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基本ラテン文字【S s】を取り上げます。
基本ラテン文字【S s】を取り上げます。
- 拡張文字は拡張ラテン【S】を参照してください。
文字名称 | エス / ESS, ES |
大文字 | (半)S、(全)S |
小文字 | (半)s、(全)s |
ラテン語名 | エス / ES |
IPA | No.132 無声歯茎摩擦音 |
NATO式呼称 | シエラ / SIERRA |
セム系文字原義 | 歯 |
源流フェニキア文字 | シン / SHIN《𐤔》 |
源流ギリシャ文字 | シグマ / SIGMA《Σ σ ς》 |
源流古イタリア文字 | エス / ES《𐌔》 |
ユニコード(半角) | (大)U+0053、(小)U+0073 |
ユニコード(全角) | (大)U+FF33、(小)U+FF53 |
文字参照(半角) | (大)S、(小)s |
文字参照(全角) | (大)S、(小)s |
画数 | (大)1画、(小)1画 |
仮名転写 | ス[s]、ズ[z]、(ハンガリー語の)シュ/シ[ʃ / ɕ]、(ベトナム語方言の)ス/シュ[ʂ] |
ローマ数字数価 | (古代ローマ)1/2、(中世ヨーロッパ)7又は70 |
モールス信号 | ・・・[トントントン] |
点字 | DOTS-234《⠎》(U+280E) |
スモールキャップ | ꜱ (U+A731) |
上付き文字 | ˢ (U+02E2) |
下付き文字 | ユニコード未登録 |
イタリック | S s 《𝑆 𝑠》(U+1D446 , U+1D460) |
ドイツ文字 | エス / ESS, ES《𝔖 𝔰》(U+1D516 , U+1D530) |
フレイザー | サ / SA《ꓢ》(U+A4E2) |
リガチャ | ß[ss, sz]、st[st] |
異体字 | LONG S《ſ》(U+017F) |
英語ラテン文字第19字母(ラテン語ラテン文字第18字母)。
小文字はギリシャ文字のシグマの末尾形であるファイナルシグマ《ς》に形状が似ている。
マケドニア語キリル文字ヅェー《Ѕ ѕ》は字形が共通しているが、無関係である。
小文字はギリシャ文字のシグマの末尾形であるファイナルシグマ《ς》に形状が似ている。
マケドニア語キリル文字ヅェー《Ѕ ѕ》は字形が共通しているが、無関係である。
基本的な発音はス[s]音だが、西欧の諸言語では無声音と有声音に変化することがある (ドイツ語の語頭やフランス語の母音間、英語の語末など)。
ハンガリー語の[ʃ]、ベトナム語の南部方言の[ʂ](そり舌音)、とシュ音系統の発音が見られる。
珍しい発音では、トルクメン語やチワン語における英語THのス[θ]音がある。
ハンガリー語の[ʃ]、ベトナム語の南部方言の[ʂ](そり舌音)、とシュ音系統の発音が見られる。
珍しい発音では、トルクメン語やチワン語における英語THのス[θ]音がある。
18世紀まで長いS? LONG S《ſ》が語頭・語中の字母として使用され、語末では丸いS ROUND S《s》が使用されていたが、次第に語末の《s》のみが使用されるようになった。
ドイツ文字やゲール文字では長短の小文字s字の伝統を守っていたり、スロベニア語の旧正書法では長いSが別字となり、独立した字母(大文字は《∫》或いは《Ş》)として使用されていた。
ドイツ文字やゲール文字では長短の小文字s字の伝統を守っていたり、スロベニア語の旧正書法では長いSが別字となり、独立した字母(大文字は《∫》或いは《Ş》)として使用されていた。
筆記体大文字では、筆記体活字の基本形(コロンビア式も含む)も含めてかけ離れているものが多く、左右逆にしたアンパーサンド《&》のような形状である。
ドイツ文字筆記体ではラムズホーン型、ドイツ・ラテン式やトルコ式では大文字《S》をそのまま筆記体にしたものになっている。
筆記体小文字は活字体とかけ離れている。
ドイツ文字筆記体ではラムズホーン型、ドイツ・ラテン式やトルコ式では大文字《S》をそのまま筆記体にしたものになっている。
筆記体小文字は活字体とかけ離れている。
- ルーン文字SIGEL LONG-BRANCH-SOL S《ᛋ》。
- チェロキー文字では字形のみを借用したDU《Ꮪ》と派生字DE《Ꮥ》がある。
- カナダ音節文字の一種であるキャリアー文字では小文字《s》を変化させたCARRIER SH《ᙚ》がある。
- ポラード文字では、ラテン大文字《S》から字形を借用した字母S[s]が使われる。
- ウォレアイ文字SIはラテン大文字Sを《ʃ》に変化した字形を使用。
- フォックス文字で使用されるラテン小文字《s》の筆記体を改造した字母は、[s]音を表す。
- その後継のホチャック文字では小文字ESH《ʃ》のような字形に変化して、[r]音に変わっている。
- スモールキャピタル【S】?を参照。
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