世界の特殊文字ウィキ - フックとストローク付きドットなし【J】
拡張ラテン文字辞典 - 拡張ラテンJ】カテゴリです。
ここでは、ラテン文字フックとストローク付きドットなしJ LATIN SMALL LETTER DOTLESS J WITH STROKE AND HOOK を取り上げます。

LATIN SMALL LETTER DOTLESS J WITH STROKE AND HOOK - フックとストローク付きドットなしJ小文字【ʄ】

文字名称ドットレス・ジェイ・バー・フック / DOTLESS J BAR HOOK
大文字ユニコード未登録
小文字ʄ
JIS-X-02131-11-07
文字部首J部、或いはS部
IPANo.164 有声硬口蓋内破音
IPA英意味VOICED PALATAL IMPLOSIVE
ユニコード(小)U+0284
文字参照(小)ʄ
仮名転写ヂュ[ʄ]
IPA点字236+35+245《⠦⠔⠚》
ASCII翻字X-SAMPA《J\_<》, キルシェン《J`》, ワールドベット《J<》

由来

・旧IPAの字母であるラテン小文字《f》を180度回転させた《ターンドF》の上部を入破音を示すフック記号に変化させたもの。

解説

IPAでは1989年に有声硬口蓋破裂音の字母として子音表に採用された。
シンディー語のDYEH《ﭲ》の発音を示す。
トーゴのゲン/ミナ語 Gen/Mina language のアルファベット表に含まれているが、大文字の形状は不明。

使用言語・文字

言語

・ゲン/ミナ[ʄ]

特殊文字

・IPA、音声記号(ビーチ式)[ǂ]

異体字

・フォント(主にサンセリフ系)によっては線が2つになっている場合がある。
・ESHの中央部に横線を引いたESH WITH BAR。2005年式IPAの正式字母の例示字形。
・異体字の一つであるESH WITH DOUBLE BARは、1938年のビーチ式音声記号でアフリカ言語学の硬口蓋歯茎吸着音?《ǂ》を当時のIPAの異字形のラテン化原則に適応するよう、縦線或いは斜線をESHに変化させたものとなっている。

備考

・ユニコードでは、形状がESH《ʄ》の基線より下の部分に横線があるため、ESHの次に置かれている。
・1989〜93年までのIPAでは、無声入破音のフック付きC《ƈ》が対となる字母となっていた。

関連項目

親字

フック付き字母

参考HP

ラテン文字

【LATIN SMALL LETTER DOTLESS J WITH STROKE AND HOOK - fileformat.info】
http://www.fileformat.info/info/unicode/char/0284/...
【LATIN SMALL LETTER DOTLESS J WITH STROKE AND HOOK- decodeunicode.org】
http://www.decodeunicode.org/en/u+0284/properties
【Voiced palatal implosive - Wikipedia】
http://en.wikipedia.org/wiki/Voiced_palatal_implos...
・【硬口蓋入破音 - Wikipedia
【Langue : gɛn-mina】
http://sumale.vjf.cnrs.fr/phono/AfficheTableauOrth...