ラテン文字などの拡張補助文字や人工文字、ユニコード絵文字など特殊文字に関するウィキです。

拡張ラテン文字辞典 - 拡張ラテンK】カテゴリです。
ここでは、ラテン文字ストローク付きK LATIN LETTER K WITH STROKE を取り上げます。

LATIN CAPITAL/SMALL LETTER K WITH STROKE - ストローク付きK大・小文字【Ꝁ ꝁ】

文字名称不明
大文字
小文字
文字部首K部
ユニコード(大)U+A740、(小)U+A741
文字参照(大)Ꝁ、(小)ꝁ
仮名転写(音声記号の)フ[x], (アディゲ語の)チ[ʨ]

由来

  • ラテン文字《K》に略字であることを示す横線を加えたもの。
  • 音声記号のものは、小文字《k》に摩擦音を示す横線を付加したもの。

解説

中世ヨーロッパ略字のひとつ。ラテン語や古ノルド語で使用された。
ラテン語では karendas「一日に」を意味したり、古ノルド語では konungr「王」の表語文字となっている。
拡張文字としては、1920〜30年代のアディゲ語 Adyghe language ラテン文字で採用され、破擦音[ʨ]を示していた。

音声記号

メイエ-コーアン式音声記号では、アメリカ音声字母やゲルマン語学の記号での摩擦音を横線で示すルールに合わせて、無声軟口蓋摩擦音[x]を示す字母として取り入れている。

使用言語・文字

言語

  • †アディゲ[ʨ]、

特殊文字

  • 音声記号(メイエ-コーアン式)[x]、CanIPA、†中世ヨーロッパ略字(古ノルド)[konuŋr (=konungr)]、中世ヨーロッパ略字(ラテン)[kalendas, karta]、日本(左近式ローマ字1918年式)[ki]

異体字

  • メイエ-コーアン式音声記号のものは『世界音声記号辞典』(三省堂)によると、kの右側のセリフに合わせて中央部に横棒が付加されている。

関連項目

親字

同型字

  • キリル文字KA WITH STROKE?【Ҟ ҟ】

参考HP

【LATIN CAPITAL LETTER K WITH STROKE - fileformat.info】
http://www.fileformat.info/info/unicode/char/a740/...
【K with stroke - Wikipedia】
http://en.wikipedia.org/wiki/K_with_stroke
【N3027 - Proposal to add medievalist characters to the UCS】
http://std.dkuug.dk/JTC1/sc2/WG2/docs/n3027.pdf

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記号説明

  • [ ]…IPA発音表記及びフリガナ/意味
  • 【 】…特殊文字見出し
  • 《 》…特殊文字
  • 〈 〉…連字
  • 『 』…作品名
  • 〓…ユニコード未登録の字母
  • †…廃字, 携帯電話絵文字の代替テキスト
    • ‡…特殊な字母, 代用表記, 異体字


【略称】
  • IPA…国際音声記号
  • キルシェン…キルシェンバウム音声記号
  • i.t.a.…イニシャル・ティーチング・アルファベット
  • 大…大文字/小…小文字
  • 半…半角形/全…全角形

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