Wiki KiKi KIRINJI - vol.096(2008/01/02)

vol.096

公開日:2008/01/02


song list
  1. 「グレイハウンド・マン(Acoustic Ver.)」キリンジ
  2. 「Wide Eyed And Legless」Andy Fairweather Low
  3. 「Late Great Johnny Ace」Paul Simon
  4. 「家路」キリンジ

主な内容・話題
  • 泰行・年男に(子年)
  • カーテンの話
  • 去年の目標の反省
  • 書き初め披露
  • 『家路』の感想
  • 『朝焼けは雨のきざし』とニューアルバム発売の告知

コメントなど
投書:今年の目標はカーテンを開けたら端の輪っかに結ぶ、です
高樹「カーテンね。あれ、かけなきゃだめ? いきなり話の腰を折るけど」
泰行「束ねるってことだよね、輪っかに止めることないね、ほとんど。止めた途端に部屋がメルヘンチックになるっていうか」
高樹「そう。確かに」

泰行「あれ子供の時から抵抗あったね」
高樹「ドレープ?」
泰行「メルヘン感が」
高樹「カーテンそのものがメルヘン入ってるから」
泰行「そうね、たいていのものはね」


高樹「去年はどんな目標だったんでしょうか」
泰行「僕はですね“大人の酒”。ほどほどのところで止めるっていう」
高樹「でも前ほど酒癖悪い感じはなくなりましたよね」
泰行「酒癖は悪くないね、さすがにもう」
高樹「まあいろいろ精神的に安定するんじゃないですか? 36にもなろうという…」
泰行「ただ酔っぱらうだけになってきたね」
高樹「でもなんか酔うと50みたいな感じだもんね、泰行は。口調が」
泰行「あ、そう」
高樹「“あれぇ? ん?”みたいな感じにすぐなるでしょ」
泰行「いやいやいや、そうでもないと思うけどね。まあ、ある線を超えるとなるかもしれないね」
高樹「みんなビックリしてるもん。“泰行君ってああいう酔い方するんだ…”みたいな」
泰行「そう?」
高樹「そうだよ。良い感じに飲めたの? 今年は」
泰行「うーん、結局無理だったね。このマニフェストは守れなかったね。飲まれて飲んでって感じだったね」
高樹「僕はレコードとかCDとか書籍を放出するって思ったんですけど、引っ越ししたんで減ったは減ったんだけど。とりあえず本は1回売りました」
泰行「いわゆるブックオフみたいなところで」
高樹「ブックオフに一気に行けば良いんだけど、またセコいからさ俺」
泰行「ああ、値段が良いところに」
高樹「この本はここ、この本はここって自転車の前と後ろに積んでもう、いろんな所。高円寺から中野から。まんだらけ行ったり。まんだらけだと鑑定する人がいっぱいいて、結構良い値段がつく。そうやって軍資金をかき集めて一晩でパーッと」
泰行「いいじゃないですか。良い遣い方を」
高樹「でもまだまだ甘いね。もっと心を鬼にしてスパスパ行かないとダメだね」

泰行の書き初め:「寝酒を止めます」
泰行「とりあえず僕は“寝酒を止めます”」
高樹「また酒ですか」
泰行「諸悪の根源ですよ。去年覚えた言葉。諸悪の根源。その前から知ってたけどね」
高樹「何飲んでるの? 寝る前に。ビールとかでしょ?」
泰行「第三のお酒」
高樹「またー。ビール飲んでくださいよ泰行さん」
泰行「いやいや、ビールは飲み過ぎると良くないから。尿酸値がね、上がっちゃうから」
高樹「あ、そういうことも気にしてるのね」
泰行「そうそう。でもビアテイストが好きなんで、あのスパークリングっていうのがいいね、最近は。かなりナチュラルな味のものが」
高樹「あそう」
泰行「金麦とか。レベル高くなってきた。そりゃまあビールが一番うまいけど」
高樹「俺、量を減らしてビールしか飲まないことにしたよ。1日350とかの半分でいい」
泰行「普段飲まなきゃそれくらいで十分だもんね。ちょっとフワーってするからね。だから意味のないこういうお酒は止める。打ち上げとかでは飲むでしょうけど」

高樹の書き初め:「睡眠は7時間まで」
高樹「僕は“睡眠は7時間まで”。っていうのは、忙しいときは毎日2、3時間みたいなのが何日か続いたりしてたんだけど、普段はわりと寝てるの。子供を寝かしつけて、起きるつもりがそのまま寝ちゃうんですよ。そうすると、9時10時に寝て、朝7時くらいに起きる」
泰行「昔の小学生みたい」
高樹「へたすると10時間とか寝てる時あるの。こりゃ寝過ぎだなと思って。色々ロスしてることも多いだろうと思って。本もあんまり読まなくなっちゃったし」
泰行「寝酒と同じだね、じゃあ」
高樹「え?」
泰行「これもまたロスが多いの」
高樹「あそう」
泰行「その日と次の日の。1日5時間くらい損してるなあと思うもん」
高樹「てことはだよ、10時に寝たら朝5時に起きなきゃいけないんだよ。結構厳しいよね」
泰行「10時に寝るとね」
高樹「でも“10時間とか寝ちゃうんだよね”って言うと“若いから寝られるんだよ”って言われるとちょっと嬉しかったりするよね。“俺なんてそんなに寝られないよ”って同い年のやつに言われたりするとちょっと優越感感じたりする」


投書:『家路』は清々しいと思いながら聴いています
泰行「“この時期にむしろきよきよ…すがすがしいなと思いながら聴いています”」
高樹「“きよきよ”って」