i-Radioキリンジの「KiKi KIRINJI」を記録するために作りました。

vol.184

公開日:2011/05/18

song list
  1. 「代官山エレジー」キリンジ
  2. 「A Rock In May」The High Llamas
  3. 「Magical Connection」John Sebastian
  4. 「お針子の唄」南波志帆

主な内容・話題
  • オープニング:ゴールデンウィークが終わって結構経ちました
  • 泰行・39歳に
  • 人見知り
  • ビルボードの話
  • カバーしようとした曲
  • 矢野フェスはアイドリングと南波さんの楽屋が心配
コメントなど
泰行「(連休明けは)天候が安定しなかったね。雨が結構多かったね」
高樹「こういうタイミングで結構風邪をひくんですよ」
泰行「あー、はいはい」
高樹「あと、カビが生えてきますよ」
泰行「ん?」
高樹「カビが」
泰行「あ、家とかいろんなところに?」
高樹「どんな家よ。いろんなところにって」
泰行「体には生えてこないでしょ?」
高樹「体に生えてこないよ。そんな不潔にしてないよ。あの、ちょっとしたものに。みそ汁を朝作って、多めに作っといて夜食べようなんつって、ほったらかしとくとあれ? みたいな」
泰行「へー」
高樹「暖かい日はね」
泰行「ああ、暖かい日はね」
高樹「あとコーヒーを淹れて、その後粉があるじゃない? コーヒーの豆の粉が。あれを乾かして消臭剤とかにしてるんだけど、それを適当にほったらかしとくと黴びてくんだよね」
泰行「ああ、そうなんだ。湿気を吸っちゃうんだね」



投書:泰行さん、39歳おめでとうございます(そばつゆさん)
投書:40代も悪くないですよ(コーヒーシュガーさん)
高樹「とりあえず30代最後」
泰行「うん。気が付いたらね。なんか、アラサーとかアラフォーっていう言い方が悪いんだよね」
高樹「もうあんまり言ってないけどね」
泰行「でもあれさあ、34ぐらいの人が27とか28ぐらいの人間を自分たちの仲間に引き込もうとして、アラサーって言ったんじゃないかって俺は推測してる」
高樹「そういうことなのか」
泰行「で、35ぐらいまでアラサーの気分でいた人が急にアラフォーってしっぺ返しを食らってるっていうかさ。しっぺ返しっていうかさ、アラウンド35とか言っときゃ良かったんだよね、25とかさ」
高樹「昔はほら、“僕、四捨五入すると30なんで”ぐらいな言い方してたじゃない。そういうなんか嫌な。バカじゃないの?みたいな」
泰行「はいはい」
高樹「そういうことだよね」
泰行「そうだね。そうそう逆四捨五入みたいなさ」
高樹「なんか、アラフォーみたいな言葉と女子会みたいな言葉が並んでたりするじゃない?」
泰行「はいはいはい」
高樹「あれ、なんか俺、なに言ってんの? って思っちゃう。思うよね?」
泰行「まあまあまあ」
高樹「まあいいんだけど」
泰行「それ色んな言い方があるみたいよ、その女子っていう言い方に異論はないですか? みたいなのが知恵袋とかに載ってた」
高樹「あ、Yahoo!知恵袋」
泰行「それは“男子厨房に入らず”の“男子”ってそのとき別に」
高樹「男の子じゃないもんね」
泰行「そうそうそう。と、同じと考えて、女子会で良いのではないですか、みたいな」
高樹「違うと思うよそれ多分。いつまで経っても女の子でいたいっていう」
泰行「いやいや」
高樹「まあいいや、女子会の話はいいんだ。39ですか」
泰行「そう。確かにもう、30代最後だからみたいな言い回しみたいなのあるじゃないですか。こう、アクティブにレジャーにいそしんだりね、いろいろしようかなとは思ってんだけど」
高樹「うん」
泰行「でも、そんなことより休みたいっていう気持ちも」
高樹「そんな忙しくないよ、言っちゃあれだけど」
泰行「飲み会に誘われていちいち行って、次の日くたびれてるのとかがもう、なんかいいかなーみたいな」
高樹「いいんじゃない? 行かなくて。飲み会とか。俺ももうクラブとかホント行けないもん」
泰行「そうなんだけど一応唯一の社交場だからさ。人と接する。お酒飲むっていうのは」
高樹「んー」
泰行「お茶だけで友だちと何時間も話できない」
高樹「あ、そう」
泰行「うん。向かい合うのが恥ずかしい」
高樹「え? どういうこと?」
泰行「友だちと飲みに行っても酔っぱらうまでしばらくは恥ずかしいんだよね。酔っぱらうまでなんかビートたけしみたい。恥ずかしがり」
高樹「それじゃない? 君の周りの友だちが“お兄さんはオープンマインドですね”って俺に言ってきちゃうっていう理由って」
泰行「あー、オープンマインド」
高樹「うん。言われたもん。泰行の友だちに会ったときに」
泰行「それはだから…」
高樹「エンジンがかかるのが遅いってことなんじゃない?」
泰行「そうかもね」
高樹「久しぶりに会うとよそよそしいなこいつ。みたいな」
泰行「また戻っちゃう」
高樹「39とか40になって人見知りとか言ってる場合じゃないですからね」
泰行「そう」
高樹「世の中の人は初対面の人と名刺交換して、そっから何かを売り込んだり売り込まれたりやってるわけですから」
泰行「そうね。そりゃそうなんだけど、そりゃ仕事だもん」
高樹「いや、まあまあ、そうですね、そうですけど、仕事とはいえさ」
泰行「うん。まあなんで、でもまあ、楽しく過ごしたいね」
高樹「はい、曲行きますか」
泰行「はい」



投書:ビルボード2日連続で最前列で見ました(えりさん)
投書:ビルボードをダシに使ってしまいました(野望を持つ女さん)
高樹「まあまあ数があるじゃない? 楽曲提供した曲っていうのが。その中で今自分たちがやって良い感じになりそうだなーっていうのを選んだんですね」
泰行「そうだね、だからまあ曲としてはもちろん他にも気に入ってるものもあるけれど、自分たちがやってどうかっていうのをね、一つの基準として選曲しましたけど」
高樹「ものによっては自分でアレンジをしてるものとか、あるいはデモテープの印象が他のアレンジャーの人に引き継がれて、ちゃんとそれが生きてるようなものも」
泰行「ああ、birdとか」
高樹「birdとか藤井さんのとかね。そうするとそのままやってもあんまり面白くない感じなんで、藤井さんの『わたしの青い空』とかはタンゴっぽい」
泰行「うん。アコーディオンが入って」
高樹「ラテンっぽい匂いになりましたけどね。『ハルニレ』がなんかちょっとこう、カントリーソウルっぽい感じになって」
泰行「渋いアレンジで上手くまとまったね」
高樹「そうそうそう」
泰行「みんなこう、意図をちゃんとみんな同じ認識でやってたっていうか。あれはなんか良いアレンジだったね」
高樹「12曲だっけ、ステージでやったの」
泰行「13」
高樹「13か。で、いくつか洋楽のカバーと邦楽のカバーをやったけど、『夏のお嬢さん』ていう榊原郁恵さんの曲もね」
泰行「あれが見事にね」
高樹「ニューオリンズっぽい感じっていうか、リトル・フィートっっていうか、ああいうねちっこいファンキーな感じになって。バンドの人も半分なんかこう、リハ始めるときはいぶかしげな感じだったんだけど、“ああ、いいじゃないか、いいじゃないか”って。意外と大変だったのが『HELP!』でしたね」
泰行「『HELP!』はねー、そう。そういったカバーに関してはわりと軽い気持ちで決めたんだよね、YouTube見ながら」
高樹「YouTube見ながら。いやあんまりさあ、マニアックな洋楽だと」
泰行「そうそうそう。みんな知らないと意味ないから。音楽マニアの人だけに向けても面白くないから」
高樹「だってトッド・ラングレンとかだって微妙だと思うんだよ、今」
泰行「あー」
高樹「『I Saw the Light』とかね。知らない洋楽の曲とか聴いても、しかもそれがカバーなんつったらさあ、“へー”って言うしかないじゃんみたいなところがあるでしょ? お客さんは。そうすると有名曲やるかって話になったんだよね」
泰行「そうね」
高樹「まあ『Rich Girl』だったら多分みんな知ってるだろう、とかさ。今もFMでかかるしね」
泰行「うんうん」
高樹「『HELP!』はどうしてもビートルズっぽくなっちゃうよね、やってると」
泰行「普通にやってるとなんかねー、同好会っていうか、おじさんがTwitterで集まって“ビートルズのコピーやりませんか”って感じになっちゃうよね」
高樹「バンドバトル」
泰行「演奏してて恥ずかしい」
高樹「そう。それもあって1オクターブ下げたんだよね」
泰行「そう。試しに下げてみようって。とはいえ、中森(泰弘)さんと青山陽一さんが楽屋に来て『なんでHELP!、あんなに低いの?』って。ミュージシャンに言われたから。伝わってないんだなーって思った。“まあ、ウィリー・ネルソンみたいな感じなんですけど”っつったら“あー、そうか。言われるとそうかもね”みたいな」
高樹「そうね。HELP!選んでも結局そこ行っちゃったんだって。そのよくわからない狙いを」
泰行「だったらビートルズのもうちょっと渋いのでも良かったかもしれないけど」
高樹「そう。『And Your Bird Can Sing』とかね」
泰行「そうね。そのくらいがね」
高樹「でもちょっとマニアックかもっつー話で。あとなんだっけ『Happiness is a Warm Gun』とかさ」
泰行「そうね。ホワイトアルバムになると別にね、ビートルズじゃなくても良いんじゃないかって」
高樹「ピンク・フロイドでいいじゃんって話になっちゃうから。『God Only Knows』とかね」
泰行「うん」
高樹「まあ、昔から知ってる曲ですけど初めてバンドでやって面白かったですけどね。僕は」
泰行「面白かった。意外といろんな発見があったり。人の曲をコードをちゃんと取ってとかさ、学生の時はいっぱいそういうのやってたけど。ね、新鮮だったね、かなり」



♪お針子の唄
高樹「可愛い曲だけど結構難しくてさあ」
泰行「そうだろうね」
高樹「意外と凝ってて。俺とうとう譜面が外せなかったね」
泰行「あ、自分で書いた曲なのに」
高樹「何回もやってんだけど覚えらんない」
泰行「あー」
高樹「大変でした」


高樹「(矢野フェスでの)アイドリングと南波さん、どんな感じなんだろうね、楽屋で。俺スゲー気になる」
泰行「今からそんなこと気にしてる人…。本人達全然気にしてないよ」
高樹「だって多分南波さんってさあ、すごいピュアっていうかナチュラルな感じじゃない」
泰行「そうだね」
高樹「で、アイドリングってきっともうさあ、バリバリもまれてるっていうか、ザ・芸能界みたいな感じでしょ?」
泰行「いま人数多いの全盛だからね」
高樹「そこを色々心配しちゃうね、おじさんは」
泰行「なんか掃除係みたいに入っていけばいいじゃない」
高樹「“失礼しまーす”“あ、お弁当ならそこに置いといてください”」
泰行「大丈夫でしょそれ。楽屋は多分1個とか土岐ちゃんも一緒だから」
高樹「ああ、そうか」
泰行「一応そこはもう…」
高樹「でも土岐ちゃんだって南波さんとかいじめてっかもしれないよ。若い芽をつぶさなきゃみたいな。そんなことないか」
泰行「そんな人じゃないよ」
高樹「怒られちゃうか。そんなこと言ったら」
泰行「まあ、あの人冗談通じるからね」

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