1947年のパイク式アメリカ音声字母のひとつ。日本語ローマ字《F》の音を示す。
現行アメリカ音声記号のギリシャ文字そのままの形状の《φ》に対応し、ストローク付きPも許容字形として使用されることがある。
他のパイク式アメリカ音声字母の大半は本来の字形ではなく、字母のステム部分に横棒を加えたものと統合された中、この字母はパイク K.L. Pike著『
Phonemics』本来の字形に忠実である。
タイプライターで重ね打ちしやすく、摩擦音を示す横線を加えている。
南米コロンビアのレトゥアマ語 Letuama language と タニムカ語 Tanimuka language の正書法では、1987年から採用されている。
小文字はユニコード4.1、大文字はユニコード5.0で採用された。
今までのユニコードでは、ボウル部分に付加されたものと字母のステム部分に付加されたものは統合されてきたが、横線付き《p》の系統はユニコード5.1で
下ストローク付きPが採用された後、異体字と共に共に使うことができるようになった。