世界の特殊文字ウィキ - パレータル付き【T】
【
拡張ラテン文字辞典
-
拡張ラテンT
】カテゴリです。
ここでは、
ラテン文字パレータルフック付きT
LATIN LETTER T WITH PALATAL HOOK を取り上げます。
LATIN SMALL LETTER T WITH PALATAL HOOK - パレータルフック付きT小文字【ƫ】
文字名称
レフトフック・ティー / LEFT-HOOK T (IPA) ; ティー・パレータルフック / T PALATAL HOOK
大文字
ユニコード未登録
小文字
ƫ
文字部首
T部
IPA
No.208 口蓋化無声歯茎破裂音
IPA英意味
PALATALIZED ALVEOLAR OR DENTAL STOP
ユニコード
(小)U+01AB
文字参照
(小)ƫ
仮名転写
(ロシア語の)チ[tʲ]
代替表記
ṫ
その他
上付き小文字
ᶵ
ユニコード
(小)U+1DB5
文字参照
(小)ᶵ
由来
小文字《
t
》に、口蓋化音を示すフック記号である小文字《j》の変形を加えたもの。
解説
1949年から89年までIPAで使用されていた、小文字《j》に由来する補助記号“PALATALIZED HOOK BELOW”を加えた字母。
ロシア語〈ТЬ〉の発音を示す。
1989年に[tʲ]にとって置き換えられた。
インドネシア語では、1957年に発表された新綴字法案で〈TJ〉[ʧ] (現行正書法では《C》)に代わる字母としてこの字母が挙げられていたが、新綴字法案は採用されなかった。
使用言語・文字
言語
・†インドネシア(新綴字法案)[ʧ]
特殊文字
・†IPA[tʲ]、†ピットマン(1853年式)[ʧ]
備考
・ピットマン文字の1853年11月ごろ発表された拡張文字《ƫ》の母音は、
INSULAR T
に似た字母の中央部に《E》の中央のセリフが付いた形状 (『
Pitman's journal
』
1853年11月26日号
に大文字が掲載)。
関連項目
口蓋化フック付き字母
ラテン文字D WITH PALATAL HOOK
【ᶁ】(旧IPA : 有声音)
ラテン文字B WITH PALATAL HOOK
【ᶀ】
ラテン文字F WITH PALATAL HOOK
【ᶂ】
ラテン文字G WITH PALATAL HOOK
【ᶃ】
ラテン文字K WITH PALATAL HOOK
【ᶄ】
ラテン文字L WITH PALATAL HOOK
【ᶅ】
ラテン文字M WITH PALATAL HOOK
【ᶆ】
ラテン文字N WITH PALATAL HOOK
【ᶇ】
ラテン文字P WITH PALATAL HOOK
【ᶈ】
ラテン文字R WITH PALATAL HOOK
【ᶉ】
ラテン文字S WITH PALATAL HOOK
【ᶊ】
ラテン文字V WITH PALATAL HOOK
【ᶌ】
ラテン文字X WITH PALATAL HOOK
【ᶍ】
ラテン文字Z WITH PALATAL HOOK
【ᶎ】
ラテン文字ESH WITH PALATAL HOOK
【ᶋ】
参考HP
ラテン文字
【LATIN SMALL LETTER T WITH PALATAL HOOK - fileformat.info】
http://www.fileformat.info/info/unicode/char/01ab/...
【LATIN SMALL LETTER T WITH PALATAL HOOK - decodeunicode.org】
http://www.decodeunicode.org/en/u+01ab/properties
【Pitman's journal of commercial education, Vol. 12】(1853)
http://books.google.com/books?id=jaYTAAAAYAAJ&hl=j...
・377ページに大文字が掲載。