i-Radioキリンジの「KiKi KIRINJI」を記録するために作りました。

vol.174

公開日:2010/12/28

song list
  1. 「星座を睫毛に引っかけて」キリンジ
  2. 「Beauty and the Beast」David Bowie
  3. 「Ruling Me」Weezer
  4. 「空飛ぶ深海魚」キリンジ

主な内容・話題
  • オープニング:あっという間の一年でした
  • 2010年を振り返る
  • 厄払い
  • お宮参り・お食い初め
  • ライブの楽しみ方
  • もの忘れのしくみ
  • “皇帝のいない一月”の告知
コメントなど
〜2010年のできごと〜
・曲作り
・矢野フェス
・BUOYANCY用の曲を作りつつ、矢野フェス用の曲も作る
・矢野フェスにグラノーラで出たり馬の骨で出たり
・南波志帆さんに「お針子の唄」提供
・坂本真綾さんにも曲を書く
・次男誕生
・長男卒園・小学校入学
・レコーディング
・夏は取材・インストア
・i-Radio公開録音(高樹「我々なりにテンションが上がってた」)
・USTREAM(高樹「あれも第2回を望む声が結構ありますけど」)
・単行本(『自棄っぱちオプティミスト』)

高樹「忘れてしまうね、自分のことを。お正月のこととか全然覚えてないもんね」
泰行「あー。そうかもね正月帰ったかな、俺」
高樹「帰ってないんじゃない」
泰行「帰ってないな、お盆に帰ったんだ。そんなこんなで。あ、正月にそんであれだ。厄除けに行ったんだ。厄年じゃないけど」
高樹「あー、俺厄年だった今年。本厄だって言われてたんだ」
泰行「行かなかった?」
高樹「行かなかった」
泰行「行くと楽しいよなんか」
高樹「なんかしてくれるの」
泰行「僕は新井薬師でやったんですけど。中野の」
高樹「それなに厄なの」
泰行「…なんだろう。それを申し込んで書くの。なんか大願…」
高樹「成就」
泰行「とか。で比較的お経みたいなのもわかりやすくて何言ってるのか聞き取れるお経っていうか」
高樹「あー、はいはい」
泰行「“健康〜なんとか〜”みたいな。読み方はお経なんだけど言ってることは普通の日本語で、何言ってるか分かる感じのをこう延々とやって、こう、メインのお坊さんの横の若い衆とかも呼応していくような、わりとこうトライバルな盛り上がりを。ちゃんとこう、エンターテイメント性も」
高樹「俺もやろうかな。確かに40で体が変わってきた感じがするんだよね」
泰行「わかる」
高樹「徹夜がなんかイマイチできないとか、お酒がなかなか抜けないとか」
泰行「はいはい、疲れがね、わかる」
高樹「40前なのに?」
泰行「なんかでもいま分かるよ、その変化の真っ只中に入ってきたなっていう感じ」
高樹「まあそういうこともあって、きっとその年は気をつけなさいよっていうことなんでしょうけどね。でもなー、神社で上の子の七五三の時にさあ、真っ黒い神主だったんだよ。色が日焼けして。サーファーで。宮司の息子なのかな」
泰行「はいはい、まあ家継がなきゃいけないみたいな」
高樹「そうそう。こんな日焼けで真っ黒なヤツにファサッファサッってやられても全然ありがたくないと思ってさ」
泰行「まあ色々ね、ミュージシャンでもお家がお寺で継がなきゃいけない人とか継いでる人もいるしさ」
高樹「うん。あとあれ、なんだっけ。何か言おうとして忘れちゃった」
泰行「とりあえずそろそろ曲いきますか」
高樹「はい」


♪Beauty and the Beast
高樹「『都市鉱山』っていう曲もできたしね」
泰行「そうだね」
高樹「まあ意外でしたけど。自分でも」
泰行「あれはでも席巻したね、2010年を」
高樹「なんかこう、微妙だね。歌った後どんな顔したらいいのかっていう」
泰行「やっぱ白眼むきそうな勢いじゃないと」
高樹「いやいや歌ってるのは平気なんだよ。歌った後」
泰行「歌った後ね。歌った後ってまあ、どの曲でもどんな顔って、そうね、特にまあそうか」
高樹「どんな顔してていいのかわかんない」
泰行「悲しい歌じゃないしね」
高樹「まあいや」
泰行「まあ目を白黒させてる感じがいい」
高樹「そうですか」
泰行「白黒させると」


♪Ruling Me
高樹「このアルバムのジャケの人、誰ですかこれ」
泰行「アメリカの俳優さんとのことです。アメリカのテレビドラマとかで人気のある俳優。でもいい顔だよねアリクイみたいな顔」
高樹「アリクイはこんな顔じゃないですね」
泰行「ナマケモノか」
高樹「ナマケモノ? …うん」


投書:ライブ中に歌ってノルのはOKですか?(なおこさん)
高樹「まあまあ大丈夫だと思いますけどね」
泰行「歌詞を教えようとしてる人もいるけどね。こっちの目をすっごい見て。大っきい口でわかりやすく。いやいや、教えてくんなくていいからって思うけどね」
高樹「でもたまに1番2番ひっくり返ったりとかさ」
泰行「そうそう」
高樹「そいういうことはある」
泰行「あるある。まあライブ中はまあ、あるよそりゃ」
高樹「そういうときでしょ?」
泰行「そういうときに」
高樹「“そうじゃなくて”って」
泰行「そうそうそう。“私が牽引しますから”みたいな。いやいやいやいや、それはちょっとやりにくいね。普通に楽しんで歌ってくれてんのは全然いいんだけどさ」
高樹「あとやっぱりさあ、楽しんでくれてるのもあるんだけど、歌ってる顔が面白い人っているじゃん。悪いんだけど。たまにそういう人がいて目に付いちゃうときがあるのね。もう、見ないように見ないようにと思ってこう…」
泰行「まあね」
高樹「まあ、あんまり大きな声で歌うと、ボーカルの人の声を聞きたいのに、隣の人の声ばっかり聞こえるってことが、多々っていうか往々にしてあるじゃない。それだけ気をつけてもらえれば、ちょっと歌うくらいいいんじゃないですかね」
泰行「あるある。あるねー」
高樹「たまにあるもんね、そいういった苦情っていうか。“隣の人が大きな声で歌ってて泰行さんの声があんまりよく聞こえませんでした”っていうか、邪魔されました的なことを書いてくる人が」
泰行「わりとまああ、おもしろ話としてあるけどね、ポール・マッカートニーとか、気持ちのいいフェイクのとこも、隣のヤツが気持ちよさそうにレコード通りで歌ったりするのが。しょーがねーなっていう感じになるけどね。まあ好きなんだろうなっていう」
高樹「まあそういう色んな人が集まる場だから、そういうことがあったとしても大目に見て、おおらかな気持ちで楽しんだらいいんじゃないでしょうかね」
泰行「自分の方がでかい声で歌うとかね」
高樹「まあ、あんまり迷惑かけないで。話が矛盾しますけど。好きに楽しんでもらっていいんじゃないでしょうかね」
泰行「そうね」
高樹「大合唱っていう感じでは、あんまりキリンジではそういう感じはないけれど。でもそいういう感じがあっても。『台風一過』とかね」
泰行「そうね」
高樹「あったら面白いかなと思いましたけどね」
泰行「『We Will Rock You』ばりのね、『台風一過』」
高樹「『We Will Rock You』ね」
泰行「聴きたいね」
高樹「…何か言おうとして忘れちゃった。今日ホントこういうの多いわ。やばいなー」
泰行「それって、“名前が出てこない”の後に出てくるものなのかね。名前が出てこないっていうのは僕ももう慣れっこになってて落ち込まないけど。その“何話そうとしてたっけ”っていうのは」
高樹「これね、いま何か泰行と話してたじゃない? “その次にこれ話そう”って次の話題を思いつくわけ。で、“そういえばあんなこともあったな”って、もう1個の話題を思い浮かべるわけ。そんで段階があるじゃない? 今話してるカレントトーク。次の“次”ね、“その次”。“次”の話題の方が“その次”の話題よりもふさわしいと思って“次”に戻ろうとするんだけど、いま話も同時に進行してるから、その“次”の話題がどっかいちゃうんだよ」
泰行「あー」
高樹「わかる?」
泰行「ん? 内容が飛ぶってこと」
高樹「話そうとしていた内容を」
泰行「忘れちゃうってこと?」
高樹「忘れちゃう」
泰行「それはなんか、忘れちゃうっていうのはちょっとあれじゃない」
高樹「同時に3つの話題が頭の中にあって、こっち選ぼうと思ったらその選ぼうとした方が…」
泰行「記憶がじゃあのもう、浅いんだね」
高樹「ネットで調べ物するときもさ、“あ、あれ調べよう”と思ってパソコンの前に向かうんだけど、“あれ? 何調べようとしてたんだっけ。海老蔵のことじゃない。何だっけ。えっとー”みたいな感じの」
泰行「“ポプラ社のことかな”とか」
高樹「“違う違う。そんなんじゃない”って感じで。いかんな。We Will Rock Youの1個手前の話だった。…まあいいや。曲の間に思い出そう」


♪空飛ぶ深海魚
高樹「思い出しましたよ」
泰行「あ、思い出した」
高樹「ホントにどうでもいい話なんだけど。合唱っていう話でさ」
泰行「合唱。うんうんうん」
高樹「あのさ、(サッカー)日本代表の応援歌が『エンターテイナー』じゃん」
泰行「“ララララーララーララー”みたいな」
高樹「あれを“オオオオーオオーオオー”って言ってんじゃない。あれものすごく歌いづらいと思うんだよ」
泰行「“オオオオーオオーオオー”。はいはい」
高樹「だから、あれやめた方がいいよっていうことを言いたかったの」
泰行「次の展開に行かないしね」
高樹「難しいんだよ。メロディーも」
泰行「はいはいはい」
高樹「だから俺はウルフルズとか、あるいはブルーハーツとか」
泰行「『ガッツだぜ』とかね」
高樹「ああいう方がいいと思う。…サッカーに興味もないのに言うのもあれだけど」
泰行「昔『うなづきマーチ』が良いとか言ってたじゃん」
高樹「“うーなーうーななうななーなー”」
泰行「そうそう」
高樹「だから、この話題ふさわしくないでしょ」
泰行「ふさわしくないね」
高樹「だから飛ばしたんだ。だけどもしかしたらこっちの方が面白いと思って。…すいません」
泰行「はい。キリンジがお送りしてきたKiKi KIRINJI、2010年最後。フリートークでしたね。完全に。自由度の高い」
高樹「駄目だったね」
泰行「いやいや」
高樹「もっとポンポン行きたかった」
泰行「いいんじゃないですか? 年末だし」

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