世界の特殊文字ウィキ - ラテン文字【K】連字
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ここではラテン文字《K》が主体の連字を取り上げます。
子音字→半母音字→母音字、の順に並んでいます。

国際共通の基本的組み合わせ

国際的に[k]音が主流であるが、中国語などでは有気音[kʰ]を示す。

K+母音字

連字発音
KA Ka kaカ[ka, kɑ]
KE Ke keケ[ke, kɛ]
KI Ki kiキ[ki, kɪ]
KO Ko koコ[ko, kɔ]
KU Ku kuク[ku, kʊ]

K+半母音字

連字発音
KW Kw kwクヮ[kw, kʷ]
KY Ky kyキャ[kj, kʲ]

K+子音字

連字発音
KF Kf kfクフ[kf]
KK Kk kkック[kk, kː]
KL Kl klクル[kl]
KM Km kmクム[km]
KN Kn knクン[kl]
KP Kp kpクプ[kp]
KR Kr krクル[kr]
KS Ks ksクス[ks]
KT Kt ktクト[kt]
KV Kv kvクヴ[kv]

特殊な組み合わせ

連字発音説明
KH Kk khカハ[kʰ]インド系翻字
KJ Kj kkキャ[kj, kʲ]スラヴ系
KY Ky kyキュ[ky, kʏ]スカンジナビア諸語


K+子音字

英語やロマンス諸語などラテン借用語でラテン語にほぼ忠実な表記を使用する言語や、ケルト諸語などの《K》がアルファベット表に含まれない言語では、二重子音を構成する[k]音表記としては《C》が最優先される。

KK Kk kk

基本的に重子音を表すパターンが多い。
重子音〈ック〉
英語やドイツ語の〈CK〉に該当する表記として採用しているゲルマン諸語が多い。IPA表記は[kk]又は[kː]。
  • アフリカーンス、オランダ、デンマーク、日本、ノルウェー、フィンランド

その他

ハングル翻字では濃音の表記を表す。
  • ハングル翻字[kʼ]

KB Kb kb

有声化
スラヴ諸語では[ɡb]となる。

KD Kd kd

有声化
スラヴ諸語では[ɡd]となる。

KH Kh kh

有気音
ラテン語やインド系諸言語及びインド系文字使用言語の転写・翻字では[kʰ]を示す。
  • ラテン
摩擦音
セム語学では[x]及び[χ]といった摩擦音表記に使用される。
  • アラビア翻字、ヘブライ翻字
入破音
カフカズ諸語の一部のラテン文字旧正書法では[kʼ]に使用していたが、チェチェン語では1992年のラテン文字新正書法に取り入れられた。キリル文字正書法《КӀ》に対応。
  • †イングーシ[kʼ]、チェチェン【カー KHA】[kʼ]

KJ Kj kj

特殊な発音
  • スウェーデン[ç]、ノルウェー、フェロー[ʧ]

KL Kl kl

〈工事中〉

KN Kn kn

[k]音サイレント化
  • 英語[n]

KP Kp kp

IPAでは原則的にタイ付きで表現されるが、一部のユニコードフォントで表現が難しいため、省略されることがある。

KR Kr kr

特殊な発音
  • カチン[kʒ]

KS Ks ks

《X》が正書法に含まれない言語で、[ks]音をこの表記で表す。

KV Kv kv

《Q》が正書法に含まれない言語では、〈QU〉又は〈QV〉の代わりにこの表記を使用する。

KX Kx kx

〈工事中〉

K+半母音字

KW Kw kw

東アジアやアフリカの諸言語ではアルファベット表で字母として認められているケースがある。

KY Ky ky

東アジアやアフリカの諸言語ではアルファベット表で字母として認められているケースがある。

K+母音字

KA Ka ka

[k]音の使い分け
初期ラテン語やそのルーツのエトルリア語では、《A》の前の[k]音として使用されていた。

KE Ke ke

[k]音の使い分け
英語やベトナム語では《E》の前の[k]音を表すために置かれる。

KI Ki ki

[k]音の使い分け
英語やベトナム語では《I》の前の[k]音を表すために置かれる。

KO Ko ko

〈工事中〉

KU Ku ku

中国語などで[kʰʷ]に近い音を示す。