、やっぱりそういう人生を歩んできたんだなと思うんだけど」
泰行「そう。必要以上にちょっとニコニコしてないと機嫌悪そうに見えるようになっちゃった」
高樹「必要以上に…」


投書：ヨーデルが息子に大人気です（サンパンチ）
泰行「（子供は）引っかかるんだね、やっぱね、ああいうちょっと面白い感じのところには」
高樹「がんばってやるか、ああいうの」
泰行「ヨーデルソングを」