世界の特殊文字ウィキ - ストローク付きドットなし【J】
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ここでは、ラテン文字ストローク付きドットなしJ LATIN SMALL LETTER DOTLESS J WITH STROKE を取り上げます。

LATIN SMALL LETTER DOTLESS J WITH STROKE - ストローク付きドットなしJ小文字【ɟ】

文字名称ドットレス・ジェイ・バー / DOTLESS J BAR
大文字ユニコード未登録
小文字ɟ
JIS-X-02131-10-85
文字部首J部、或いはF部
IPANo.108 有声硬口蓋破裂音
IPA英意味VOICED PALATAL STOP, VOICED PALATAL PLOSIVE
ユニコード(小)U+025F
文字参照(小)ɟ
仮名転写ギュ又はヂュ[ɟ]
IPA点字35+245《⠔⠚》
ASCII翻字X-SAMPA《J\》, キルシェン《J》, ワールドベット《J》

その他

下付き小文字
ユニコード(小)U+1DA1
文字参照(小)ᶡ

由来

ラテン小文字《f》を180度回転させたIPAの旧字体《ターンドF》を、ドットなしJ小文字《ȷ》上部に横線を加え、尖端をセリフに変化させ、逆さにした小文字《f》に似せた字形に変化させたもの。

解説

IPAでは1989年に有声硬口蓋破裂音及び有声後部歯茎破擦音の字母として従来使用されてきたターンドF小文字を、英語の《j》の発音に近い字形として、よりJに近づけた字母に変化させたもの。
字母の意味を有声硬口蓋破裂音のみに限定し、有声後部歯茎破擦音の字母は二重調音記号 COMBINING DOUBLE INVERTED BREVE 付きのDとEZH?の連字のみが認められた (※但し、一部のユニコードフォントでは表現不可能のため、ネット上ではDとEZHの連字[dʒ]か合字DEZH?《ʤ》での代用が多く見られる)。

使用言語・文字

特殊文字

・IPA

異体字

・IPAの旧字体である小文字《f》を180度回転させた形状のターンドF
・・IPA本来の小文字と異なり、ユニコードのターンドF大文字に対応する小文字では“TURNED SMALL F”としてFのスモールキャピタルの反転《ⅎ》が登録されている。
・SIL IPA93フォントでは尖端がセリフではなく、通常の小文字Jと同じ尖端になっている。

備考

・ユニコードフォントではIPAの旧字である“逆さの《f》”を、ストローク付きドットなしJの位置にそのまま当てはめているものが多い。

関連項目

親字

派生字

バー付き字母

参考HP

ラテン文字

【LATIN SMALL LETTER DOTLESS J WITH STROKE- fileformat.info】
http://www.fileformat.info/info/unicode/char/025f/...
【LATIN SMALL LETTER DOTLESS J WITH STROKE- decodeunicode.org】
http://www.decodeunicode.org/en/u+025f/properties
【Voiced palatal plosive - Wikipedia】
http://en.wikipedia.org/wiki/Voiced_palatal_plosiv...
・【有声硬口蓋破裂音 - Wikipedia