銭湯wiki - 高輪浴場

 東京都港区の銭湯、高輪浴場です。

同湯までのアクセスは都営浅草線の高輪台駅の1番出口から徒歩7分位。
古い建築物の高輪消防署二本榎出張所の1本裏手の路地を入った所に位置します。



同湯は黒瓦屋根の脱衣場棟、油井型の煙突の昔ながらの銭湯です。
裏路地に面した入口は完全に別れている訳ではありませんが男女別になっていて四角い張り出した下足スペースになっています。
暖簾は掛かっていません。
右手が男湯入口になっています。
引き戸を開けて中に入ります。

番台のご主人に料金を支払い銭湯巡礼スタンプ帳に判をもらいます。
番台は雲流形の飾りの付いた昔ながら造り。
脱衣場は高い格天井。
ロッカーはフロア中央に島ロッカー1基と外壁側に造り付けになっています。
入口側には坪庭とまではいかない小さな外スペースがあります。

さて浴室。
脱衣場からの引き戸は左右に分かれていて、右手に入口、左手に出口と書かれています。
混雑していた頃の名残でしょうか?
表示に従って右手から入ります。
天井は高い二段式の伝統的な関東型。
奥壁にはペンキ絵は無く、ペンキで塗り潰されています。
浴槽は奥壁下の深浅2槽。
カランは両壁側と島カラン1基。
男女境壁側から6.5.5.5の配列で男女境壁側のみシャワー付き。
その他に外壁側に古い蛇口式の立ちシャワーブースが1基あります。
浴室廻りのタイルはそんなに古い物ではありませんが、カラン列の台の上部分には特徴的な古い紺色の楕円形タイルが貼られています。

浴室はペンキが古くなってだいぶ剥がれてきていますが妙に落ち着いて入る事が出来ました。

ところで同湯はなかなか注意書きの多い銭湯でした。
浴室タイルにマジックで直に「長髪の方の髪切りはご遠慮下さい」などなど。

特に秀逸だったのは、島ロッカー前にあるソファ前に貼られた「酔っ払って来るな。だらだらしていると眠くなるから早く帰りましょう」でした(笑)



住所・東京都港区高輪2-6-2 営業は16:00〜22:30

お休みは月曜日

ライブドア地図高輪浴場



*銭湯の情報については掲載時と変わっている可能性もありますので、ご利用の際はご自身にて確かめる事をお勧めします。
また、銭湯は近所の人の生活の場です。けして近所の人に迷惑をかけないようにしましょう。

平成21年6月3日取材撮影