中小企業診断士試験の1次試験対策ノウハウを蓄積しているwikiです。ブログ「中小企業診断士ペパチェの議」の中から、好評を頂いたエントリーを主に抽出しています。ご参考にどうぞ(2次試験バージョンはまた後ほど作ります)。

1次試験対策の答練だか模試だかの「企業経営理論」科目で、「キャプティブ価格」が問われたことがある。

そのとき、ボクは「キャプティブ価格」を知らなかった。だから、「あ、この設問は捨てようっ」と思って、ほったらかしにしておいた。

で、一通り解き終わって、時間があったので念のためもう一度考えてみようと思い立った。「キャプティブ…cap + tive?」「"tive"ってのは"positive"や"negative"みたいに形容詞を作る接尾語かな?」「ってことは"cap"は何だ?」


…英語の得意な方にはお気づきのとおり、"captive"は「捕虜・人質」という意味を持つ。だから、この時点でボクはかなり道を踏み外していたことになる。


でも、それでも選択肢を見ているうちに、「これは"capture"と考えればしっくりくるんじゃないか?」と気づき始めた。

キヤノンやエプソンが安いプリンター本体を売っておいてから、インクなどの消耗品で稼ぐように、あるいはソフトバ○クが安い価格で会員を囲っておいて、逃げられなくしてから収益を奪い取るように、一度顧客を低価格で捕まえてしまうことをキャプティブ価格というのではないだろうか? と考えた。


結論から言えばそれで正解だったのだけど、その時の自分にとっては類推の域を出ていなかった。けれど、その時点では一番スジの通る説明だし、他に妥当な推論があるわけでもない。そういうわけでその考えに一番近い選択肢を選んだ。そして、結果的にマルをもらった。

⇒参考:キャプティブ価格(天使と悪魔のビジネス辞典より)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hiraki/d83.htm

というわけで、これから1次を受ける方には(あるいは2次にもあてはまる話かもしれないけれど)、「知らないから捨てる。そして、浮いた時間を他の設問に投入する」という戦術も持つ一方で、時間があれば「ギリギリまで推論を積み重ね、少しでも可能性の高い選択肢を選ぶ」という発想も併せ持っていてもよいのかなと思う。単にテキスト上の知識だけでなく、学生時の講義の内容や、仕事での経験がヒントになって解答の糸口がつかめたりすることも多々あったし。なにがきっかけになって解けるか、意外と分からないものだと思う。

これで取った(あるいは取らなかった)1問が、1次合格や科目合格の明暗を分ける可能性は決して低くはないと思います。


それにしても、「天使と悪魔のビジネス用語辞典」、楽しく読める割には本試験の的中率も高く、けっこうオススメです。





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