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科学論文の読み方

ウチの助教授が授業で言ってた論文の読み方を
授業の再理解の為にアップしときます。

1)科学論文とは
2)「雑誌」という概念の理解
3)インパクト・ファクター
4)オーサーの概念
5)論文の検索方法
6)論文の読み方
7)論文を書く為には


■1)科学論文とは

とりあえずいつもどーりWikipedia「論文」をメイン参照にして下さい。

いわゆる"科学論文"とは、主に以下の8つから構成されています。
題名(Title:その名のとーり)
アブストラクト(Abstruct:要約、アブストと略す)
序文(Introduction:何故その実験をしたのか。背景とか)
方法(Material & Method:材料と方法、マテメソと略す)
結果(結果、図表を載せる)
考察(結果からどんなことが言えるか結論)
謝辞(Acknowledgement:お世話になった人たちを書く)
参考文献(背景にどんな論文たちの知識があったか)
とりあえず覚えなくてもいいです、後で見直してください。


■2)「雑誌」という概念の理解

いきなりですが、
科学の世界と言うのは、オタクの世界です。いやマジで(笑)
何故かと言うと、「雑誌(ジャーナル)」という概念を中心に回っているからです。

科学の世界は「雑誌(ジャーナル)システム」とでも呼べる形態をとっており、自分の研究が科学的に正しい事を証明する為に科学雑誌に掲載してもらいます。逆に言えば、「雑誌に掲載されていない研究は科学的に正しくないデータである」という暗黙のルールが存在するというワケです。
 要するに論文が雑誌に載るかどうかとういうのは、「研究者の研究能力を測定するものさしのひとつ」だという事です。生産論分数以外には、助成金の獲得数、国際会議への出席数、訪問研究員数、特許出願数などがあるようです(自分も博士号とってないので詳細はわかりません)。

 研究者は、研究をして得たデータを雑誌社に「掲載してくれ!」と売り込みます。これを「投稿する」と言います。雑誌社は、もちろんそれを自分の雑誌に掲載しようとしますが、審査を通します。違う研究者を一時的に雇い、そのデータが科学的に正しいかどうかチェックしてもらうのです。審査基準は雑誌社によってまちまちですが、かなり厳しいところが多いです。何故なら、間違ったデータ、科学的でないデータを発表するワケにはいかないからです。
 科学的に素晴らしいデータだと認められれば「掲載受付(アクセプト)」されます。しかし、間違っていたり不完全だったりすると、「掲載拒否(リジェクト)」されます。雑誌に自分の論文が掲載されると、他の研究者が見て刺激を受けたり、研究データをネタに自分で出版したり、国からお金を貰えたり良い事尽くめです。


雑誌を掲載するメリット
ー分の研究が「科学的に正しい」と認知される
⊆分が研究者として名声を挙げられる
世界に対して科学の新たな可能性を示唆することができる

蛇足ですが、
この需要と供給のサイクルは、まさに同人誌と同じ形態だと思われます(笑)何故なら、オタクでアニメ・イラストを創造できる人間(科学の世界だと研究者に当たる)は、通常自分達で私設の雑誌社(サークル)を結成して、その中で「投稿・審査・アクセプト」を行い、良いと思われる作品のみを「同人誌」として出版します。この「同人誌システム」とでも呼べる形態はまさに科学の「ジャーナルシステム」と一致すると思います。

■3)インパクト・ファクター

そこで必ず覚えておかなければならないのは
雑誌にはレベルがあるという事です。
これは、審査の厳しさ雑誌の有名度合いに影響されます。「雑誌に載る」とヒトクチに言っても、Aという雑誌とBと言う雑誌では、掲載されたときの周りのオドロキが「Aに載ったの!?スゲー!!」「Bか・・あそこは適当な研究データでも載るからな・・」と全く違うわけです。
(これはオタクの世界でも同じ事の様です。イラストが上手い、経営が上手い大手サークルを「壁サークル(イベント会場で常に壁際に陣取っているため)」と呼び崇拝しているようです。)

雑誌のレベルを客観的に測る為の基準として「インパクト・ファクター(Impact Factor)Wikipedia参照」と言う単語があります。これは、対象雑誌が他の論文に引用された回数の値で、ポイントが高いと良く読まれている事を示しています。みんなに良く読まれていると言う事=スゲー!!という論理です。解説はこのサイトが詳しいです。また、雑誌名で検索するサイトもあります。2003年度分のはこっち

例)2003年度
雑誌名インパクト・ファクター雑誌社がある国
Nature30,979イギリス
Science29,162アメリカ
上の例をみて分かるように、ノーベル賞クラスは30点くらいの雑誌に載ったりします。でも低い論文は0.1点とかざらにあります。大体5点以上だと「スゲー」と自慢しても良いんじゃないでしょうか。実際は1点の論文に投稿するだけでも相当スゴイ事ですが。とりあえず0.1点以上の論文を1つ出せば「科学者のタマゴ」を名乗ってもいいんじゃないでしょうか?ちなみに点数は「IFは、医学系の雑誌は高く、生物系の雑誌は低い傾向にある」という法則があります。おそらく研究をしている母集団という点で、医学系の方が比較にならないほど多いからだと思います。とりあえず純生物系学者の論文を見る際にはそういったフィルターを通して見てあげて下さい(泣)

雑誌の価値を客観的に決める要素は、インパクト・ファクター以外に被引用回数がある、と言われています。その論文が他の論文に引用(リファレンス)された回数の事です。被引用回数は普通は30回くらいで、良いのは200回くらい。世界レベルになると1000回を越し、3000回を越すとノーベル賞間近というレベルなのではないか、というのがウチの助教授談でした。ちなみに、研究者は似たような研究をしてるヤツの論文の被引用回数を伸ばさない為に、わざと引用しなかったりすることもあるらしく「研究者は嫉妬深いから、1000以上引用してもらうのはムツカシイ」と言っていました(笑)ちなみに教授から聞いた話で被引用回数がスゴかったのは10000回前後という論文です。何に関する論文か忘れましたが。多分そのアタリがMAXだと思います。

■4)オーサーの概念

論文と言うのは、「著者の並び方」が決まっています。
例)
"A Study of Wiki"(←論文名)
Yu-jin, Brio, Rie, Sava.(←著者名)
などという形になっています。
論文名は論文名で理解できますが、重要なのは著者の順番です。これは、実際に実験をした人がファースト・オーサー(First Author:ファーストと略される)と言って、論文の所有権を持つことになります。今回の場合だと「Yu-jin」がそれに当ります。また、二番目以降はセカンド・オーサー(Second Author:セカンドと略される)やサード・オーサーなどと呼ばれ、実際ほとんど研究業績として認められません。たとえどんなにいい雑誌に投稿していても、ファーストでないならば、「おまえセカンドかよ、実験やってねーじゃん」といわれます。なので、教授たちが学生に良く言うのが「ファーストにしてやるからちゃんと研究しなさい」です(笑)実際に教授様様に気に入られなければ、どれだけ実験をしてもセカンドにしかさせてもらえず、科学の世界でのし上がれなくなるという恐ろしい事が起こってしまったりもします。

別格なのが、ラスト・オーサー(Last Author)と呼ばれる、今回「Sava」と書かれている人の事で、これは通常研究室の教授の名前を書きます。教授は実際実験をやっていないことが多いので(というより雑務に追われ実験する暇が無い人がほとんど)研究員が出した論文には全て教授の名前を載せ、所有権をファーストを分割して持つという形になっています。いわゆる「●●教授が◎◎を発見した!!」というニュースが流れても、たいてい●●教授はその実験を実際にはやっていないことが多いです。注意しましょう(笑)


■5)論文の検索方法

通常論文を探す場合には、論文が載っている雑誌を探すことから始めます。すなわち「雑誌社のホームページで論文名検索」すればいいわけです。

しかし「PubMed(通称パブメド)」という頼もしい論文検索用ホームページもあります。これはアメリカのNCBI(National Center for Biotechnology Information:国立バイオテクノロジー情報センター)が、1980年代以降の論文を一気にネット上に掲載したものです。アメリカは流石に規模が違うと思います。注意すべきは、雑誌をネット上で購入しなければならない所です。地獄の沙汰も金次第、情報も金です。金出してもらえなきゃだれも研究なんてしません。


■6)論文を読んでみよう!

とりあえず自分がこんなの読みたいと思うようなキーワードをPubMedとか雑誌社のHPの検索バーに打ち込みます。例えばガンに関連する論文を読みたいなら「Cancer」と検索バーに打ち込んでEnterボタンを押せば、何千件とヒットします(PubMedなら200万件ほどヒットします)さらに条件を絞り込んで検索して「これは面白そうだな」と思われる論文を見つけましょう。

以下、論文を探して読んでいく際の思考を文章化手順化してみました。
(あくまで読みなれた人の読み方です。参考程度に。)
.織ぅ肇襪鬚供爾辰噺る
 新規性(目新しさ)があるかどうか探すとよい
 (今までと似たような方向性の論文だと科学として)
▲織ぅ肇襪世韻如峅燭スゴいのか」予想する
 論文というからには何かがスゴいはずです、著者の主張を読み取りましょう。
アブストをざーっと読んでみて、△正しい事を確認する
 アブストには結論までの要約が書いてあるので、答えが分かります。
っ者がどんな実験をしたのか予想する
 ページを読前に色々妄想して妄想力を高めましょう。
ゼ尊櫃墨席犬魍いてみる
 通常全部開くにはHTML形式かPDF形式になっています。
ο席犬魍いたらFigureとTableを見る。
 FigとTableだけで実験全てが理解できたら一人前の研究者らしいです。
Resultを読む
 著者がFigの解説をしているのが「結果」です。とりあえず読んでみましょう。
┘ぅ鵐肇蹐梁臾鵑鮓つつ細かいDiscussionを読む
 Discussionは著者がどういう結論を導き出したかが書いてあります。
またFigを読み返してみる
 とりあえずもう一度Figをみて完全理解したかどうか確認
わからないところを探し、リファレンスを探す
 リファレンス(著者が参考にした他の論文)を読むのは一苦労ですが、確実に理解が進みます。これで終了です。

■7)論文を書く為には?

2007年10月29日(月) 11:17:03 Modified by psyberformula

添付ファイル一覧(全1件)
9c5152557479b4b2.JPG (38.65KB)
Uploaded by psyberformula 2006年11月06日(月) 20:03:58



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