【絵文字として使えるヒエログリフ】カテゴリです。
ここではエジプト文字ヒエログリフによる各言語表記を取り上げます。
ブイ《V》[v ヴ]は言語によってヒエログリフ翻字表記が大幅に異なる。
ここではエジプト文字ヒエログリフによる各言語表記を取り上げます。
【こどもくらぶ式】http://www.imajinsha.co.jp/asobiba/moji01.html
【ヒエログリフ変換】https://hieroglyph.sacnoha.com/
日本語表記に用いられるヒエログリフ・アルファベットの一覧。
多くの書籍に用いられるこどもくらぶ式が日本語ヒエログリフ翻字の主流だが、別の方式では綴りが大幅に異なるものがある。
こどもくらぶ式では“ツ /tsu/ [ʦɯ]”は〈𓏏𓋴𓅱〉、“オウ, オー /ō/ [oː]”は〈𓍯𓅱〉(本来のヒエログリフでのエジプト学発音は〈ワウ→ウアウ〉[wau])で示される。
拗音のキャは〈𓎡𓇌𓄿〉だが、簡略表記の〈𓎡𓏭𓄿〉もある。
促音・撥音といった重子音を含む音節はアットの〈𓄿𓏏𓏏𓍯〉、アンヌの〈𓄿𓈖𓈖𓅱〉のごとくローマ字と同じように連字で記されるが、エンマは連字〈𓇋𓅓𓅓𓄿〉の他に合字による短縮表記の〈𓇋𓅔𓄿〉の2種類がある。
日本におけるエジプト学の発音表記の場合、子音字の単独表記では語中ではエ[e]音が含まれるが、音節末ではナ行[n]《𓈖》及びパ行・バ行・マ行の前におけるマ行[m]《𓅓》で示される促音の“ン”やタ行のト[-t]《𓏏》やダ行のド[-d]《𓂧》を除いて、原則的にウ段で読まれる。
ヒエログリフに存在しないヴァ行[v]の子音字は日本ではバ行《𓃀》、海外ではファ行《𓆑》の字母が当てられる。
【ヒエログリフ変換】https://hieroglyph.sacnoha.com/
日本語表記に用いられるヒエログリフ・アルファベットの一覧。
多くの書籍に用いられるこどもくらぶ式が日本語ヒエログリフ翻字の主流だが、別の方式では綴りが大幅に異なるものがある。
こどもくらぶ式では“ツ /tsu/ [ʦɯ]”は〈𓏏𓋴𓅱〉、“オウ, オー /ō/ [oː]”は〈𓍯𓅱〉(本来のヒエログリフでのエジプト学発音は〈ワウ→ウアウ〉[wau])で示される。
拗音のキャは〈𓎡𓇌𓄿〉だが、簡略表記の〈𓎡𓏭𓄿〉もある。
促音・撥音といった重子音を含む音節はアットの〈𓄿𓏏𓏏𓍯〉、アンヌの〈𓄿𓈖𓈖𓅱〉のごとくローマ字と同じように連字で記されるが、エンマは連字〈𓇋𓅓𓅓𓄿〉の他に合字による短縮表記の〈𓇋𓅔𓄿〉の2種類がある。
日本におけるエジプト学の発音表記の場合、子音字の単独表記では語中ではエ[e]音が含まれるが、音節末ではナ行[n]《𓈖》及びパ行・バ行・マ行の前におけるマ行[m]《𓅓》で示される促音の“ン”やタ行のト[-t]《𓏏》やダ行のド[-d]《𓂧》を除いて、原則的にウ段で読まれる。
ヒエログリフに存在しないヴァ行[v]の子音字は日本ではバ行《𓃀》、海外ではファ行《𓆑》の字母が当てられる。
𓄿[ア] | 𓅀[アー] | 𓇌[イ, ヤ行] | 𓏭[イ, ヤ行] |
𓅱[ウ, ワ行] | 𓏲[ウ, ワ行] | 𓅳[ウー] | 𓇋[エ] |
𓍯[オ] | 𓎡[カ行] | 𓎼[ガ行] | 𓋴[サ行] |
𓈙[シャ行] | 𓊃[ザ行] | 𓆓[ジャ行] | 𓏏[タ行] |
𓍿[チャ行] | 𓂧[ダ行] | 𓈖[ナ行, ン] | 𓉔[ハ行] |
𓆑[ファ行] | 𓃀[バ行, ヴァ行] | 𓊪[パ行] | 𓅓[マ行] |
𓂋[ラ行] | 𓅔[ンム] |
日本語表記では使用されないヒエログリフ。ライオン《𓃭》は英語の[l]音を示す。
動物の腹《𓄡》は本来日本語にも存在するヒャ行音のイッヒ・ラウト[ç]説があるが、日本のエジプト学ではヒャ行音ではなくカ行音[k]で読まれる。
すりこぎ《𓍘》はチャ行音の《𓍿》がフランスやイギリスのエジプト学で英語の無声〈TH〉[θ ス]音とされる説があり、1899年に刊行された『Easy Lessons in Egyptian Hieroglyphics with Sign List』のヒエログリフ字母表*1で連字〈TH〉又は拡張ラテン文字シータ《Ɵ θ》が当てられている。
動物の腹《𓄡》は本来日本語にも存在するヒャ行音のイッヒ・ラウト[ç]説があるが、日本のエジプト学ではヒャ行音ではなくカ行音[k]で読まれる。
すりこぎ《𓍘》はチャ行音の《𓍿》がフランスやイギリスのエジプト学で英語の無声〈TH〉[θ ス]音とされる説があり、1899年に刊行された『Easy Lessons in Egyptian Hieroglyphics with Sign List』のヒエログリフ字母表*1で連字〈TH〉又は拡張ラテン文字シータ《Ɵ θ》が当てられている。
𓂝[アァ] | 𓃭[ラ行] | 𓎛[ハ行] | 𓐍[カ行] |
𓄡[カ行] | 𓈎[カ行] | 𓍘[タ行/サ行] |
基本ラテン文字翻字は資料によって大きく異なる。
西ヨーロッパ諸言語のシー《C》におけるカ行音は【𓎡𓄿[CA]/𓎡𓅱[CU]/𓎡𓍯[CO]】の場合に用いられる。
以下の表記は《C》の発音変化によってヒエログリフ表記が変化するものである。
𓄿[A] | 𓃀[B] | 𓎡[C] | 𓋴[C] |
𓂧[D] | 𓇋[E] | 𓆑[F] | 𓎼[G] |
𓉔[H] | 𓏭[I] | 𓇌[I] | 𓇋[I] |
𓆓[J] | 𓎡[K] | 𓃭[L] | 𓅓[M] |
𓈖[N] | 𓍯[O] | 𓊪[P] | 𓏘[Q] |
𓂋[R] | 𓋴[S] | 𓏏[T] | 𓅱[U] |
𓍢[U] | 𓆑[V] | 𓅱[W] | 𓍢[W] |
𓎡𓋴[X] | 𓐍[X] | 𓇌[Y] | 𓏭[Y] |
𓇋[Y] | 𓊃[Z] |
以下の表記は《C》の発音変化によってヒエログリフ表記が変化するものである。
- V031[k ク]【𓎡𓇋[CE]/𓎡𓇌[CI]/𓎡𓂋[CER]】ラテン、アイルランド[c キ]、ウェールズ
- ベトナム語クォック・グーでは【𓎡𓄿[CA又はCĂ]/𓎡𓇋[KE又はKÊ]/𓎡𓏭[KI]/𓎡𓍯[CO又はCÔ]/𓎡𓂝[CƠ又はCÂ]/𓎡𓅱[CU]/𓎡𓍢[CƯ]/𓎡𓇌[KY]】という風に〈CE, CI, CY〉に対応する表記は用いられない)
- S029[s ス]【𓋴𓇋[CE]/𓋴𓇌[CI]/𓋴𓂋[CER]】英、フランス、ポルトガル
- X001+S029[ʦ ツ]【𓏏𓋴𓇋[CE]/𓏏𓋴𓇌[CI]/𓏏𓋴𓂋[CER]】ドイツ
- V013[ʧ チ]【𓍿𓇋[CE]/𓍿𓇌[CI]/𓍿𓂋[CER]】イタリア、ルーマニア
- U033[θ ス]【𓍘𓇋[CE]/𓍘𓇌[CI]/𓍘𓂋[CER]】スペイン
- D036[ʕ アァ]【𓂝】ソマリ
- I010[ʤ ジュ]【𓆓】トルコ、アゼルバイジャン
- X001+S029[ʦ ツ]【𓏏𓋴】チェコ、スロバキア、ポーランド、セルビア・クロアチア、スロベニア、ラトビア、リトアニア、アルバニア、エスペラント、中国[ʦʰ]
- V013[ʧ チ]【𓍿】マレー、インドネシア、パーリ、アイヌ
𓂝[A] | 𓍿[C] | 𓎛[H] | 𓀀[I] |
𓂋[L] | 𓐝[M] | 𓋔[N] | 𓅱[O] |
𓊃[S] | 𓅱[V] | 𓃀[V] |
- I009【𓆑】英、フランス、ドイツ[f, v]、イタリア他
- D058【𓃀】日本[β]、スペイン[b-, -β-]
- G043【𓅱】ラテン[w]、パーリ[ʋ]
𓇋𓏭[AI] | 𓄿𓍢[AU] | 𓄿𓍢[AW] | 𓇋𓏭[AY] |
𓍿[CH] | 𓂧𓊃[DS] | 𓇌[EE] | 𓇋𓂋[ER] |
𓄿𓇌[IE] | 𓐍[KH] | 𓈖𓎼[NG] | 𓈖𓇌[NY] |
𓍯𓅱[OE] | 𓅱[OO] | 𓅳[OO] | 𓄿𓅱[OU] |
𓈙[SH] | 𓈚[SH] | 𓈛[SH] | 𓍘[TH] |
𓇌𓅱[UE] | 𓅳[WOO] |
ヒエログリフによる単語の後に性別などの属性を示す。発音はされない。
カルトゥーシュと呼ばれる人名を示す括り記号では〈𓍹任意の男性人名𓀀𓍺, 𓍹任意の女性人名𓁐𓍺〉のように性別がわかるように付加される。
カルトゥーシュと呼ばれる人名を示す括り記号では〈𓍹任意の男性人名𓀀𓍺, 𓍹任意の女性人名𓁐𓍺〉のように性別がわかるように付加される。
𓀀[男] | 𓁐[女] | 𓏥[複数] | 𓏪[複数] |
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