【小書き漢字】カテゴリです。
ここでは漢字を使用した各種言語の発音表記に使用される小書きの漢字についてまとめます。
ここでは漢字を使用した各種言語の発音表記に使用される小書きの漢字についてまとめます。
【使用言語・文字】
http://myth.maji.asia/syuzi.html
主にサンスクリット語悉曇文字の説明で長音を示す小書き漢字として使用される。
- サンスクリット[長音]
http://myth.maji.asia/syuzi.html
主にサンスクリット語悉曇文字の説明で長音を示す小書き漢字として使用される。
- AA【𑖁 / आ】:〈阿引〉でアー[aː]。
- II【𑖃 / ई】:〈伊引〉でイー[iː]。
- UU【𑖅 / ऊ】:〈汙引〉でウー[uː]。
漢字を縮小して、母音を除去したことを示している。アイヌ語の小書きカタカナや統合カナダ音節文字におけるア段上付き文字の原理と共通である。
中国のタイ系諸語であるトン語 Dong Language (カム語とも呼称される)の漢字表記では、漢字を小書きにして末子音を表記する。
中国のタイ系諸語であるトン語 Dong Language (カム語とも呼称される)の漢字表記では、漢字を小書きにして末子音を表記する。
【使用言語・文字】
トン語で末子音の《-M》を示す。
中国語普通話の《姆》の読みは[ムー mǔ]で、訳音字で外国語末子音《-M》を表すことにつながりがある。
- トン[-m]
トン語で末子音の《-M》を示す。
中国語普通話の《姆》の読みは[ムー mǔ]で、訳音字で外国語末子音《-M》を表すことにつながりがある。
【使用言語・文字】
悉曇漢字表記で2つの漢字連字の後に小文字連字〈二合〉で二重子音を示す。
反切表記をヒントにしたもので、最初の漢字は子音のみの発音となる。
小文字の《二》は恐らく漢文《㆓》と統合されると予測される。
- サンスクリット
悉曇漢字表記で2つの漢字連字の後に小文字連字〈二合〉で二重子音を示す。
反切表記をヒントにしたもので、最初の漢字は子音のみの発音となる。
小文字の《二》は恐らく漢文《㆓》と統合されると予測される。
http://hamada.u-shimane.ac.jp/research/organizatio...
『元朝秘史』のモンゴル語漢字表記で横書きでは上付き漢字になる小書き漢字表記が見られ、孟達来氏によるPDFファイル論文〈『元朝秘史』のモンゴル語漢字音訳における特殊表記方式について〉では、喉音表記や舌音表記などの上付き漢字表記が確認できる。
『元朝秘史』のモンゴル語漢字表記で横書きでは上付き漢字になる小書き漢字表記が見られ、孟達来氏によるPDFファイル論文〈『元朝秘史』のモンゴル語漢字音訳における特殊表記方式について〉では、喉音表記や舌音表記などの上付き漢字表記が確認できる。
【使用言語・文字】
1. 中世モンゴル語の『元朝秘史』横書き漢字表記では、子音《Q》[q ク]音(現代ハルハ・モンゴル語では《Х》[x ハ]に対応)を示すために漢語の《H, G, K》[x ハ, k グ, kʰ ク]音の左上側に付加される。例えば〈中合〉[qo コ]や〈中窟〉[qu ク]などがある。
2. 中世モンゴル語の『元朝秘史』横書き漢字表記では、母音《Ü》[ʉ](現代ハルハ・モンゴル語キリル文字では《Ү》)を示すために漢語の《WU》[u ウ]系字母の左上側に付加される。〈中兀〉[ʉ ウー]と〈中翁〉[ʉŋ ウン]の2種類。
- モンゴル[q-; -ʉ]
1. 中世モンゴル語の『元朝秘史』横書き漢字表記では、子音《Q》[q ク]音(現代ハルハ・モンゴル語では《Х》[x ハ]に対応)を示すために漢語の《H, G, K》[x ハ, k グ, kʰ ク]音の左上側に付加される。例えば〈中合〉[qo コ]や〈中窟〉[qu ク]などがある。
2. 中世モンゴル語の『元朝秘史』横書き漢字表記では、母音《Ü》[ʉ](現代ハルハ・モンゴル語キリル文字では《Ү》)を示すために漢語の《WU》[u ウ]系字母の左上側に付加される。〈中兀〉[ʉ ウー]と〈中翁〉[ʉŋ ウン]の2種類。
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