ぴゅあの部屋ライブドア版Wiki - おばあちゃんの数え歌『一かけ 二かけて 三かけて』

2022/4/25

『おばあちゃんの数え歌 一かけ 二かけて 三かけて』



4月25日午前10時、おばあちゃんが亡くなりました。
満92歳でした。

おじいちゃんと同じで、90歳までは元気で100歳目指してたけど、
足腰が弱くなって歩けなくなって寝たきり、
頭がボケて生きる楽しみがなくなって、
食べる元気もなくなって、点滴をしても嘔吐して老衰でした。

コロナがなければ、もっと面会できたのに…。
大粒の涙がこぼれました。
かすれて声が出ませんでした。
でも、約束だからしっかり葬式を挙げないと。
おばあちゃんの子に生まれてよかったよ!

わたしはおばあちゃんっ子で、
小さい頃は目の中に入れても痛くないと可愛がってくれて、
おんぶして上野動物園のパンダを見に行ったり、
給料が出ると、家族を連れて電車で新潟のデパートへ行き、
服や買い物をしたりしてくれました。
手を繋いで、スーパーや医者に連れて行ってくれました。

年を取ると目が悪くなって、
白内障の手術で、家族で一番目が良くなったり、
晩年は頭がボケて歩けなくなって、家族の名前を忘れるほどで、
おむつのお世話が大変でしたが、今度はこっちが面倒を見る番と頑張りました。

朗らかで優しくて、子供3人を育ててくれて感謝してます。
歌が好きで、歳を重ねるほど可愛くなって、
おばあちゃんの子に生まれて本当によかったです。

これからは苦しみから解放されて、
あの世でおじいちゃんと仲良く暮らしてください。
そして、私達のことを見守っててください。

最後におばあちゃんから受け継いだ数え歌を紹介します。
追記からどうぞ!



『おばあちゃんの数え歌 一かけ 二かけて 三かけて』

一かけ 二かけて 三かけて
四かけて 五かけて 橋をかけ
橋の欄干 腰を掛け
はるか向こうを 眺めれば
十六七の 姉ちゃんが
花と線香 手に持って
姉ちゃん姉ちゃん どこ行くの
私は九州 鹿児島の
西郷隆盛 娘です
明治二十 七八年
切腹なされた 父上の
お墓の前で 手を合わせ
南無阿弥陀仏と 目に涙
もしも この子が男なら
師範学校 卒業して
梅にうぐいす 止まらせて
ホーホーホケキョと 鳴かせましょ。