銭湯wiki - 金春湯(神奈川県平塚市)
神奈川県平塚市の銭湯「金春湯」です。

平成20年11月末で残念ながら廃業されました。

平塚駅を北口に出てまっすぐ北上し、平塚八幡の森を左に見ながら進みます。
さくら通りと呼ばれるこの道を平塚市役所、平塚警察署などを過ぎ、さらに先の八幡郵便局の先の信号交差点「大野幼稚園西側」を左折して2ブロックほど行くと左手前角に金春湯があります。
建物は典型的銭湯増産期型の木造モルタル製銭湯建築です。



暖簾をくぐり左側男湯へ。
アルミサッシの引き戸を開けると番台の女将に料金を支払います。
脱衣場は高い格子天井に漆喰の折り上げの関東型伝統銭湯です。
入口側横にはちゃんと庭のスペースもありました。
広いフロアに大き目の島ロッカーがナナメに設置されています。
壁にはレトロな扇風機が健在ですが、スイッチはテープで止められていて、となりに新しい扇風機が並んで設置されているのでこちらが現役なのでしょう。
古いものも残しているのが良いですね。
体重計も古そうな小型の物で、金文字で「金春湯」の屋号が入れられています。

さて浴室。
浴室は2段型天井の関東型銭湯。
奥壁にはペンキ絵の富士山、おそらく本栖湖や精進湖あたりのものでしょうか、あちこちかなり剥げかかっていて満身創痍といった感じです。
その下には3件の看板とともに今は無き銭湯広告の新世美術の看板も掛かっていました。
その下には洋風の湖、帆船に城といったお馴染みのタイルモザイク絵があります。
モザイクタイル絵の照明なのか、ブルーの蛍光灯が1本設置されています。
男女境壁にもらんちゅうの様な和金が何匹も泳ぐ構図のタイル絵がありました。

浴槽は奥壁側に3槽、外壁側から薬湯、浅浴槽(座ジェット)、深浴槽(バイブラ)と並んでいて、湯温は44〜46℃位、薬湯などは結構熱湯です。
真ん中の座ジェットがいちばん広く、薬湯は1人が入ったらいっぱいになる大きさでした。
カランは両壁側と島カラン1基で、外壁側から6.5.5.7の配列、シャワーは両壁側のみに付いています。

上がりはコーヒー牛乳90円也。
最近瓶の牛乳類も100〜120円あたりの価格帯が多いけど、同湯は少し安めの設定でうれしいです。




住所・神奈川県平塚市西八幡2-6-11 営業は15:30〜23:00

お休みは第2第4火曜日です。
湘南ひらつか銭湯マップ金春湯
ライブドア地図金春湯


*銭湯の情報については掲載時と変わっている可能性もありますので、ご利用の際はご自身にて確かめる事をお勧めします。また、銭湯は近所の人の生活の場です。決して近所の人に迷惑をかけないようにしましょう。

撮影 平成18年10月19日
取材 平成19年6月8日