ラテン文字などの拡張補助文字や人工文字、ユニコード絵文字など特殊文字に関するウィキです。

拡張ラテン文字辞典】カテゴリです。
基本ラテン文字O o】を取り上げます。
文字名称オー / O, OH
大文字(半)O、(全)O
小文字(半)o、(全)o
ラテン語名オー
IPANo.307 円唇後舌半狭母音/第7基本母音
NATO式呼称オスカー / OSCAR
異称ゼロ / ZERO
セム系文字原義
源流フェニキア文字アイン / AYIN, AIN《𐤏》
源流ギリシャ文字オミクロン / OMICRON《Ο ο》
源流古イタリア文字オー / O《𐌏》
ユニコード(半角)(大)U+004F、(小)U+006F
ユニコード(全角)(大)U+FF2F、(小)U+FF4F
文字参照(半角)(大)O、(小)o
文字参照(全角)(大)O、(小)o
画数(大)1画、(小)1画
仮名転写オ[o / ɔ]、(英語容認発音の)ア[ɒ]、(英語の)オウ[oʊ / əʊ]、(英語の)ア[ʌ]、ウ[u / ʊ]
モールス信号---[ツーツーツー]
ローマ数字数価(中世ヨーロッパ)11、(※現代英語俗用)0
点字DOTS-135《⠕》(U+2815)
母音調和後舌母音グループ
スモールキャップᴏ (U+1D0F)
上付き文字ᴼ (U+1D3C)、ᵒ (U+1D52)
下付き文字ₒ (U+2092)
イタリックO o 《𝑂 𝑜》(U+1D442 , U+1D45C)
ドイツ文字オー / O《𝔒 𝔬》(U+1D512 , U+1D52C)
フレイザーオ / O《ꓳ》(U+A4F3)
リガチャŒ[OE], œ[oe]
異体字-

解説

英語ラテン文字第15字母(ラテン語ラテン文字第14字母)。源流であるフェニキア文字アインとほとんど変わっていない珍しい字母である。ギリシャ文字オミクロン《Ο ο》もキリル文字オー《О о》も大小共に字形は完全に一致しているが、日本語フォントでのオミクロン小文字はイタリック体になっているものが大多数である。
直接の源流である古イタリア文字では、エトルリア語は文字表以外では使用されない。

数価

算用数字ゼロ《0》と似た形状で、その影響か、現代英語口語ではの数価を持っている。

発音

基本発音は[o]あるいは[ɔ]である。イギリス英語の容認発音ではア[ɒ]音(ハンガリー語のAの発音)となる
ウラル語族及びチュルク語派の母音調和では、《a》や《u》同様、後舌母音に属する。スウェーデン語では硬母音に属する。

筆記体

筆記体は基本的に大小文字ともに変わらないが、デネリアン式など英米系の大文字では逆さにしたQのようである。

点字

DOTS-135《⠕》が基本字形。世界各国の諸言語のラテン翻字は一部を除き、これに沿っている。
中国式ではDOTS-26《⠢》で、ピンイン《E》と共用。

派生文字

  • デセレット文字LONG O《𐐄》はラテン文字と同型で、派生字にフォノタイプ系拡張ラテン文字由来と思われるLONG OO《𐐅》やLONG AH《𐐃》がある。
  • フォックス=ホチャック文字では、ラテン小文字《o》を改造した字母が本来と同じく[o(ː)]音を表す。
    • ホチャック文字では、リガチャ《oo》で[u]音を示す。

特殊用法

スモールキャピタル

  • スモールキャピタル【O】?を参照。

フレイザー文字

基本ラテン文字と用法は共通。

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記号説明

  • [ ]…IPA発音表記及びフリガナ/意味
  • 【 】…特殊文字見出し
  • 《 》…特殊文字
  • 〈 〉…連字
  • 『 』…作品名
  • 〓…ユニコード未登録の字母
  • †…廃字, 携帯電話絵文字の代替テキスト
    • ‡…特殊な字母, 代用表記, 異体字


【略称】
  • IPA…国際音声記号
  • キルシェン…キルシェンバウム音声記号
  • i.t.a.…イニシャル・ティーチング・アルファベット
  • 大…大文字/小…小文字
  • 半…半角形/全…全角形

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