中小企業診断士試験の1次試験対策ノウハウを蓄積しているwikiです。ブログ「中小企業診断士ペパチェの議」の中から、好評を頂いたエントリーを主に抽出しています。ご参考にどうぞ(2次試験バージョンはまた後ほど作ります)。

(2次試験過去問のネタバレがあるのでご注意)




先日の2次試験では「過半数を超える出資を受け入れつつ経営権を維持する方法」が問われた。

「〜しつつ〜する方法」を問う設問。本来なら「こちらを立てればあちらが立たず」の関係(=トレードオフの関係)にある2つのニーズを同時に両立させてしまおうという問題であり、ボクは「よくばり問題」と呼んでいる。

昨年書いたエントリー「イノベーションってなんだろう?」および「本試験所感 その3『イノベーション』」においてこういったタイプの問題の存在を指摘したが、今年もまた出題されたことになる。

http://redwing-don.jugem.jp/?eid=392
http://502.jp/modules/wordpress/index.php?p=505


過去のエントリーで示した内容に今回の設問を追加すると、

・(定型業務が基本の)アルバイトに非定型業務を教えるには?
・顧客が海外進出をしている中、国内生産でC社が発展するには?
・生産方法を改善し「短納期」と「低コスト」を同時に実現するには?
・使用頻度の少ない特注部品をPCで管理し業務を効率化するには?
・コストを抑えながら業務システムを再構築するには?
・店舗数や面積を増やさずに売上を拡大するには?
○過半数を超える出資を受け入れつつ経営権を維持するには?

となる。


「よくばり問題」は、コンサルタントとしてとても本質的な設問だと思う。トレードオフのどちらか片方を満たすことなら誰でもできる。たとえば「経営権を維持せずに出資を受け入れる」方法なら誰でも考えつく。「店舗数や面積を増やして売上を拡大する」方なら誰でも考えつく。

だけど、それでは意味がない。企業が生き残っていくためにどちらも両立させたいと願うから、わざわざ診断士センセーに知恵や知識を求めてくるのだ。顧客企業がどのようなトレードオフ状況にあるのかを理解し、それを乗り越える手段を自分の引き出しから提案していくことが、我々の存在価値の1つなのではないかと思う。そしてその引き出しのベースとなるのが「1次知識」なのだと思う。

そう考えると、作問者がこのタイプの設問を毎年出してくることはすごく理解できる。今後も出題されるかどうかは分からないけれど、個人的には出題していってほしい。



で、こういった問題への対策はどうするか。1次試験に向けて勉強する際や、2次試験に向けて1次の内容をおさらいする際に、「〜しつつ〜する方法」というフレームを意識しながら知識を理解していくことが考えられる。

たとえば、「マトリックス組織」は「部門毎の専門性を維持しつつ、部門横断的な柔軟性を得る方法」と理解することができる。「OEM(の受託)」は「新たな設備投資を避けつつ、生産量を拡大する方法」、「フランチャイズ」は「ノウハウ蓄積の時間をかけずに、新規事業を持つ方法」と捉えることができる。地道な勉強法だけど、そうやって一次知識を検討していくと理解も深まりやすく、「使える知識」になっていくと思う。


では練習問題。

 峭告費をかけずに自社商品の知名度を高める方法」にはどのようなものがあるか?

◆孱諭A」を「〜しつつ〜する方法」(あるいは「〜せずに〜する方法」)というフレームに当てはめるとどのようになるか?(=「M&A」はどのようなトレードオフ状況下で使える方法か、とも言い換えられる)

ちょいと考えてみてください。

最近は「仕事をサボりつつ給料ももらう方法」を知りたいペパチェ(←悪)でした。



http://redwing-don.jugem.jp/?eid=554

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