中小企業診断士 1次試験攻略wiki - 1問への執念
いよいよ明日(ペパ注:1次試験前日に書いています)。
ここに来て最後に確認すべきことは「1問への執念」のあり方。

多くの合格者に共通するのは「合格への執念」だったというデータがある。でも、それは「合格したい」と日々思い続けるというマクロな意味での執念だけではなく、「目の前の1問をあきらめず、どれだけ食らいつくか」というミクロな意味での執念も表していると僕は考える。

「目の前の1問」に全知全能を出し切っていく。たとえ未知の領域が出題されても、頭の中に散らばる、生まれてきてから今までのすべての知識や経験をかき集め、推論やメタファーを重ねて正答の可能性を0.1%でも高める。「ビジネス」という、現実との関連が非常に高い領域だけに、それがまったくの的外れに終わることも少ないと思っている。

時には「知人との何気ない会話」や「マンガの主人公のセリフ」が突破口になったこともある。これまでそうやって、解けないはずの問題を何問も正答してきた。知らないから解けないとか、覚えてないから解けないとか、そんな単純な性格だけの試験ではないんだ、というのが1年やってみてのボクの実感だ。

マンパやTACの模試で6割クリアできたのは、覚えた知識の量以上にそんな戦い方で積み上げた分の貢献が大きかったからだと、自分の解答プロセスを分析して分かった。テキストの暗記量だけで見たら、僕は合格ラインの6割を取る実力はないと、自信を持って言える。

だから、「目の前の1問に対する執念」を持つこと。「え?そんなの習ってないよ…」と思ってからが本当の勝負という意識を持ち続けること。利用できる知識は何でも利用すること。


まるで戦場で武器を失った兵士が、周囲の草葉や石ころを武器に応用して生き残っていくように。



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