銭湯wiki - たから湯
埼玉県秩父市の銭湯、たから湯です。

秩父鉄道線の秩父駅を出て駅前の通りを進み、最初の信号「秩父駅前」(武蔵野銀行の角)を左折して2本目の路地を右に入るとすぐ次の角に「たから湯」があります。
コンクリート製のファッサードに木造の古い建物で屋号は旧字体で右から「湯らかた」と書かれています。
カラフルなテント庇があり男女入り口は別々の造り、暖簾はありませんでした。
駅から近いですが古くて静かな住宅街にある創業昭和11年(1936年)のレトロ銭湯です。



同湯の入口上部の古い書体の屋号



入口を入ると土間の下足スペースがあり、男女ともセットバックされた番台にのみ仕切られた構造になってて、番台のところから男女境壁になります。
下足スペースと脱衣場は特に仕切りが無く入口右手の下足箱が設置されていますが誰も使っていません。
番台のご主人に料金を支払う。
埼玉県入浴料金は410円ですが同湯はそれより安い380円でした。

脱衣場はロッカーもありますが、皆さん籐カゴを使っています。
天井は地方銭湯につきあまり高くなく、フロアにはマッサージ機、体重計などがあります。

さて浴室。
天井は木の組み合わせで四角円錐形になって頂点に湯気抜きのある構造の「唐傘天井」と呼ばれるものになっています。
奥壁には「伊豆」の富士山を見た構図のペンキ絵があります。
ていねいに描かれたこの絵にはエバラ尚栄堂・平成14年6月と記載がありました。
その下には深浅2槽の浴槽があります。
湯温は40℃くらい、少し金気のある感じの湯です。

カランは男女境壁側と鏡も無いプレーンなタイプの島カラン1基、外壁側にはカランは無く桶が積まれています。
男女境壁側カランは3基、なぜかシャワーが4基付いています。
島カラン゜を使おうと思ったら湯がでない、寒いし使っていないので湯が循環していない感じです。
こりゃ〜なかなか湯が出ないな、と思っていたら壁側のカランに空きができたので移動、相客は皆さんカランを使い終わるとあけてくれるようです。

男女境壁はなんとカランのシャワー上からすりガラスのはまった壁になっています。
もちろん女湯側は見えませんが、あまり無い構造にちょっと驚きました(御殿場の玉の湯もガラスブロックの壁でした)。
壁の脱衣場寄りには昔のプールや海の家にあったようなレトロな立シャワーが1基設置されています。

1936年(昭和11年)創業のなかなかのレトロ銭湯、構造も独特なものがありました。


▼夜のたから湯




住所・埼玉県秩父市道生町6-17 営業は平日が14:00〜20:30、日曜日が14:00〜21:00

お休みは月曜日
ライブドア地図たから湯

鉄道の最寄り駅・秩父鉄道線の秩父駅です。


*銭湯の情報については掲載時と変わっている可能性もありますので、ご利用の際はご自身にて確かめる事をお勧めします。
また、銭湯は近所の人の生活の場です。決して近所の人に迷惑をかけないようにしましょう。

最寄駅(リンク)の情報は同じlivedoor wikiの駅wikiからお借りしました。