【拡張ラテン文字辞典】カテゴリです。
句読点のピリオドなど点類から借用したラテン文字を取り上げます。
句読点のピリオドなど点類から借用したラテン文字を取り上げます。
- コンマ系は拡張ラテン【コンマ】へ。
【使用言語・文字】
- IPA、アスキーIPA(CB式/ブラナー式)[吸着音]、アフリカ言語学[ǃ, ダウンステップ]、アメリカ先住民語学[ʔ]、ExtIPA[仮声帯声]、X-SAMPA[低目]、コエコエ/ナマ[ǃ, kǃʔ]、ジュホア[kǃ]、ダミーン[ʘ, ǀ, ǃ]、レプシウス[ǃ]、ローミック、ワールドベット[ʕ]
- 右側は(後部)歯茎吸着音を表記する感嘆符と同型の字母である【後部歯茎吸着音】で、ユニコードでは別字扱い。
- 日本語では句読点でありながら句読点として扱わない(区切り約物というカテゴリ)ことが多いため、固有名詞で《I i》をこれに置き換える例が多数ある。なお、日本では感嘆符が斜体の場合はさらに強調していることを意味し、立体・斜体が写植の約物では別字扱いになっている。
【使用言語・文字】
- アストゥリア[感嘆文]、ExtIPA、CanIPA、ガルシア[感嘆文]、クメール翻字(KNAB式)[声調記号]、スペイン[感嘆文]、レプシウス[ǂ]、ワールドベット[後方舌根性, 奥寄り]
- スペインや中南米で使用される言語では、感嘆文の先頭に付く。
【使用言語・文字】
- IPA[音節境界]、ITRANS[鼻音他]、アスキーIPA[音節境界]、X-SAMPA[音節境界]、シャン転写[きしみ音]、スピードライティング[ðə {英: a}]、トリンギット[ʔ]、パレオタイプ[下寄り]、ハングル転写(イェール式)[音節境界]、ビルマ転写[声調]、フォックス[i]、フレイザー[声調]、ベトナム(VIQR式)[第6声調]、ロジバン[ʔ]、ワールドベット[音節境界]
- ラテン文字派生のフレイザー文字での声調記号の一つ。
- ITRANS式インド系文字転写では《.D》で[ɽ]音、《.M, .N》で鼻音、《.h》で“無声”などを示す。
【使用言語・文字】
- アスキーIPA[長音]、アスキー翻字(青空文庫式)[分音符, ウムラウト]、アミ[長音]、アメリカ音声学[長音]、アラビア転写(SATTS式)[ʃ]、X-SAMPA[長音]、オネイダ(カナダ)[長音]、音声記号[長音]、カユーガ[長音]、キルシェンバウム[長音]、クカチャ[長音]、サイシャット[長音]、サバオト、シャン転写[声調]、ノヴゴロドフ[長音]、パパゴ[長音]、ハルコメレム[長音]、パンジャブ翻字(カラムジット式)[鼻音]、ビルマ転写[声調]、ブドゥ、フレイザー[声調]、ベンガル転写(XHK式)[アヌダッタ(アクセント)]、ロンウォー[声調]、ワールドベット[長音]
- ロンウォー語(マル語) Lhaovo (Maru) language では声調記号として使用。
- ラテン文字派生のフレイザー文字での声調記号の一つ。
- 【Lhaovo Bible】
- http://www.myanmarbible.com/bible/LhaoVo/html/inde...
【使用言語・文字】
- アスキーIPA[ʔ]、アラビア転写(SATTS式)[h]、インド系翻字(UIT形式)[ʔ]、X-SAMPA[ʔ]、音声記号[ʔ]、キルシェンバウム[ʔ]、コマンチ[ʔ]、ベトナム(VIQR式)[第4声調]、ローミック、ワールドベット[ʔ, 声門化]
- IPAの“GLOTTAL STOP”の由来であるため、代用字形として使用される。
【使用言語・文字】
- アストゥリア[疑問文]、CanIPA、ガルシア[疑問文]、スペイン[疑問文]、ワールドベット[前方舌根性, 前寄り]
- スペインおよび中南米で使用される言語では、疑問文の先頭に付く。
【使用言語・文字】
- エリス、コムストック、フランス
- 右から左に書かれるアラビア文字では疑問符 ARABIC QUESTION MARK《؟》として使用。
- ピットマン系英語改良文字のエリス文字などでは、問いかけの疑問文の先頭に置かれ、文末はピリオドが置かれる。
- フランスの文学作家、エルヴェ・バザン氏(1911〜96)は、この特殊句読点を皮肉符或いは反語符 IRONY MARK と呼称し、従来の疑問符と同じく文末に置き、皮肉めいた文であることを示す。
- 【ポワンディロニー】
- http://www.pointdironie.com/
【使用言語・文字】
- 英語、スペイン
- 疑問符と感嘆符のリガチャ。
- 疑問と感嘆或いは強調が同時に現れたことを示す特殊句読点で、一般的な《!?/⁉》或いは《?!/⁈》と意味合いは同じ。
【使用言語・文字】
- アストゥリア、ガルシア、スペイン
- スペインで使用される言語では疑問文と感嘆文が同時になっているものに対して使用されるが、〈¿…!〉(《?!》に相当)或いは〈¡…?〉(《!?》に相当)の形式が主流。
【使用言語・文字】
- †アイルランド、オック[音節境界]、英語(イギリス)[小数点]、オネイダ(アメリカ)[長音]、カタロニア[音節境界]、クーテナイ[長音]、シエソーシ、スピードライティング[ə {英: a}]、台湾(教会ローマ字)、‡中国(ピンイン)[軽声, 人名区切り]、トゥスカロラ[長音]、分析的正書法、日本[区切り]、プロヴァンス、マカー[長音]、†ラテン[区切り]
- オック語は《N·H》と《S·H》という形式で、音節の区切りを示す。
- カタロニア語は《L·L》(ユニコードでは《ĿL》形式も)という形式のみ使われる。
- 算用数字表記の人工言語シエソーシ 74-07 では側点と呼ばれ、算用数字の左側に付加して発音を変化させる(例 : 1[a] → ·1[ha], 2[i] → ·2[mi])。
- 日本語などではラテン文字略語区切りで《・》が使用される。
- ピンインの軽声表記ではダイアクリティカルマークではなく、音節の前に置かれるがあまり使用されない。
- 中国語学【ドット】?〈工事中〉
- 西夏翻字、パスパ翻字
- 拡張ラテン文字の字母のひとつとなっている中点。
- ユニコード登録が予定されている。仮名称は“LATIN LETTER MIDDLE DOT”だった。
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