カール付き【Z】 - 世界の特殊文字ウィキ

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ここでは、ラテン文字カール付きZ LATIN LETTER Z WITH CURL を取り上げます。

文字名称	ゼット・カール, ズィー・カール / Z CURL (ユニコード1.0)
大文字	ユニコード未登録
小文字	ʑ
文字部首	Z部
IPA	No.183 有声歯茎・硬口蓋摩擦音
IPA英意味	VOICED ALVEOLO-PALATAL LAMINAL FRICATIVE
ユニコード	(小)U+0291
文字参照	(小)ɕ
JIS X 0213	(小)1-11-32
仮名転写	(ポーランド語の)ジ[ʑ]
IPA点字	236+1356《⠦⠵》
ASCII翻字	X-SAMPA《z\》, キルシェン《Z;》, ワールドベット《z}》

ラテン小文字《z》にカール記号を加えたもの。

IPAの子音字母のひとつで、ポーランド語〈Ź〉の発音を示す。
本来、IPAの子音記号表に正式登録されていたが、1979年以降は“その他の記号”欄に移動した。
中国の1950年代の少数民族言語の正書法草案では、彝語 Yi language の正書法に追加される予定だった。

彝語の1950年代のラテン文字草案では大文字も作られた。
1748年のドイツ語による文字学書籍『Orientalisch- und Occidentalisches Sprachmeister』(B・シュルツェ Benj Schultze 著)のグルジア文字表*1では、カール付きZと思われる大文字が字母名に使用されている(ʑen《ზ》とʑil《ძ》)。ちなみに異体字は中世ヨーロッパ略字の〈-UM記号〉が付加された“ZUM”である。