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拡張ラテン文字辞典 - 拡張ラテンY】カテゴリです。
ここでは、ラテン文字ターンドY LATIN SMALL LETTER TURNED Y を取り上げます。

LATIN SMALL LETTER TURNED Y - ターンドY小文字【ʎ】

文字名称ターン(ド)・ワイ / TURNED Y
大文字ユニコード未登録
小文字ʎ
文字部首Y部
IPANo.157 有声硬口蓋側面接近音
IPA英意味VOICED LATERAL APPROXIMANT
ユニコード(小)U+028E
文字参照(小)ʎ
JIS X 0213(小)1-9-60
仮名転写リ/リュ[ʎ]
IPA点字DOTS-236+13456《⠦⠽》
ASCII翻字X-SAMPA《L》, キルシェン《l^》, ワールドベット《L》

その他

サンセリフ(大)
ユニコード(大)U+2144
文字参照(大)⅄

由来

ギリシャ文字ラムダ小文字《λ》に似せるように、ラテン小文字《y》を逆さにした形。

解説

IPAでイタリア語〈GLI-〉やポルトガル語〈LH〉などの音を示す字母。
ヤクート語では、1920年代のノヴゴロドフ文字(全てラテン小文字で表記)にIPAそのままの発音で採用された。

使用言語・文字

言語

  • †ヤクート(ノヴゴロドフ)[ʎ]

特殊文字

  • IPA、ケルト語学[y]、ローミック、フレノタイプ[ɑː]

備考

  • 大文字は《Y》を逆にしたもので、サンセリフ書体の“TURNED SANS-SERIF CAPITAL Y”《⅄》がユニコードに登録済み。
    • Aboriginal Serif と Aboriginal Sansの両フォント(いずれも Languagegeek のフリーフォント)では、大文字が外字として収録されている。アメリカ先住民諸語の表記法に用いられ、アメリカ音声字母のラムダ《λ》の大文字 (IPAでは[dl ~ dɮ]で、有声歯茎側面破擦音を表す) として使用される。カール・ペンツリン Karl Pentzlin 氏のUCS追加提案ドラフトによると、この字形をラテン文字ラムダ (小文字はギリシャ文字《λ》をラテン化した字形) の大文字として追加提案が予定されている。

↑Aboriginal Serif フォントのLATIN CAPITAL LETTER TURNED Y

関連項目

親字

逆字

参考HP

ラテン文字

【LATIN SMALL LETTER TURNED Y - fileformat.info】
http://www.fileformat.info/info/unicode/char/028e/...
【LATIN SMALL LETTER TURNED Y - decodeunicode.org】
http://www.decodeunicode.org/en/u+028e/properties
【Palatal lateral approximant - Wikipedia】
http://en.wikipedia.org/wiki/Palatal_lateral_appro...
【Draft proposal to encode 10 Latin letters for North American indigenous orthographies (Karl Pentzlin)】
http://www.pentzlin.com/Proposal-North-American-In...

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記号説明

  • [ ]…IPA発音表記及びフリガナ/意味
  • 【 】…特殊文字見出し
  • 《 》…特殊文字
  • 〈 〉…連字
  • 『 』…作品名
  • 〓…ユニコード未登録の字母
  • †…廃字, 携帯電話絵文字の代替テキスト
    • ‡…特殊な字母, 代用表記, 異体字


【略称】
  • IPA…国際音声記号
  • キルシェン…キルシェンバウム音声記号
  • i.t.a.…イニシャル・ティーチング・アルファベット
  • 大…大文字/小…小文字
  • 半…半角形/全…全角形

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