ラテン文字などの拡張補助文字や人工文字、ユニコード絵文字など特殊文字に関するウィキです。

速記系人工文字】カテゴリです。
欧文の筆記体活字に似た速記文字及び筆記体を改造した速記文字を取り上げます。

英語系:文字式

ノートスクリプト - Note Script

  • 作成者: ローレンス・F.ホーキンス
  • 出典:『NOTE SCRIPT』(1964, BURNES & NOBLE, inc.)
ラテン文字筆記体を改造して、素早く筆記できるように改造した文字系速記。
冠詞“A”は中点《・》, THEは全角バックスラッシュ《\》, ANDは全角スラッシュ《/》, INはドット付きN《ṅ》など大幅に簡略化。
小文字はアラビア文字のように独立形・語頭形・語中形・語末系の4種類を持つものがあり。《ph》や《aw》などのリガチャも含まれる。
一部の大文字(B, D, G, M, N, P, R, X)は簡素化されている。
疑問符から点を取ったQUESTION《ʔ》(疑問符もこの字で代用)や一般的な数学記号を表意文字として使用する。
アポストロフィは中心型(《'》)に統一され、末尾2字の中央へのダイアクリティカルマークとなる。
  • 大文字のAはアメリカ式だが、Gは現代ドイツ式になっている。
  • 小文字iの語頭・語中形は上点のみ《˙》にで語末系は点無しになっている。小文字jも点無しになっている。
  • 小文字gはIPAのガンマ《ɣ》に似た字形で、tは横棒を外している。

フランス語系:文字式

マルタンヴィル式 - Martinville’s Shorthand

http://books.google.com/books?id=rMa7AAAAIAAJ&hl=j...
  • 作成者: スコット・ド・マルタンヴィル Scott de Martinville (作成年: 1849)
フランス語筆記体?の代表である円形筆記体をもとにしていて、文字式と草書派の2種が存在する。
文字式はラテン小文字を改造したもので、字母のボウル部分は黒く塗りつぶしてある。
文字式が変化した草書式もラテン小文字由来となっている。

ドイツ語系:草書派

ガベルスベルガー式 - Gabelsberger’s Shorthand

http://www.geocities.com/taquigra/gabels.htm
http://geocities.com/stenomelin/h-05.htm
  • 作成者: フランツ・クサファー・ガベルスベルガー (作成年: 1834)
ラテン文字筆記体の疑似的な草書式速記文字の代表格。
ドイツ文字筆記体に似せた字母などが特徴的で、活字も作られている。

ドイツ統一式筆記体 - Deutschen Einheitskurzschrift

http://urkunde.stenografie.com/
1924年に発表され、1968年に改良されたドイツ語筆記体。
エレガント系統筆記体活字に似せた書体がある。

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記号説明

  • [ ]…IPA発音表記及びフリガナ/意味
  • 【 】…特殊文字見出し
  • 《 》…特殊文字
  • 〈 〉…連字
  • 『 』…作品名
  • 〓…ユニコード未登録の字母
  • †…廃字, 携帯電話絵文字の代替テキスト
    • ‡…特殊な字母, 代用表記, 異体字


【略称】
  • IPA…国際音声記号
  • キルシェン…キルシェンバウム音声記号
  • i.t.a.…イニシャル・ティーチング・アルファベット
  • 大…大文字/小…小文字
  • 半…半角形/全…全角形

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