中小企業診断士 1次試験攻略wiki - 領空侵犯
問題を解いていて、「これって出てくる科目違くね?」と思うものが時々ある。たとえば経済学で勉強した「規模の経済」の問題がなぜか企業経営理論の問題で出てきている。

他にも、

運営管理⇒企業経営理論(SCMつながり)
情報シス⇒企業経営理論(マーケティング・統計学つながり)
中小白書⇒企業経営理論(日本の中小企業の歴史つながり)

など。たまたま企業経営理論が集中したが、たしか財務⇒法務(M&Aつながり)などというのもあったと思う。

だから、試験でその科目が終わったからといって「さっきの科目のことは忘れて気持ちを切り替えよう!」などとやってしまうと、いざそんな「領空侵犯」に出くわしたときに動揺してうっかりミスをしてしまうかもしれない。まあ、人間そんな器用に気持ちを切り替えられるもでもないけど、そのあたり冷静に対処していきたい。

ところで、いったいなぜそんな「領空侵犯」が起こってしまうのか。科目毎の作問者間で連携がとれていないんじゃないかという穿った見方もできなくはないけど、それはやはり、この資格の特性に起因しているんじゃないかと思う。

以前にも書いたけど、この7科目は個別に点が取れればよいというものではなく、互いに有機的に結びつけられて利用されてはじめて価値を生む知識である。だから、そもそも互いが互いの領域に踏み込んでいることこそが自然なのだと考えることもできる。たぶん。

そういうわけで、「この7科目の知識を結びつけてりっぱなコンサルタントになれ」という診断協会からのありがたいメッセージだと前向きに受け取めて、問題に取り組んでいこうと思います。


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