i-Radioキリンジの「KiKi KIRINJI」を記録するために作りました。

vol.223

公開日:2012/03/277

song list
  1. 「きもだめし」キリンジ
  2. 「Kodachrome」Paul Simon
  3. 「Without Her」Blood, Sweat & Tears
  4. 「dusty spring field」キリンジ

主な内容・話題
  • オープニング:ツアーも大詰め・最終回
  • 部屋着
  • ライブでの位置
  • エアコード
  • 俺の中の常連
  • 二人とも死んじゃうわけじゃない
コメントなど
泰行「i-Radioをお聴きのみなさんこんにちは。キリンジの堀込泰行です」
高樹「堀込高樹です」
泰行「i-Radio KIKI KIRINJI、223回目ということで」
高樹「はい」
泰行「ま、ツアーも大詰めになってきました」
高樹「うん」
泰行「そして今回が」
高樹「そうです」
泰行「最終回ということでね」
高樹「とうとうね。まあ、長く続けさせてもらいましたね」
泰行「ねえ」
高樹「よかったですね」
泰行「いやいやいや、こんなに長くできるとは思わなかったですね」
高樹「そうですね。都合8年ぐらいですか?」
泰行「ですかね、メールもたくさんいただいて」
高樹「そうですね。毎週楽しい世間話をいただきました」
泰行「ねえ」
高樹「じゃあ今週も、まあ、いつもと変わらずやってくと思うんですけども。よろしくお願いします」


♪きもだめし
高樹「アルバムTenから、1曲目ですね。イントロのフレーズが印象的だったんで」
泰行「タラララララララ」
高樹「演奏はライブのサポートメンバーが中心になって。イーボーもいい感じでしょ?」
泰行「そうだね。今までない感じの曲というか」
高樹「こういう今まであんまり書かなかった曲がぽんぽんできて、今回のTenってアルバムには入ってて。土壇場で新しい収穫がいっぱいありましたね」
泰行「ねえ。そういうのはやっぱ良いよね」
高樹「大丈夫かなと思ったんですけど」
泰行「作る前はね」
高樹「ショボショボなもんができるんじゃないか」
泰行「まあ、そういうアルバムあるけどね、海外のアーティストとか」
高樹「消化したんだなっていう感じになっちゃうとちょっとがっかりですけどね。いかにもシングルですみたいな押しの強い曲はあんまりないんですけど、でもまあ全体的にコンパクトにみっちりしてる感じがして良いんじゃないかな」
泰行「そうだね。ちゃんと気持ちの入ったものが残せて良かったなと思ってます」


投稿:友人はコンビニに行くにもフルメイク・フルコーデなんだそうです。その友人に「あなたは女を捨てている」と言われてしまいました(ゆかちさん)
高樹「あんまり気の抜けた格好してるとね、あれじゃない?」
泰行「何、あれじゃない?って」
高樹「ジャージとかでうろうろする?」
泰行「いや………しないね」
高樹「しないでしょ?」
泰行「うん。一応なんか外にも行ける部屋着みたいな。スエットとかでもデローンっていうスエットじゃなくて」
高樹「膝がボコーンって出てるやつじゃなくて」
泰行「膝がポヨポヨしてるスエットじゃなくてこう、シュッとしたスエットっつうか、サイズが小ちゃめみたいな」
高樹「あるよね、生地が厚いやつでしょ」
泰行「そう。で、出るときはあるね、コンビニぐらいは」
高樹「ランDMCみたいな気分で?」
泰行「いや、そういうわけじゃないけど。いちいちジーンズとかになるのは面倒くさいときは、まあ、これだったらすぐコンビニ行けるやみたいな感じのスエットはあるね」
高樹「あそう」
泰行「ただ本当に家にいるときはそれは履いてない。膝が伸びちゃうの嫌だから」
高樹「じゃあ本当に家でダラダラする用のスエットなりジャージなりがあるっていうことですか」
泰行「あるね。まあパジャマっていうか。本当にだらしないっていうか汚いよね。汚いっていうかもうくたびれちゃってる。ものが」
高樹「お客さんとか来たりとかさあ、まあ宅急便とかだけど。あと1日に何度かちょこちょこ買い物に行くから、朝起きたらもう面倒さいから着替えるようにしたけどね」
泰行「あー。そういう人いるよね。家と外でいちいち服を替えない」
高樹「だからもう普通の格好にしちゃうの」
泰行「そうすると確かに楽だね」
高樹「だし、表に出たときにジャージと丹前みたいな、半纏? わかんないけど、あんな感じじゃない方がいいでしょ」
泰行「うんうん」
高樹「普段からそうした方が合理的ではあるなと思うけどね」
泰行「そうね」

高樹「高校のとき高校のくせにフランス語の授業があってさあ、そこのフランス語の講師の先生が、もう二言目には“パリではね、パリではねって”言うんですよ」
泰行「あー、はいはいはい」
高樹「で、パリジェンヌは普段はお化粧もしないし、ジーンズとTシャツと穴の空いたセーターみたいな感じだけど、“ここぞっていう時にはすごくお洒落なのよ”みたいなことを言ってたよ」
泰行「あー」
高樹「だからこの人もパリジェンヌと思えば。“パリではみんなこうなのよ”っていう風にこう…」
泰行「脇毛も剃らないみたいなね、“ヨーロッパでは”みたいな」
高樹「そうそう。その感じのノリでいったらいいんじゃないですか?」
泰行「そう言い返すみたいなね、今度会ったときにね」
高樹「そう」
泰行「“パリでは”っつってさ」
高樹「うん」
泰行「良い返し方を授けてしまったね」
高樹「そうそう。“武蔵小杉ではフルメイクかもしんないけど、パリではこんな感じなのよ”みたいな」
泰行「パリと武蔵小杉じゃあもう全然ね」
高樹「武蔵小杉にニョキニョキマンションできて、なんか調子乗っているからさ」
泰行「ああそうなの」
高樹「なーんつったりして」


投書:キリンジのライブではポールの側、壁際に立つ人が多いですね(ふくさん)
高樹「端っこって音が聞きづらくないのかなあ」
泰行「うーん、どうなんだろ。ライブの音響」
高樹「音、聞きづらいっていうか、よくわかんないじゃんライブの音響って、どこで聴いたらいいのか。PAの側が一番良いのかもしれないけど」
泰行「そうだね」
高樹「やっぱりあれなの? 会場の真ん中へんがいいの?」
泰行「じゃないかなあ」
高樹「よく聞くのはほら、スピーカーに対して正三角形の頂点にいると良いみたいな。そこが聞きやすいんだっていうけど」
泰行「そうね、でもライブってあんまり僕は音質は期待してないけどね。まあ、よかったら良いみたいな。良いっていうことは結構まれで。やっぱり生演奏とかその臨場感とか、生であるっていうことを楽しみに行くっていうふうに考えちゃう」

高樹「前で観たいとか思う? 誰だったら前で観たいですか?
泰行「誰だろうね。あんまり前に…そうか。行ったことないか。よく考えたら
高樹「ギターとかの名手の人だったら前で、手元とか」
泰行「はいはい、そういう興味になるか」


→サラヴァ東京でトニー・ナオルタのライブを観た話
高樹「その人のライブは結構前で観れたの」
泰行「ふーん」
高樹「それはもう興奮した。はーっ、こうやって弾いてんのかとか」
泰行「あー」
高樹「あとバーデン・パウエルっていう人が来て、そん時も前で観れて。やっぱ楽器だね。やっぱ楽器の人は側で観ると違うね」
泰行「うーん」
高樹「そん時は息子も来てて、サポートで。15、6歳。そいつがすごい香水付けてて、彼の香水の匂いを嗅ぎながら飯喰ったりお酒飲んだりしてたけど。あいつませてるなーぐらいな感じで」
泰行「日本人とはやっぱ違うね、早く大人になりたいっていう感じなんだろうね」
高樹「そうだね」


投書:横浜のライブ行きました。坊主頭でスカーフを巻いていた男性にまた会いたいです(かなこさん)
高樹「わざとぶつかってみるとかね、“あ、すみません”ぐらいな感じで。そういう策を練ってもよかったのかもしれないですね。でもまあ、終わったときに“ああ、よかったですね”って普通に話しかければ、“あ、あ、あの〜”みたくならずにサラッと言えば。ねえ、スっとこう…」
泰行「そうね、みんなが高揚してる時であれば」
高樹「そうそうそう。大丈夫だったかもしれない。趣味が近いっていうのやっぱりもう、近いじゃないですか」
泰行「うん」
高樹「何かきっかけがあったらもう、すぐトトトトーンとうまく行くかもしれなかったのにね」
泰行「ねえ。まあ、またどっかで会うかも知れないし。ねえ」
高樹「そうね。あれじゃない? キリンジ周辺のライブにちょいちょい来てれば。まあ、泰行さんのソロプロジェクトなのか、僕の新生キリンジなのかわかんないですけど」
泰行「うん」
高樹「とかで、会えるんかもしれないですよね」
泰行「そうね」


投書:泰行さんはライブで必要ない曲でもギターを持っていて、指が何かのコードの形になっていたのが気になるんですが、何のコードですか?(バルサミコさん)
高樹「何?  Aとか?」
泰行「なんだろうね」
高樹「一応コードの形させてるの?」
泰行「一応コードの形になってるかもね。ぜんぜん意識はしてない。多分Bm7とかそういう形。なんか押さえやすい」
高樹「そうなんだ。普通にこう握ってるだけじゃなくて?」
泰行「普通に握ることの方がギターとしては不自然なフォームじゃない」
高樹「まあそうだね」
泰行「不自然っていうかほとんどないでしょ? ギターを抱えてただ握るっていうのは。ネックを。だから何かのコードの形にしてる方が楽っていうかこう、なんだろう」
高樹「うん。Cが楽じゃない?」
泰行「Cは楽だね。楽だけど」
高樹「手の形にわりと近いじゃん」
泰行「なんかそれがこう、あるんだろうね、自分で。 Cだと体から手は離れるでしょ、Cだと。まあ低いポジションになると」
高樹「まあそうですね」
泰行「それがあんま好きじゃないんじゃない? ハイポジションのDとかD♭ぐらいがこう、手の開き具合、体との胴の距離とかが楽なんじゃないかな、ぜんぜん考えたことないけど」
高樹「たまに聞くのはどっかに力が逃げると歌が自然に歌いやすくなるっていうのは聞いたことある」
泰行「ふーーん」
高樹「ある人が、マイクスタンド握るとそこに力が逃げるから、体に余計な力がかからなくて声がよく伸びるようになる。歌いやすいって言ってる人いたよ。真城さんだったかな」
泰行「そういうもあるのかもね」
高樹「もしかしたらそのギターを持つっていうことが、何か余計な力を逃がしてるのかも。まあ、わかんないですけど」
泰行「あんまりこう、多分、正しいフォームとか意識しないほうがかえって楽そうな気がするんだよね。ハンドマイクで歌うことはないね」
高樹「なんで?」
泰行「いや、なんとなく。なんとなくっていうか、だって、そしたら動き回んなきゃいけなくなるっていう」
高樹「いやいや、そんなことないでしょ。別にハンドマイクでその場で由紀さおりさんみたいな感じでこう、ゆーらりゆらり歌えばいいんじゃないですか? フランク永井とか」
泰行「そうね、そういうのもやるときが来るのかなー。なんかやっぱりでもね、ギター持ってっていうのがいいんじゃない? 素敵なミュージシャン像として。僕が考える素敵なミュージシャンは、楽器を持って歌うっていうのが、なんかいいなって思うんだけどね」
高樹「スタンドマイクで何も持たないのもいいんじゃない? それが一番楽っていうかいいような気がするんだけどどうだろう」
泰行「楽器が一個前にあると気持ち的に楽っていうかね、1個こう、鎧みたいな。壁みたいなのがあるっていう。ドラムの人とかもやっぱりあの要塞みたいなとこにいるのが、なんて言うんだろう、安心感があるっていうか。あれがないのは考えられないって言ってる人いたもんね」
高樹「なるほどね。じゃあ、多分 Dだっつう話しですね? 5フレのDですね?」
泰行「かなあ。DとかD♯とかまあ、そのへん?」
高樹「そんなちょっと面倒くさいっていうか押さえなきゃならない感じのコード?」
泰行「あとこうなってないかもしれないよ、やっぱり」
高樹「あー」
泰行「押さえてるようで、なんとかオーギュメントみたいな、手の形を弦の上にポンってのっけたら自然にそのフォームになってるっていうだけかもしんないし」
高樹「なるほどね」


投稿:飲食店で「いつものホッケ定食ですね」などと言われるのが嫌いです(うめはらさん)
高樹「常連になってる店、あんまりないね」
泰行「ああ、本当。確かに行く気がなくなりはしないけど、よく行く店もあんまり店の人と話したりしないかもね、ラーメン屋さんとかでも」
高樹「常連扱いされるのが嫌なのか。でもいつものですよねって言われると」
泰行「ちょっと嬉しくはないのか」
高樹「“決めつけないで”って思うんじゃない?」
泰行「ああ」
高樹「“そんないつもホッケ定食ばっかり私、食べてないわよ”みたいなさあ」
泰行「なるほどね」
高樹「“今日は鶏の黒酢あんかけにしようと思ったのに”みたいな。大戸屋のメニューですけど。俺さあ、一番よく昼飯食ったのが多分大戸屋なんだけど」
泰行「ああ、そうなんだ」
高樹「外食するときね」
泰行「はいはいはい」
高樹「そこでなんか、いろいろメニューがあっても、どうしてもその黒酢あんかけを頼んじゃうのよ」
泰行「あー、酢豚みたいなの」
高樹「そう。多分いつか言われると思うのよ」
泰行「“黒酢あんかけですか?”って?」
高樹「それヒヤヒヤしてるね」
泰行「ヒヤヒヤするって」
高樹「いつか言われんじゃないかって。なんでそれを頼んでるか考えたわけ。そしたら自分であんまり作んないもんだからだっていうことに。ただそんだけ」
泰行「あー、手間がね」
高樹「ホッケとかだったらスーパーで魚買ってきて焼くじゃない」
泰行「酢豚は確かに揚げてあんも作ってっていうね」
高樹「そうそうそう。結構手間かかるからやんないからさ。あとあの、すっぱしょっぱいっていうのがあんまり子どもに受けないとかさ。そういうのが」
泰行「あー、そうかもね。まだちょっと子供には早いかもしれない」
高樹「だからと言って、“鶏の黒酢あんかけ定食ですよね”ってパッと言われたとしたら、“あんたに俺の何がわかるっていうの?”っていう気持ちにはなるよね」
泰行「それ気むずかしいじゃないちょっと」
高樹「今日はカツ煮が食いたかったんだけどなー、みたいな。でも“いつもの”って言いたがる人もいるわけじゃない?」
泰行「そうそうそう」
高樹「あれ言えないね、“いつもの”。仮に友だちだったとしてもね」
泰行「あー、本当」
高樹「だって“俺のこと知ってるんだろ?”っていう話じゃん」

→兄が遭遇したラーメン屋の常連の話

泰行「自分が好きなところが食べログで何点かなとか僕も」
高樹「気になるよね」
泰行「ちょっとチェックしちゃうね」
高樹「低かったりするとさ、“お前ランチだけ食って判断んるなよ”っていう気持ちが。それが常連の気持ちかな」
泰行「まあそれ常連の気持ちでしょ。そこそこの点数いっててほしいっていうね」
高樹「俺の中にも常連がいるってうことなんだな」


投稿:ライブ登場時のSEはなんですか?(くみこさん)
泰行「これはキリンジの次のアルバムのね」
高樹「Tenに。3月27日発売のTenに収録されている」
泰行「ええとね、dusty spring fieldっていうね、あの有名な歌手から名前をパクった曲ですけども」
高樹「泰行さんが書いた曲ですね」
泰行「うん。インストの曲で、アコーディオンとピアニカを混ぜてるっていうか、音として。で、ちょっとトラッドっぽい雰囲気のある曲で。バンドのメンバーもみんな参加してて、兄はティンホイッスル。そうか、ピアニカじゃないか。アコーディオンとティンホイッスルのユニゾン」
高樹「はじめね、ちょっと違和感があったんですけど、いきなり生演奏が始まるのかっていう」
泰行「ああ、その登場の」
高樹「登場のSEね。なんか始まるっていう雰囲気は醸し出せてるので」
泰行「そうね、なんか喜んでもらってるみたいなんで」


泰行「ということで、i-Radio KIKI KIRINJI、最終回ですけれども」
高樹「たくさんメールをいただきまして。ちょっとほんとに全部紹介できなくて申し訳ないんですけど」
泰行「そうね、海外からくれた人もおりますよ」
高樹「ライブの感想ももちろん多いんですけど、ラジオ続けてくれっていう声もあったりして嬉しいですよね」
泰行「ねえ」

高樹「毎回メールの数もたくさんいただいて、内容も楽しいメールが多くて」
泰行「そうだね」
高樹「世間話がしやすいっていうか」
泰行「世間話の好きな人がいっぱい聞いてくれたみたいで」
高樹「そもそも別に、男兄弟ってそんな世間話しないでしょ?」
泰行「そうねえ」
高樹「だからこういうメールを通じて世間話ができて、良かったんじゃないですかね」
泰行「ねえ。ありがたいです。お題を提供してもらって」
高樹「わりと内容もどれも素晴らしいんですよ。非常に。あんまり薄い内容とかがないですよね」
泰行「そうだね」
高樹「一応全部、毎回目は通しているので、読まれなかったと思ってがっかりしなくていいんですよ、読んでますから」
泰行「そうです。ちゃんと目を通してますからね。まあ、長く続けてきましたけども」
高樹「そうですね」
泰行「でもまあね、二人とも死んじゃうわけじゃないんで」
高樹「そうですね。まあ何らかの形で。この二人としてラジオの番組をやることはないと思いますけど、残念ながら。でもまあ、お互いそれぞれ、何らかの形でこういった番組を持てるといいなとは思っています」


→Ten初回版のDVDの告知
高樹「ちょろっと見ましたけどね。面白かったです」
泰行「あー、真城さんが…」
高樹「ああ、言わない方が良いんじゃないですか?」
泰行「あ、そうか。言わない方がいいね、あれ結構…」
高樹「あれは鉄板ですね」
泰行「言わない方がいいね」


高樹「何か一言、泰行さん」
泰行「そうですね、いろいろとこうやって終わりに向かってくんだなというのがね、徐々にこう、実感してるわけですけども、でもまあほんとに、さっきも言いましたけど、死んじゃうわけじゃないので。どっちかが。やってれば何かいいことはあるというか、より良い音楽をまたお互い作れると思うしね。なんか、これからのほうが僕は楽しみというか、兄の作るものに関しても自分の作るものに関しても。そう思ってますんで。みなさんの期待に応えられるように頑張ります」
高樹「キリンジという名前は引き続き私が使っていくんですけど、結構大変なことを言っちゃったかなと思ってますね」
泰行「ああ、そう」
高樹「だって、絶対“こんなのキリンジじゃない”って言われるに決まってるもんね、まず。だって世の中の人は2人でやってるキリンジしか知らないから」
泰行「うん。今んとこはね」
高樹「だから、たとえ良かったとしても“こんなのキリンジじゃない”って言いたがる人はいるよね」
泰行「音を聴く前に言えることはいくらでも言えるからさ、お互いにソロをやったりすれば」
高樹「そうそう」
泰行「聴く前に出てくるコメントってある程度予想できるけど」
高樹「そうなんだよね。だから困ったなと思って。どうしようかなと思って」
泰行「いやー、まあでも大丈夫ですよ」
高樹「そう?」
泰行「ソングライティングは。堀込高樹ソングライティングがあれば」
高樹「かといって、いかにもキリンジですっていうのをやるのもなんか悔しい気がするしさあ」
泰行「あー。より自由度が増したところで暴れた作品を期待してるんじゃないかな」
高樹「そうなんですかね。まあちょっと頑張ろうかなと。どういう形になるかわからないんですけど」
泰行「うん」
高樹「これからも応援よろしくお願いいたします」
泰行「よろしくお願いします。ということでホントにどうも、みなさんありがとうございました」
高樹「ありがとうございました」
泰行「ね、素晴らしいファンに恵まれて幸せです」
高樹「非常に良い番組だったと思います」
泰行「ありがとうございました」

泰行「i-RadioキリンジのKIKI KIRINJI、お相手はキリンジの堀込泰行と」
高樹「堀込高樹でした」
泰行「さよならー」
高樹「さよならー」

Wiki内検索

管理人/副管理人のみ編集できます