東京都中野区の銭湯、クラブ湯

同湯は地下鉄丸の内線の中野坂上駅をの1番出口に出ると青梅街道と山手通りの交差点にある高層ビル「サンブライトツイン」の裏手、青梅街道を少し西側に行くとすぐにコンビニがあり、その手前路地を入ると左手にあります。
駅から徒歩2分と近い駅前銭湯です。



入口はコンクリート製のファッサードになっていてよく見ると取れかかっていますが屋号の浮き文字が入っています。
クラブ浴場と書かれている？
同湯の屋号は東京都公衆浴場の紹介ページでは「クラブ湯」、同湯の銭湯巡礼帳に貰ったスタンプも「クラブ湯」となっていました。
暖簾をくぐると正面に傘ロッカー、右手が男湯側の下足箱です。
靴をしまい中の引き戸を開けると下足スペース側に張り出すように凹んだ形に番台があります。
なんだかフロントともいえる感じの造りです。
脱衣場は天井の高い昔ながらの銭湯スタイルで折り上げ付きの格子天井、天井板は貼り替えられていて新建材のものになっていました。
ロッカーは外壁側と島ロッカー、その他に荷物置きのテーブル、木のベンチ、古い貫目／キロの併用表示の体重計、ドリンクの冷蔵ケースが置かれています。
それとベンチの下にひっそりと脱衣カゴが２個だけ置かれていました。

さて浴室。
半自動で開けたら勝手に閉まる引き戸を開けて中に入ります。
高い天井は二段式の伝統的東京銭湯、奥壁には海越しの富士山のペンキ絵があり早川師のサインと平成18年7月1日「西伊豆」とあります。
女湯側のペンキ絵の一部が見えて山間の渓谷の絵のようです。
その下の浴槽は半ひょうたん形というか変形したレイアウトでスペースの確保に工夫がされています。
男女境壁側が絞られていて深い浴槽、バイブラになっていて熱い湯と書かれています。
右手三分の二は広くなった浅い浴槽で座ジェットにスイッチを押すと稼働するスーパージェット、奥壁角には備長炭と書かれた格子の中に赤いライトが灯った湯口があります。
この浴槽の手前側を仕切るようにぬるい湯と表示されたバイブラ浴槽が組み込まれています。
スーパージェットの位置は狭いですが、よく見ると前のぬる湯浴槽にくぼみが作られていて足が入るように工夫がされています。
カランは両壁側と島カラン１基、男女境壁側から7.5.5.4の配列で全てにシャワー付き、外壁側脱衣場寄りに2基の立ちシャワースペースがあります。

近年に中普請したらしい浴室はとても清潔に保たれていて、島カランの鏡横や浴槽縁に手すりも設置されたお年寄りにも優しい造りになっています。

開店直後の時間帯に入りましたがはじめの30分くらいは貸し切り状態でした。
まだ明るい時間帯にて外光が差し込んだ浴室は気持ちいい。
同湯は地元現役系の銭湯ですが、東京都公衆浴場の紹介ページにも「清潔をモットーにしています」と書かれているとおりよく手入れされたキレイで使いやすい良い銭湯でした。



▼高層ビルの合間に見える抜けるような青空に同湯ま煙突が光っていました。




住所・東京都中野区本町2-47-5　営業は15:00〜24:30

お休みは土曜日

ライブドア地図

クラブ湯

＊銭湯の情報については掲載時と変わっている可能性もありますので、ご利用の際はご自身にて確かめる事をお勧めします。
また、銭湯は近所の人の生活の場です。けして近所の人に迷惑をかけないようにしましょう。

平成20年1月17日取材撮影